【遊戯王】エルドリッチってどういうところが強いの?弱点や対策も解説します。
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今回は登場してから環境で活躍を続けているエルドリッチの強さの秘密を探ってみようと思います。
デッキの立ち回り方
エルドリッチは『黄金卿エルドリッチ』を軸に様々な魔法・罠を駆使して相手を妨害していくコントロールデッキです。
中でも『黄金郷』罠カードは発動後モンスターカードになって
自分フィールドに特殊召喚されるという特徴があり、
場に黄金卿エルドリッチがいれば追加で妨害効果を使うこともできます。
エルドリッチはレベル10の大型モンスターですがテーマ内だけでも4通りの方法で特殊召喚でき、
場に出しやすくなっています。
手札・デッキ・墓地から呼び出せるようになっているので除外されない限りはどこからでも出せます。
強さの理由
このデッキ最大の特徴として
『一度使ったカードが次のカードを連れてくる』という点があります。
『黄金郷』魔法・罠は墓地から除外することで『エルドリクシル』魔法・罠を場にセットする効果を持ち、
逆に『エルドリクシル』魔法・罠は『黄金郷』魔法・罠をセットする効果を持ちます。
『黄金郷』カードは相手を妨害する効果を持っていて、
『エルドリクシル』カードはエルドリッチを展開する効果を持ちます。
発動時の効果と墓地から除外して使用する効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使えませんが
エルドリッチの2の効果でセットしたカードをコストにしてしまえば
発動せずに墓地へ送ることができるので
1度エルドリッチを展開した後でも無駄なく使うことができ、フィールドを埋めてしまう心配もありません。
相手ターンに『黄金郷』カードで妨害し、自分のターンに『エルドリクシル』カードで次の『黄金郷』カードをセット
という動きを延々と繰り返すことができます。
また、初動カードの多さもこのデッキの魅力です。
黄金卿エルドリッチを連れてくるエルドリクシルカードはもちろんのこと、
『呪われしエルドランド』という万能サーチカードもあるので
実質的にデッキ内のエルドリッチ関連カードすべてが初動
といっても過言ではありません。
このデッキはエクストラデッキに必須カードが存在せず
『強欲で金満な壺』も無理なく採用できるので立ち回りの安定感は抜群です。
さらに、このデッキはコントロールデッキ同士の対戦に強いです。
黄金郷カードでの妨害はもちろんのこと、罠では対処できない厄介な永続系カードもエルドリッチの②の効果である程度はなんとかなります。
『墓地へ送る』という方法で除去するので破壊耐性を持つ『超雷竜-サンダー・ドラゴン』なども簡単に対処できるのです。
エルドリッチは場に出た後は特に効果を持たないモンスターなのでエフェクト・ヴェーラーや無限泡影が効きにくいのも大きなメリットです。
逆にスキルドレインとの相性の良さを活かして相手をより強固に押さえつけることすらできます。
弱点・対策方法は?
黄金卿エルドリッチの①、②の効果はいずれも墓地で効果処理を行います。
なのでそこを狙ってくる『墓穴の指名者』がかなり苦手です。
エルドリクシル系のカードでも除外されたエルドリッチは呼び戻せないので
【エルドリッチ】を使用する際は注意しましょう。
それ以外にも罠を駆使して妨害を重ねるデッキなので
魔法・罠を大量に除去してくるような相手も得意ではありません。
特に毎ターンヒートライオでのデッキバウンスやレイジでの除去を連打し、
フォクシーの墓地効果で罠モンスターやスキルドレインを叩き割ってくる
【転生炎獣】は相性が良くない部類のデッキになります。
また、黄金郷罠はエルドリッチが場にいなければ妨害効果が出ないので
エルドリッチだけをピンポイントに除去を繰り返されると
思うようにコントロールができなくなったりします。
魔法・罠の除去が不得手なデッキはエルドリッチの除去を狙いましょう。
コントロールデッキの宿命ですが
『すでに展開された相手を崩すのが苦手』でもあります。
罠以外の除去手段がエルドリッチの①の効果しかないのでどうしても時間がかかりがちです。
最後に
メインデッキのモンスターが少ないテーマって
デッキに入れるカードに幅がある分、強いですよね。
罠をたくさん使いたい人にオススメのデッキです。