【遊戯王OCG】『次元の裂け目』と『マクロコスモス』ってどういうところが違うの？

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どうも、スタッフIです。
今回はタイトルにもある通り『次元の裂け目』と『マクロコスモス』の効果処理の違いについて解説してみたいと思います。
除外デッキを使ってみたい、もしくは墓地利用デッキへのメタカードとしてこの2枚の採用を考えている方の参考になれば幸いです。

どちらも全体除外を行うカードですが両者にはどのような違いがあるのでしょうか。
早速見てみましょう。

テキストの違い

①このカードが魔法＆罠ゾーンに存在する限り、お互いの墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。

①このカードの発動時の効果処理として、手札・デッキから「原始太陽ヘリオス」1体を特殊召喚できる。
②このカードが魔法・罠ゾーンに存在する限り、墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。

この両者のテキストを見比べてみると次元の裂け目がモンスターのみを除外するのに対し、マクロコスモスは無差別に除外を行います。
これによってどのような違いが発生するのかを解説していきます。

違い1　次元の裂け目には除外できないカードが存在する

次元の裂け目のテキストには抜け穴があり、モンスターでも除外できないカードが存在します。
具体的には

装備カード扱いになっているモンスター
Pゾーンに存在するPモンスター
魔法＆罠ゾーンに存在するモンスター
罠モンスター
エクシーズ素材になっているモンスター

これらのモンスターは次元の裂け目では除外されません。
3つ目の例としては魔法＆罠ゾーンに表側で置かれている宝玉獣やセットされたアーティファクトなどが該当します。
これらがどういう理屈になっているのかを説明すると

一番下以外は「魔法・罠として扱われているため」
一番下は「エクシーズ素材はモンスターとしては扱わないため」

となっています。

マクロコスモスはこれらのカードも問題なく除外できます。

違い2　コスト封殺

次元の裂け目やマクロコスモスが適用されている最中は「○○を墓地へ送って発動できる」という類のコストを払うカードは発動自体ができなくなります。
しかし次元の裂け目には例外があり「コストとして魔法・罠を墓地へ送る場合」はコストの支払いができます。
ただしコストで墓地へ送るカードがデッキトップからランダムになる光の援軍や彼岸の旅人ダンテの効果については次元の裂け目がある場合は発動自体できません。
また、黄金卿エルドリッチの①の効果も発動できません。

一方で「捨てて発動できる」というコストの場合は墓地へ送る行為にはならないため、除外が適用されていても発動できます。
この違いを有名なカードを例に挙げて解説すると
「増殖するGは発動できないけど灰流うららは発動できる」
といった感じです。

また、コストではなく効果で墓地へ送るカードは発動自体は可能になっています。
その場合は墓地へは行かず除外する効果処理を行います。

その他

マクロコスモスは神の警告で発動を無効にして破壊することができます

①の効果の中に「原始太陽ヘリオスを特殊召喚できる」という任意の処理が挟まっているのでそこに神の警告を撃てます。
2011年の世界大会では実際にマクロコスモスの発動に対して神の警告を発動するシーンがありました。
また、マクロコスモスの①の効果に対して灰流うららをチェーンすることもできます。
その後の除外効果に影響はないのでどうしても自分の手札を捨てたい時に使えるかもしれないぐらいに考えてもらえれば大丈夫です。

墓地へ戻すという処理は次元の裂け目やマクロコスモスがあっても行えます

具体的な例を挙げると異次元からの埋葬やPSYフレームロード・Ωなどが該当します。
「墓地へ送る」と「墓地へ戻す」は別の処理として扱われるので全体除外を受けることはありません。

以上が次元の裂け目とマクロコスモスのざっくりとした違いになっています。
総合的に見ると墓地利用メタカードとしてはマクロコスモスの方が優秀に見えますね。
一方で次元の裂け目も除外されない抜け穴を利用したコンボなどもあるのでそちらを狙った採用もできます。

ふわんだりぃずのサイドデッキで使われていることも多いみたいなので覚えておくといいかもしれませんね。
以上、スタッフIのカード解説でした‼