【遊戯王】これがわかれば上級者!『選択して』と『選んで』はどう違うの?
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最恐?制限解除されたあのカード…
どうも、スタッフIです。
今回は遊戯王の効果処理に関する話です。
まずはこちらの2枚のカードを御覧ください。
①:自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
①:自分の手札・墓地から「サイバー・ドラゴン」1体を選んで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは効果では破壊されない。
どちらもモンスターを蘇生する効果です。
では、ここから『選択して』と『選んで』の違いについて説明していきます。
違いの解説
『死者蘇生』と『サイバー・レヴシステム』でそれぞれ『サイバー・ドラゴン』を自分の墓地から蘇生しようとした場合にそれにチェーンして相手が『D.D.クロウ』で蘇生しようとした『サイバー・ドラゴン』を除外したとします。
ここで『選択して』発動する死者蘇生の場合、対象に選択したカードが墓地から離れてしまったため不発となって特殊召喚が行われません。
それに対して『サイバー・レヴシステム』の場合、『サイバー・ドラゴン』1枚が除外されてしまった場合でも自分の墓地に別の『サイバー・ドラゴン』がいる場合はそちらを蘇生することができます。
なぜこのようになるのかというと『死者蘇生』は『蘇生するモンスターを発動した時点で決定し、それを効果処理時に実行する』のに対して『サイバー・レヴシステム』は『蘇生するモンスターの決定と蘇生を効果処理時に同時に実行する』となっているためです。
『選択して』と『選んで』はこのように効果処理の仕方が異なっています。
対象にならないとは
遊戯王のモンスターの中には『ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン』のように『カード効果の対象にならない』という耐性を持っていることがあります。
これはどういうことなのかと言うと『選択する(対象を取る)効果』で選択できないという状態を意味します。
この耐性を持っているモンスターに対して『禁じられた聖杯』を使用することはできませんが
①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が400アップし、効果は無効化される。
『禁じられた一滴』を使用することはできます。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の手札・フィールドから、このカード以外のカードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる。
その数だけ相手フィールドの効果モンスターを選ぶ。そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が半分になり、効果は無効化される。
このカードの発動に対して、相手はこのカードを発動するために墓地へ送ったカードと元々の種類(モンスター・魔法・罠)が同じカードの効果を発動できない。
これは『選んで』行う効果処理が『選択』を行っていないために無効化することができます。
同じような言葉を使っていますがまったく異なる処理を行っているのです。
ややこしいですね。
これが『選択して』と『選んで』の違いです。
こうしてみると『選んで』と書いてある効果のほうが強く見えますよね。
『そこになんの違いもありゃしねえだろうが!』
と思ったそこのあなた
『違うのだ!』
そんな『選んで』行う効果処理の強さを遊戯王界に知らしめたカードがコチラ
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
①:このカードがS召喚に成功した時に発動できる。相手の手札・フィールド・墓地のカードをそれぞれ1枚まで選んで除外できる(手札からはランダムに選ぶ)。
本日発売の『ストラクチャーデッキ-凍獄の氷結界』に付属している『氷解する宿命パック』に収録されています。
以上、スタッフIによるカード能力の違いの解説でした。