【デュエマ】僕たちは決して「あの頃」を忘れない…!鬼寄せ赤黒ドギラゴン剣2020!【デッキ紹介】
2016年秋に開催されたGP3rd。
革命ファイナル第2弾「世界は0だ!! ブラックアウト!!」発売後のグランプリとなった。
オプティマスループ、天門ループ、赤黒デッドゾーンなどの強力なデッキ。
赤白ジョバンニやNEXミラダンテが有名になったのもこのグランプリだった。
今思うと魔窟のような環境だね……
そんなGP3rdにて見事優勝を飾ったデッキがこれ。
「赤黒ドギラゴン剣」だ。
ドギラゴン剣の攻撃力はもちろんのこと、《スクランブル・チェンジ》+《メガ・マナロック・ドラゴン》の凶悪コンボ、当時環境に介在したデッキに刺さるメタカード《ウソと盗みのエンターテイナー》によって多角的な攻めを可能とし、《メガ・マグマ・ドラゴン》や《熱血提督 ザーク・タイザー》、《ボルシャック・ドギラゴン》による憂いのない防御も擁した、一種の「ドギラゴン剣デッキの完成形」たるデッキだ。
今考えてみれば、《蒼き団長 ドギラゴン剣》を筆頭に《絶叫の悪魔龍 イーヴィルヒート》、《メガ・マナロック・ドラゴン》、《スクランブル・チェンジ》、《単騎連射 マグナム》と殿堂入りカード勢揃いのデッキだ。
強いに決まってるよね、こんなの。
さて、時は巡り2020年。
あの頃の「赤黒ドギラゴン剣」を構成していたパーツから多くの殿堂カードが出てしまった。
中核を担っていたパーツも、最高の妨害カードも、一線級のメタカードだったものも今では通用しなくなっている。
流行り廃り、規制によって「赤黒ドギラゴン剣」が過去のデッキになった……
そんなことはない!
環境に合わせて、新カードに合わせてデッキを順応させるのもデッキ構築の醍醐味。
「赤黒ドギラゴン剣」が過去のデッキと呼ばれるにはまだ早いのだよ!
十王篇に入り「赤黒ドギラゴン剣」はさらなる進化を遂げた!
刮目せよ!
言うなれば「赤黒ドギラゴン剣2020」と言ったところか。
大きな変化と言えばやはり「鬼寄せの術」だろう。
十王篇にて新たに登場したコスト軽減呪文。
あの頃の「赤黒ドギラゴン剣」では《スクランブル・チェンジ》によってテンポ・アドバンテージを生み出し、攻め始めるのが理想だった。
しかし、今では《スクランブル・チェンジ》も、そこから射出する《メガ・マナロック・ドラゴン》も殿堂入り。
というわけで白羽の矢が立ったのが《鬼寄せの術》!
スピードアタッカー付与が無くなったものの、ドラゴン以外の軽減にも対応している。
例えば、《勝利のアパッチ・ウララー》も軽減出来たりする。
彼はどちらかと言えば《蒼き団長 ドギラゴン剣》のファイナル革命によって出すクリーチャー。
正規のコストを支払って召喚することは多くない。
しかし、コストを軽減し、4ターン目に召喚出来るとしたらどうだろうか。
彼によって呼び出せるサイキック・クリーチャーは強力なものばかり。
スピードアタッカー付きドラゴンを出すには多少制限がかかるものの、バトルゾーンの圧力はかなりのものだ。
殿堂カードである《メガ・マナロック・ドラゴン》の枠として《「影斬」の鬼 ドクガン竜》を採用した。
素でスピードアタッカーを持っているため、《鬼寄せの術》のコスト軽減で召喚してもすぐさまアタック、革命チェンジが出来る。
6コストの多色クリーチャーだから《蒼き団長 ドギラゴン剣》のファイナル革命で出すことも出来る。
アタック時のパワーマイナスもお得感があってなんか良い。
実に使い勝手が良さそうだ。
だが《「影斬」の鬼 ドクガン竜》の真骨頂はここじゃない。
鬼タイムの能力によって自軍全員にブロッカーとスレイヤーを付与できる効果こそ、真骨頂と言える。
《鬼寄せの術》や革命チェンジによる打点増強も相まって鬼タイム発動は案外簡単だ。
バトルゾーンに残れば、スレイヤーによって容易な殴り返しを抑制でき、《勝利のアパッチ・ウララー》の破壊時効果だって無駄なく発動させられる。
ブロッカー付与によって《ボルシャック・ドギラゴン》や《伝説の禁断 ドキンダムX》をもブロッカーとして扱うことだって出来るのだ。
攻守に渡って優秀な働きをしてくれること間違いなしだ。
やはりデッキの要である《蒼き団長 ドギラゴン剣》が1枚のみになってしまった影響は大きい。
だが、まわりを固めるカードの強化によって今なお通用するデッキに進化し続けている。
この「赤黒ドギラゴン剣」のように、少し前の環境デッキに思いがけない強化が来るやもしれない。
わくわくするね。
というわけで今回のデッキも例に漏れずオリジナルデッキ販売コーナーに置いておこうと思う。
販売価格は19800円+税。
……んまあ、ちょっと高いね。
でも超次元付き、ちょっとレートも高めだ。許してちょ。
赤黒ドギラゴン剣が好きだった人も、嫌いで顔も見たくないって人も、当時を思い出せる構築になっているから手にとって見ていただくだけでも僕は嬉しい。
というわけで今回は以上。
最後に。
僕が1番好きだった《蒼き団長 ドギラゴン剣》のデッキは「赤青ドギラゴン剣」です。
初期型も、アパッチ、ワルスラ殿堂後の型も全部楽しかった記憶。
特にミラーマッチは最高に楽しかった。
by出来るならばまたドギラゴン剣が4枚使える時が来たら良いな……と思うスタッフ アサイシ