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【デッキ解説】屁のツッパリはいらんですよ。【ダイナレスラー】デッキについて【遊戯王】

どうも、家庭版マキオンが楽しみ過ぎて夜しか眠れない2号機です。

皆さんもマキオン、やりましょう!(ちなみに私は友人とバエル×エピオンで固定潜る予定です)

やはり格闘機を…最高やな!

茶番はこのくらいにして、今回のお話は私の所持するデッキの中でも好きなデッキトップ5に名を連ねるテーマの紹介です。

タイトルにもある通り、今回紹介するのは【ダイナレスラー】。(冒頭の茶番とは格闘繋がりですね)

アニメ遊戯王VRAINSにて二期からGo鬼塚が使用していた恐竜族テーマですね。

あの頃の鬼塚は遊作に勝ちたい、再びLINK VRAINSのヒーローに返り咲きたいという一心で試行錯誤し、果ては劇中登場するAIである「アース」を手にかけてしまい、完全にヒーローとは縁遠い存在となってしまいました。まぁ…

その後復活した鬼塚が本当にかっこいいんですけどね!!!

ちなみにその時また剛鬼を使っていたのでこのダイナレスラーと言うデッキが何処へ行ってしまったのか劇中でも語られていません。

それぞれのモチーフは「恐竜の名前」+「格闘技の名前」で、アニメに登場した時もその格闘技の特有の動きで攻撃する様子が描かれていました。

私結構多趣味で、映画とか好きなんですよ。(唐突な自分語り)

中でもキッズ時代に見た「ジュラシックパーク」シリーズが大好きで、成長してからBlu-ray Boxで全作集め、新作が公開されるときは字幕版と吹き替え版で必ず2回観に行きます。

その位「ジュラシックパーク」と言う映画が好きなんですね。

……勘の良い読者の方は気付いたかと思いますが、今回紹介するダイナレスラーとジュラシックパーク、

そう! どっちも恐竜なんですよ!!!!!(意味不明)

なんで気合入れて紹介していきますよぉ(ねっとり)

まずはデッキレシピから。

うん?

「おい2号機、誘発はどうした?」だって?

ハイ。入れてません。なので今回はこの記事を読んでダイナレスラーに興味を持ってもらって、デッキ作りたいよ!って方が居たらコレを元に自作してみてね!!って感じのサンプルとしてデッキ作成しました。

別に誘発の枠考えるのがめんどくさかったとかそんなんじゃないよ!断じて!!

あとエクストラとか後半適当だろとか言わないで

さて、ではダイナレスラーの事はパンクラしか知りませんって人が大半だと思うので各モンスターの解説から。

ダイナレスラー・イグアノドラッカ

効果モンスター
星6/地属性/恐竜族/攻2000/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札からこのカード以外の恐竜族モンスター1体を捨てて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドの恐竜族モンスター1体をリリースし、
そのモンスターとは元々のカード名が異なる
自分の墓地の「ダイナレスラー」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

名前のモチーフはロシアの格闘技「ドラッカ」+白亜紀前期に生息していた草食恐竜の「イグアノドン」から。

イグアノドンは親指にあたる部位にナイフの様な大きな爪が生えていてこれを使ってオス同士のケンカや肉食恐竜と戦っていたとされています。

正直真っ先に解説するのもどうかと思ったんですが、やはりコイツがダイナレスラーに起こした革命なくして語れないのでまずはこの子から。

①の効果でハンドを切って自己湧きします。

「手札コストが必要」と書くとそうでもなく見えますが、「手札の不要札をイグアノドラッカに変換できる」と書いたら強そうに見えません?

【ダイナレスラー】はこれまで、召喚権を切らずに展開するのが非常に苦手で、切札になる【キング・T・レッスル】や【ギガスピノ・サバット】に繫げられなくて勝負にならない!と言う事案が大半でした。

ですが、自己湧き効果を持った【ダイナレスラー】名称持ちが増えたおかげで以前より断然アクセスしやすくなりました。

②の効果で、自身以外の恐竜族を墓地のダイナレスラーに変換出来ます。

リリースじゃなくて破壊だったら100点満点の出来だったんですがね…流石に壊れカードになっちゃうのでしょうがない。

このおかげで、

・自身ss効果を持つ【ダイナレスラー】を特殊召喚(バーリオニクスかコエロフィシラットになるでしょう)

・イグアノドラッカを自身の効果で特殊召喚

・通常召喚で恐竜族モンスター

・手札コストで【ダイナレスラー】を切っていれば、イグアノドラッカ②の効果で通常召喚した恐竜族をリリースし、墓地の【ダイナレスラー】に変換

するとどうでしょう。

もう【キング・T・レッスル】が出るんです。

強くないっすか???

そしてレベルは6。

コエロフィシラットと合わせるとレベル8。つまり…

【サバット】が出るんですねぇ!

レベルも効果もダイナレスラーに足りなかった全てを持ってる。

そんな男がこのイグアノドラッカなんです。

 

ダイナレスラー・パンクラトプス

効果モンスター
星7/地属性/恐竜族/攻2600/守 0
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分フィールドの「ダイナレスラー」モンスター1体をリリースし、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。

名前の由来は古代ギリシャの格闘技「パンクラチオン」と白亜紀後期に生息した草食恐竜「トリケラトプス」から。

「最強の格闘技」議論に必ず名前が挙がる「パンクラチオン」とは、打撃と組み技が合わさった格闘技で、相手のギブアップでだけ勝敗が決まったそうです。

つまり相手がギブしなければ殺すまで戦っていた訳なんですね。

また、トリケラトプスは「角竜」とも言われ、エリマキに3本の角が生え、それをぶつけ合って縄張り争いや敵と戦っていた化石が多数発見されています。また、映画「ジュラシックパーク」ではサム・ニール演じる主人公のアラン・グラント博士が「僕の一番好きな恐竜だ」と笑顔で語っていました。

このカードについては最早言うまでもないですね。強いです。間違いなく【ダイナレスラー】最強のモンスターです。

地上最強の格闘技故、彼は準制限になってしまいました。完全にとばっちりです。

このデッキならではの使い方として、自身以外を射出することが出来るようになるので、わざわざ自分自身を射出する必要がなくなります。

すると2600打点と1枚破壊のモンスターが盤面に残り続けるので相手取ると相当厄介でしょう。

 

ダイナレスラー・システゴ

効果モンスター
星4/地属性/恐竜族/攻1900/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ダイナレスラー」モンスター1体または「ワールド・ダイナ・レスリング」1枚を手札に加える。
(2):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに、
相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、
「ダイナレスラー・システゴ」以外の自分の墓地の「ダイナレスラー」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

名前の由来はロシアの軍隊格闘術「システマ」+ジュラ紀後期に生息していた草食恐竜の「ステゴサウルス」。

「システマ」はあまりメジャーではありませんが、日本では3D格闘ゲーム「DEAD OR ALIVE」シリーズに登場する「マリー・ローズ」が使用する武術で有名ですね。

私もマリーは使ってました。ダメージの伸びは悪いけどコンボが決まると相手をハメ倒す事が出来て楽しかったですね。

一方のステゴサウルスは、「剣竜」とも言われる四足歩行の恐竜で、体温調節の為背中にずらりと並んだ背ビレが特徴的で、「ジュラシックパーク」シリーズ2作目の「ロスト・ワールド ジュラシックパーク」に登場しました。戦闘を行う際には尾に生えたスパイクを勢いよく振るっていたと考えられています。

実際映画でも、登場人物達に尻尾を振るって子供を守ろうとするシーンがありました。

カードとしての解説ですが、このカードは特殊召喚にしか対応していない効果ですが、【ダイナレスラー】or【ワールド・ダイナ・レスリング】をサーチすると言う便利な効果を持っています。

そこでこのカードと噛み合わせが良いカードがコレ。

このカード。

着地時に手札からレベル4以下を特殊召喚出来る効果を持っていて、アニメ「遊戯王ARC-V」のキングことジャック・アトラスが使用していました。

やっぱさ、リゾネーターって可愛いよね…。ホント好き…

その内リゾネーターデッキこと【ジャックデッキ】についても記事に起こそうと思います。

チューナーも持っているのでレゾネーター効果でシステゴss→2体で【ハリファイバー】とか、レベル6シンクロなんて動きをすると②の効果に繋げやすくて良いですね。

ダイナレスラーはあまり横に広げるのが得意ではないので、②の効果で使い終わった【パンクラトプス】を再利用、なんて使い方も出来るので頭の片隅にでも置いておくと良いかもですね。

 

ダイナレスラー・バーリオニクス

効果モンスター
星3/地属性/恐竜族/攻1600/守 0
(1):相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分フィールドにリンク3以上の「ダイナレスラー」モンスターが存在する限り、
自分フィールドの表側表示モンスターはリンク3以下の相手モンスターが発動した効果を受けない。

 

名前の由来は白亜紀前期に生息していたとされる肉食恐竜「バリオニクス」+ポルトガル語で「何でもあり」を意味し、昨今大晦日に行われている総合格闘技の原型とも言われる「バーリトゥード」から。

バリオニクスは水辺に生息していたとされ、魚を主食にしていました。映画「ジュラシックパークⅢ」ではグラント博士と助手のビリーの会話にのみ登場しましたが、原作小説では初代から登場していました。

その為面長で、頭骨には細長い牙が並んでいます。

イグアノドラッカの項で語った通り、自己湧き出来るだけでダイナレスラー界では優秀です。

②の効果ですが、現状【キング・T・レッスル】しか対応モンスターが存在しないので、正直ほぼ使ったことはないです。

 

ダイナレスラー・コエロフィシラット

チューナー・効果モンスター
星2/地属性/恐竜族/攻 100/守 800
このカード名の(1)の方法による特殊召喚はデュエル中に1度しかできない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚したこのカードをリンク召喚の素材とする場合、
「ダイナレスラー」モンスターのリンク召喚にしか使用できない。

名前の由来は三畳紀にアメリカ大陸に生息していた小型肉食恐竜の「コエロフィシス」+東南アジア発祥の格闘技「シラット」から。

【ハリファイバー】登場後にカード化された事で自己湧きがまさかのデュエル1効果になり、【ダイナレスラー】以外のリンク素材に出来ないデメリットを孕んだものの、

自己湧きは通してしまえばリンクにもシンクロにも出来るのであまり気にしなくて大丈夫なイメージ。

【ラアムブラキオ】を採用していないのでアニメの様に2+6のシンクロが出来ませんが、そこは漢・【イグアノドラッカ】がいるのでやはり気にしないで大丈夫。

総じてデメリットは多いものの、初動のすっとろい【ダイナレスラー】において召喚権を切らずに動けるようになるのはさいつよなので採用の余地アリって感じです。

やはりイグアノドラッカはダイナレスラーにて最強…

 

ダイナレスラー・マーシャルアンガ

効果モンスター
星5/地属性/恐竜族/攻1600/守 0
(1):自分の「ダイナレスラー」モンスターが、
その攻撃力以上の攻撃力を持つモンスターと戦闘を行うダメージ計算時、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
その自分のモンスターはその戦闘では破壊されず、
そのダメージステップ終了後にバトルフェイズを終了する。
(2):このカードがこのカードの効果を発動するために墓地へ送られたターンのエンドフェイズに、
相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。

 

名前の由来は白亜紀前期のブラジルに生息していたとされる肉食恐竜「アンガトラマ」+日本語の「武芸」を英語にした「マーシャルアーツ」から。

アンガトラマはスピノサウルスの近縁種と考えられており、スピノサウルス同様ワニの様な面長な顔、魚を捕るに適した爪、帆こそないものの背中に帆の様な盛り上がりがある等、類似点が多く見られるそうです。「マーシャルアーツ」はTRPGをやったことがある人ならかなり馴染み深い単語だと思いますが、米国のプロ空手家が自身を「マーシャルアーティスト」と言った事があり、それが語源かと思えば「米国軍隊格闘術=マーシャルアーツ」と表現した漫画家がいたりでかなりややこしい事になってるみたいです。

まぁ、「ストリートファイター」シリーズのガイルが使う武術って覚えとけばいいと思います。ソニックブーム!

カードとしての解説ですが、ダイナレスラーには他にも「マーシャル」と名の付くモンスターが複数存在します。

その共通点として、「ダイナレスラーが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に自身を手札から墓地へ送って発動できる効果」を持ってるんですね。

つまり、雑な話マーシャルアーツを使う恐竜はみんな手札誘発って事になります。

マーシャルアンガの場合、ハンドから投げると戦闘破壊を無効にし、バトルフェイズを終わらせる効果、そしてハンドから投げる効果を使ったターンのエンドフェイズに自身の場が相手の場よりも少なければ墓地から湧いてくる効果の3つを持っています。

テーマ内の防御札と言えば聞こえは良いですが、如何せん誘発なので折角ダイナレスラー名称を持っていても初手で握ると腐る弱点があります。

なので採用枚数は控えめって感じです。

 

 

ダイナレスラー・マーシャルアンキロ

効果モンスター
星2/地属性/恐竜族/攻1000/守 0
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカード以外の自分の「ダイナレスラー」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時、
手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
その自分のモンスターはその戦闘では破壊されず、
その相手モンスターの攻撃力はダメージステップ終了時に半分になる。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

 

名前の由来は白亜紀に生息した草食恐竜の「アンキロサウルス」+「マーシャルアーツ」。

鎧竜とも呼ばれるアンキロサウルスは、映画「ジュラシックワールド」で劇中登場する肉食恐竜(詳細はネタバレに触れるので伏せておきます)と戦闘を行うシーンがあります。

肉食恐竜の爪や牙を通さない堅い装甲の様な鱗で覆われた背中を盾に、ハンマーの様なコブの付いた尾を矛にして戦う温厚な草食恐竜です。

カードとしては、戦闘破壊から味方を守り、ダメージステップ終了時に相手の攻撃力を半分にする効果とフィールドから墓地へ送られたターンのエンドフェイズに帰ってくる効果を持っています。

この効果を使うと除外されてしまう・蘇生タイミングが遅い と言う弱点はあるものの、パンクラの弾にしたり壁になったりと中々仕事があるのでまぁ、居ても邪魔にはならないのかな、と言う所感です。

 

一応メインのモンスターの解説はこんなところで、続いてEXデッキのモンスターについてです。

ダイナレスラーと言うデッキは基本的に融合・シンクロ・リンクに繋げて勝つデッキなのですが、デッキエンジンが剛鬼程強くないので中々繋がりにくいのが弱点ですが、剛鬼以上に効果が強力なモンスターが多いのが特徴です。

総じてピーキーって感じですかね。そんな訳でEXの解説です。

 

ダイナレスラー・テラ・パルクリオ

リンク・効果モンスター
リンク2/地属性/恐竜族/攻1000
【リンクマーカー:上/左】
「ダイナレスラー」モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が「ワールド・ダイナ・レスリング」を発動した場合、
自分の墓地の「ダイナレスラー」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
(2):このカードがリンク素材として墓地へ送られた場合、
自分の墓地の「ダイナレスラー」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして守備表示で特殊召喚する。
このターン、自分は「ダイナレスラー」モンスターしか特殊召喚できない。

 

名前の由来はフランスの軍事訓練から生まれたスポーツ「パルクール」+南極で発見されたジュラ紀前期の肉食恐竜「クリオロフォサウルス」から

お気づきかと思いますがこの人、名前の由来が格闘技じゃないんです。(もう一人だけ格闘技関係ない人がいます。)

パルクールとは、住宅地の様な起伏の多い場所・障害物のある場所を己の身体能力のみで走る・跳ぶ・登る「エクストリームスポーツ」とも称される競技で、素人目から見ると「しゅごい…」しか言えなくなるスポーツです(動画だけちょろっと見た事ありますが、めちゃめちゃすごいですよ)。

一方のクリオロフォサウルスは、薄い扇状のトサカが特徴的で、名前も「氷の(中の)トサカを持つ爬虫類」と言う意味を持っています。

発見された化石がまだ少なく、判明している事が少ない謎多き恐竜ですが、推測では6~7mくらいの中型恐竜なんじゃないかって推測が飛び交ってるらしいです。

カード的な解説をすると、ダイナレスラーのフィールド魔法である【ワールド・ダイナ・レスリング】に関連を持つ①の効果とリンク素材となった時に墓地のダイナレスラーを効果を無効にし、守備表示で特殊召喚する②の効果の二つがあります。

①の効果は自身が場にいる状態で【ワールド・ダイナ・レスリング】を発動すると起動する効果で、墓地のダイナレスラーを手札に戻す効果を持っています。

上でも解説した通り、ダイナレスラーは横に広げる力が弱いので、この効果で誘発効果を持つ【マーシャル】系ダイナレスラーや【パンクラトプス】、【イグアノドラッカ】を回収すると後続に繋げやすかったり守りが固くなるのでオススメ。ただし、【ワールド・ダイナ・レスリング】が無いとただのリンク2なので使い道が限定的過ぎるのがネック。

基本的には後述の【キング・T・レッスル】に繋げ、更に【キメラ・T・レッスル】に繋げる布石としてアニメの様に使うのがベスト。

 

ダイナレスラー・キング・T・レッスル

リンク・効果モンスター
リンク3/地属性/恐竜族/攻3000
【リンクマーカー:左下/下/右下】
「ダイナレスラー」モンスター2体以上
(1):このカードが戦闘を行う場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。
(3):相手バトルフェイズ開始時に、
相手フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
このバトルフェイズ中、相手はそのモンスターで攻撃宣言しなければ、
他のモンスターで攻撃宣言できない。
攻撃宣言しなかった場合、対象のモンスターはそのバトルフェイズ終了時に破壊される。

 

名前の由来は恐らくこの世で最も有名な肉食恐竜である「ティラノサウルス」+「レスリング」の語源である「組み合う」と言う意味の「レッスル」から。

ティラノサウルス・レックスとは「トカゲの王」、「暴君トカゲ」の意味を持ち、映画「ジュラシックパーク」シリーズでは(Ⅲを除いて)一貫して看板を務め、圧倒的存在感と絶対強者としての貫禄を放つ大人から子供まで多くのファンを持つ恐竜ですね。

また、映画の普及に連れて相性である「Tレックス」と言う愛称も広く認知されました。

ちなみに劇中に登場したティラノサウルスには名前があり、初代・ワールド・炎の王国に登場したティラノサウルスは「レクシィ」と言う名前の付いたメスで、

ロストワールド・Ⅲに登場したティラノサウルスとは別個体です。

一応劇中では初代~炎の王国まででかなりの時が流れており、人間に換算するとレクシィは60代のおばあちゃん位、と言う事らしいです。

恐竜はかなり短命で、20代を過ぎると死んでしまうそうですが、20代になっても色々な恐竜と取っ組み合いするレクシィはかなり元気です。

作品は違いますが、「ZOIDS」シリーズでは度々主人公の前に立ちはだかる強敵として登場し、

ゴジュラスに始まりジェノザウラーやデスザウラー、ジェノブレイカーや凱龍輝にバーサークフューラーやバイオティラノ、「ゾイドワイルド」ではデスレックスとして何度も登場しています。

ちなみに私はプラモオリジナルですが、ゴジュラス・ジ・オーガがすごく好きです。

でもジェノザウラー系列の首と尻尾を一直線に伸ばして放つ荷電粒子砲の演出が凄く大好きなので捨てがたい! うーん、迷うぜ!って感じです。

一方のレスリングはヨーロッパ発祥の格闘技で、素手による組み・投げ・固めで相手を倒す事に主眼を置いた競技で、日本人では吉田沙保里選手や浜口京子選手なんかが有名ですよね。

カードの解説をすると、①はダメージステップ終了時までモンスター効果・魔法・罠の発動を封じる所謂、【古代の機械】効果。

②で自身以外のモンスターを攻撃対象に出来なくするロック効果。

そして③で指定したモンスターで殴らないと戦闘を出来なくして、攻撃しなかった対象モンスターを破壊する2つのロック効果を持っています。

②の効果があるので③の効果では積極的に自身より弱いモンスターをしていきたいところ。

しかしてこのモンスター。攻撃制限に特化した効果で固まっていますが、このカードの真骨頂は【ワールド・ダイナ・レスリング】が貼られている時。

詳しくは後述しますが、この2つで戦闘面に関してかなり強固なロックを築くことが出来るので、目指す盤面としては筆頭候補となります。

 

ダイナレスラー・ギガ・スピノサバット

シンクロ・効果モンスター
星8/地属性/恐竜族/攻3000/守 0
恐竜族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが戦闘を行う場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。
(3):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
(4):このカードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに自分フィールドのカード1枚を破壊できる。

 

名前の由来は全長ではティラノサウルスをも超える大型肉食恐竜の「スピノサウルス」+足技中心の格闘技「サバット」から。

白亜紀前期~後期かけてに生息していたとされ、名前の意味は「トゲトカゲ」。

ワニの様な面長な顔、背中には巨大な帆、そして同時期に生息していたティラノサウルスや最強と名高い恐竜であるギガノトサウルスと同等かそれ以上の巨躯を誇る肉食恐竜で、映画「ジュラシックパークⅢ」ではティラノサウルスを差し置いて看板を務め、同作中でティラノサウルスに圧勝。グラント博士一行を幾度となく窮地に立たせた凶悪な恐竜……という恐竜だった。

と言うのも、スピノサウルスは当時、「発見されたばかり」で「ティラノサウルスよりデカい」から「そりゃティラノサウルスより強いっしょ。」という学説が有力だったと言う背景があり、実際には面長な肉食恐竜の例に漏れず、水辺に住み、魚を主食としていたと言う説が今では有力。

また、続編の「ジュラシックワールド」では決戦に向かうティラノサウルスに骨格標本を粉々にされると言うやりかえしリベンジをされてしまう。

哀れスピノサウルス=サンはしめやかに爆発四散!

時代背景によって印象がとても変わる不思議な恐竜だと思います。フォルムはめっちゃ好みなんですけどねぇ。

また、スピノサウルスもティラノサウルス程でないにしろ、ZOIDSにもちょいちょい登場していて、ダークスパイナーが有名でしょうか。

最近だと背びれがピザカッター丸鋸になっているジェノスピノが登場しましたね。

「サバット」はフランス発祥のスタンディング主体の格闘技で、「蹴り」に主眼を置いた元はフランス紳士の護身術だったんだそうですね。

キックが主体だと個人的にはテコンドーが浮かぶんですがまぁ、鉄拳やってたからでしょう。

カード的解説としては、恐竜族4体目のシンクロモンスターにして、ダイナレスラー唯一のシンクロモンスター。

そして不思議な裁定が出ているモンスターです。

と言うのも、「自分の発動した【ブラックホール】で【サバット】が破壊される場合、発動して場にまだ残っている【ブラックホール】を破壊すれば【サバット】は④の効果で生き残る事が可能」と言う裁定。

このデッキのレシピにも複数枚【ブラックホール】が採用されていたのもこの裁定があるからなんですね。

これを利用して、ブラックホールで相手の場を一掃→サバットはブラックホールを破壊して生き残る→【古代の機械】効果で相手に妨害される事無く安定して3000ダメージを入れる事が出来るんです。

実際【サバット】本人のスペックも申し分無く、ノーコストで相手モンスターを一体破壊出来、自身の攻撃には【古代の機械】効果があり、死ぬ時は身代わりに出来る3000打点。

レベルも8とかなり出しやすく、このデッキでは2+6の組み合わせが一番出しやすいですね。

と言うか【T・レッスル】よかよっぽど出しやすいのでコイツが実質的なエースモンスター…

地味に素材指定が「恐竜族チューナー」なので、【恐竜族】デッキでかなり出しやすいのもミソ。

【究極伝導恐獣】を主眼に置いた恐竜族デッキでは【ジュラック・アウロ】が採用されている事が多いので、条件自体はかなりユルユルなんですね。

実際、このカードのキル力自体はかなり高いので、不意打ち気味に出すと思わぬところで勝利が拾えるかもしれませんし、結構オススメです。

 

ダイナレスラー・キメラ・T・レッスル

融合・効果モンスター
星8/地属性/恐竜族/攻3500/守 0
「ダイナレスラー」リンクモンスター+「ダイナレスラー」モンスター
(1):このカードが戦闘を行う場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(3):相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。
(4):このカードが戦闘でモンスターを破壊した場合に発動する。
このカードの攻撃力は500アップする。
(5):このカードが効果で破壊された場合に発動する。
相手の攻撃表示モンスターを全て破壊する。

 

名前の由来は「ティラノサウルス」。はい。このデッキ二人目の格闘技関係ないモンスターです。

唯一の融合モンスターで、ほぼ専用融合となっている【タイラント・ダイナ・フュージョン】があります。

融合の恐竜族はなんと11年振りに収録されたらしいです。

最早共通効果と化した①と貫通効果の②、自身以外を攻撃対象に出来なくする③、相手を倒す度に500パンプの④、そして死んだときに相手を道連れにする⑤と

5つも効果を持っています。

出たらかなり強力なのは間違いないんですが、如何せんネックなのはその融合素材指定。

キメラ・Tレッスルを出すためにはキング・Tレッスルが必須になるので狙って出すのは難しいです。

また、同テーマ内に出すのが更に簡単なサバットがおり、恐竜族最強の究極伝導恐獣もいるのでライバルが強いのも向かい風。

出てしまえば強いもののそもそも出しにくい、と言うのはロマンあっていいよね!とフォローしたい所ですが、キング・Tレッスルがそもそも割と狙って出しやすく、十分強いので

融合するまでもないと言われてしまうと言い返せないので……と言うのが現状。

お守り程度にエクストラに一枚、専用融合の【タイラント・ダイナ・フュージョン】と一緒に挿しておいて出たらラッキー、と思っておくのが良いと思います。

 

最後に戦術の紹介です。

もう気付いているかと思いますが、このデッキは後攻向けのデッキです。

先攻でもやれないことはありませんが、共通して相手の盤面が自分の盤面よりも多い場合、という指定が多いので先に相手に展開してもらってそれを超えるパワーで押す。

まるでジャック・アトラスの様なスタイルで戦うのがダイナレスラ―です。

ですが、世間一般に後攻向けと言われている【サイバー流】の様に後手で一撃で終わらせる、みたいな圧倒的パワーは無いので後常に相手のやった事、例えば相手が「5」の力で押してきたのを「6」で押し返して余力を残してターンを回す、と言った感じで常に余力を持たせて動く必要がありあます。

それは偏に自分たちの広げる力が不足しているので、いつ劣勢になっても捲れる様に考えて動かす必要があるんです。

雑な話ではありますが、「適時パンクラを投げてサバットか究極伝導恐獣で踏む」が極論このデッキのやりたいことです。

このデッキを動かす上で最も重要なのが、

・いかに召喚権を切らずに動けるか

・いつ、何に対してパンクラを投げるか

の二点です。

あと、改良点として、真竜を混ぜると恐竜デッキとして強みがハッキリと出てきます。

最も相性が良いのがこの【リトスアジムD】君。

え? ここまでやったらもう恐竜真竜じゃねぇか、って?

こまけぇこた良いんだよ

はいその通りです。

いじると最終的にたどり着く場所は「恐竜真竜~ダイナレスラ―を添えて~」と、高級レストランのメニューの名前みたいな感じになるんだと思います。

実際真竜の聖圧力に恐竜の突破力、そして不意打ちで飛んでくるサバットって結構強力だと思うんですよね。

と、まぁ。こんな感じです。

いかがだったでしょう。

好きなデッキなだけあって結構熱く語ってしまいました。

次回当たりから気になったカード一枚をポンって紹介する感じの記事にシフトしてみようかなと思ってます。

それでは次の記事でお会いしましょう。お相手は2号機でした。

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