「24歳学生です。」【遊戯王】
「24歳、学生です。」
遊戯王OCGが始まって、今年で20周年。
単純計算で自分が4歳のときにサービスが開始されたことになる。
更に最初期は漫画で、『遊☆戯☆王』内でカードゲームは行われていなかった。
通称『闇のゲーム』と呼ばれる、武藤遊戯が”もうひとりの僕”に意識を写し、いじめっ子や不良たちを制裁していく『ダークヒーロー』的な、今みんなが知っている『遊戯王』とは全くの別物だった。
そして、そこからその『闇のゲーム』の一つとして存在したのが『マジック&ウィザーズ』。
後に世界的人気を誇る『遊戯王デュエルモンスターズ』の原型である。
当時、タイムリーにアニメーションや漫画を見ていなかったデュエリストの皆様も、海馬瀬人がアタッシュケースを広げ、武藤遊戯のおじいさんにあたる『武藤双六』に……
「じーさん!その『青眼の白龍』カード1枚を、”これ”全部と交換してくれ!」
このシーンをご存じの方も多いのではないだろうか。
そのシーンの影響もあり、当時の子供達はそれだけで「ブルーアイズってすごいんだ!」と感じざるを得なかったはず。
【ドラゴン】【攻撃力3000】【滅びのバーストストリーム】
まさにロマンの塊!
その”カッコよさ”は20年たった今でも変わらず、何度も新規カードが登場し、何度も遊戯王の”顔”として登場している。
そして、その対極に存在するモンスター。
『ブラック・マジシャン』
主人公『武藤遊戯』のメインモンスターであり、ファラオであるもうひとりの僕『アテム』の下僕。
ここから全ての物語が始まったのであった。
~エピローグ~
完