プレインズウォーカーとは?
最近ティーチングを行っていると「プレインズウォーカーって何?」って聞かれることが増えました。
僕らはマジックをプレイしているときは、プレインズウォーカーとして戦場に立っているという設定なのですが、更にややこしくなった気がします。
僕らはプレインズウォーカーとして、クリーチャー・呪文やプレインズウォーカー・呪文を唱えることによって、協力してもらっているというイメージです。
設定上は多元宇宙において、次元の外に広がる久遠の闇を通り抜け、別の次元へと渡り歩く力(プレインズウォーク能力)を持っている存在のこと。読んで字の如く、「次元を渡り歩く者」の意である。
つまり、普通の人には行えない次元移動を行うことのできる人たちのことです。
マジックはブースターパックに1つの次元がテーマになったものが多くあり、それを混ぜてプレイする僕らを「プレインズウォーカー」と称するわけです。
一番有名なプレインズウォーカー・ジェイスを持ってきました。
《精神を刻む者、ジェイス》と《神秘を操る者、ジェイス》は「ジェイス・ベレレン」という個人をカード化したものになります。
MTG界の主人公こと「ジェイス・ベレレン」とはどういう男なのでしょうか?
『ヴリン』という次元出身の人間の魔道士である彼は「神童」と呼ばれるほどの魔法の天才で、突然プレインズウォーカーの灯に目覚め、プレインズウォーカーとなりました。
その後、『ラヴニカ』で地位を築き、『ラヴニカ』次元の調停者となりました。
最近はゲートウォッチとして、次元間に跨る大きな問題を解決して回っている「ジェイス・ベレレン」ですが、ラスボスに負けた後は・・・・・・
こんな姿になったりもしました。
ストーリーを読むだけでも楽しい!
で、プレインズウォーカーって結局ゲーム的にはなんなの?って方も多い気がしますので、本題に入ります。
プレインズウォーカーはソーサリータイミングで唱えることができ、ソーサリータイミングに忠誠度能力という忠誠シンボルをコストに含む起動型能力を持つカードです。
《精神を刻む者、ジェイス》
伝説のプレインズウォーカー — ジェイス(Jace)
[+2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそのカードを、そのプレイヤーのライブラリーの一番下に置いてもよい。
[0]:カードを3枚引く。その後、あなたの手札のカード2枚をあなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。
[-1]:クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
[-12]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーからすべてのカードを追放する。その後、そのプレイヤーは自分の手札を自分のライブラリーに加えて切り直す。
3
右下の数字が初期忠誠度です。《精神を刻む者、ジェイス》の初期忠誠度は3です。
プレインズウォーカー・呪文を唱えて、解決したなら、そのプレインズウォーカーは初期忠誠度と等しい忠誠度カウンターが乗った状態で、戦場に出ます。忠誠度を失ったプレインズウォーカーは墓地に置かれます。
中断より下の欄の左側に書いてある数字は忠誠シンボルです。
忠誠シンボルとは忠誠度能力を起動するのに必要なコストを示しており、「数値の分だけそのパーマネントに忠誠カウンターを置く(+の場合)、または取り除く(-の場合)」ことを意味しています。
つまり、初期忠誠度が3の《精神を刻む者、ジェイス》は唱えてすぐに、忠誠シンボルが+2のもの、0のもの、-1のものが使えるということです。但し、忠誠度能力は1ターンに1回しか起動できない制約があるので、お気を付けて!!
何故この《精神を刻む者、ジェイス》が強いのか、そろそろおわかりいただけただろうか?
あの《王冠泥棒、オーコ》ですら、唱えてすぐには忠誠度能力は2つしか使えないのに、3つも使えるのだ!
コイツが「神ジェイス」と呼ばれる理由がわかっていただけただろうか?
最近は「神チャンドラ」も増えた。《反逆の先導者、チャンドラ》だ。
コイツも忠誠度能力が最初から3つある。強い!
そして、最近では、忠誠度能力を使わなくても強いプレインズウォーカーも増えた!
ストーリーを読んでみて、気になったプレインズウォーカーがいた方はそこからマジック・ザ・ギャザリングに入ってみてわ!
よろしくおねがいします!