【遊戯王】環境デッキ対策には『闇の護封剣』がいいかも
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【遊戯王】9月23日 開催『ランキングデュエル』『後手型六花』デッキ優勝者レシピ
どうも、スタッフIです。
最近の新制限適用の大会で入賞したデッキのレシピを見てみると、サイドデッキに闇の護封剣が入っているのをちょくちょく見かけるようになりました。
なぜ最近採用率が上がっているのかを考察してみました。
闇の護封剣
このカードは発動後、2回目の自分スタンバイフェイズに破壊される。
①:このカードの発動時の効果処理として、相手フィールドに表側表示モンスターが存在する場合、そのモンスターを全て裏側守備表示にする。
②:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターは表示形式を変更できない。
発動時の効果処理で相手モンスターをすべて裏側守備表示にする永続魔法です。
合計で2ターンの間相手モンスターの表示形式の変更を封じます。
場に残っているモンスターを裏側守備表示のまま2ターン固定する効果と認識してもらえばわかりやすいでしょうか。
ではなぜこのカードがメタカードとして流行しているのでしょうか。
メタカードとして
このカードは主にティアラメンツ対策のカードとして採用されているケースが多いです。
ルルカロスやバグースカ、ミラジェイド、ドラゴスタペリアを裏返すことで妨害効果を突破することができます。
最近はフリーチェーンの除去効果持ちが盤面に残っていることが減ってきているので相対的に活躍しやすくなっているようです。
闇の護封剣と似たようなことができるカードに『皆既日蝕の書』がありますがあちらはフリーチェーン除去で妨害されない強みがある一方、裏側にできるのは発動したターンのみで灰流うららに止められるという短所もあるので好みで使い分けになりそうですね。
相手モンスターを裏側にしてしまえば妨害の数がかなり減るので返し札としてかなり強力になっています。
モンスターカードの効果を直接無効にする冥王結界波や禁じられた一滴と比較するとリンクモンスターに対応できない点などで負けていますが発動時にコストが必要ない点や発動後にしっかりダメージを与えられる点で優れています。
リンクモンスターに対応できないという欠点こそありますが昨今はそのリンクモンスターに遭遇する頻度が昔よりも下がっているので闇の護封剣が使いやすくなっているのかもしれません。
闇の護封剣に関する与太話
実はこのカード、登場自体はかなり昔なのですが環境で注目されるようになったのは第9期ごろからです。
その当時は日本と海外で闇の護封剣の①の効果に関する裁定が異なっていた時期がありました。
具体的にどういう違いがあったのかというと
○日本……効果処理の時点で表側表示で存在する相手モンスターをすべて裏側守備表示にする
○海外……発動した時点で表側表示で存在していたモンスターを効果処理時に裏側守備表示にする
こういった違いがありました。
現在は前者の裁定で統一されています。
闇の護封剣のこれから
現在はティアラメンツの対策として使われている闇の護封剣ですが私は対クシャトリラ用の返し札としても有用だと考えています。
裏返すことでモンスター効果を発動した場合に発動するクシャトリラの裏側で除外する効果を適用させないようにできます。
クシャトリラはフェンリル以外に盤面に干渉できるカードがほぼなく、アドバンス召喚以外に裏側守備表示のモンスターを除去する術がないので盤面を返しきれなくてもそのまま足止めとして活躍してくれるかもしれません。
以上、スタッフIの注目カードでした。