遊戯王OCG裁定クイズ!!あなたは何問解けますか?【アドバンス・儀式・融合・シンクロ編】
https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/1291207370748473346?s=19
○第1問:アドバンス召喚
1.「神・スライム」1体をリリースして、「青眼の白龍」をアドバンス召喚した。
|
2.「古の呪文」と「カード・アドバンス」が適用されているターン、「ラーの使徒」を召喚して、デッキから「ラーの使徒」2体を特殊召喚し、それら3体をリリースして「ラーの翼神竜」をアドバンス召喚、続けて「ラーの翼神竜」をリリースして「地獄詩人ヘルポエマー」をアドバンス召喚した。
|
3.相手フィールドに「享楽の堕天使」が存在する時に、「失楽の堕天使」の①の効果で墓地のモンスター2体を除外して召喚された「堕天使ルシフェル」の①の効果を発動した。 |
4.「おジャマトリオ」の効果で特殊召喚された「おジャマトークン」1体をリリースして、「サイバー・ドラゴン」をアドバンス召喚した。 |
5.上記4つの選択肢の説明はいずれも正しくない。 |
○第2問:儀式召喚
1.儀式召喚に対して「神の宣告」を発動でき、儀式召喚を無効にされたモンスターは破壊され墓地へ送られる。 |
2.「カオスの儀式」で「カオス・ソルジャー」を儀式召喚する場合、手札から「オシリスの天空竜」をリリースできる。 |
3.「開闢の騎士」をリリースして「カオス・ソルジャー」を儀式召喚した場合、効果モンスターではないので、その「カオス・ソルジャー」を「デモンズ・チェーン」の効果の対象に取れない。 |
4.「儀式魔人デモリッシャー」をリリースして儀式召喚された自分の「カオス・ソルジャー」のコントロールが相手に移った場合、相手は「鎖付きブーメラン」を「カオス・ソルジャー」を対象に発動できる。 |
5.上記4つの選択肢の説明はいずれも正しくない。 |
○第3問:融合召喚
1.自分が発動した「超融合」により、相手フィールドの「超魔導竜騎士ドラグーン・オブ・レッドアイズ」と「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」を素材に「捕食植物ドラゴスタぺリア」を融合召喚した。その後それを対象に自分が「融合解除」を発動し、「捕食植物ドラゴスタぺリア」をEXデッキに戻し、その素材となった相手の墓地の2体を相手フィールドに特殊召喚した。 |
2.「サンダー・ドラゴン」の効果を発動したターン、裏側守備表示の「サンダー・ドラゴン」をリリースして、EXデッキの「超雷龍ーサンダー・ドラゴン」を特殊召喚した。この際、「神の宣告」で「超雷龍ーサンダー・ドラゴン」の特殊召喚を無効にして破壊した。この時、「超雷龍ーサンダー・ドラゴン」の②の効果は適用できない。 |
3.「暴走魔法陣」が相手フィールドに存在する場合に、自分は手札の「E・HERO シャドー・ミスト」をコストに「V・HERO ファリス」の効果を発動した。相手はそれにチェーンして、「召喚獣 プルガトリオ」をリリースして「法の聖典」を発動し、これを逆順処理で解決した。まず相手の「法の聖典」で「召喚獣 メルカバー」が特殊召喚され、続けて「V・HERO ファリス」を特殊召喚した。そしてこの後、「E・HERO シャドー・ミスト」の効果をチェーン1、「V・HERO ファリス」をチェーン2として発動し、これを逆順処理して、「V・HERO インクリース」を魔法&罠ゾーンに置き、「E・HERO エアーマン」を手札に加えた。
|
4.一度「ネオス・フュージョン」で特殊召喚された「レインボー・ネオス」を墓地へ送り、その後「死者蘇生」でその「レインボー・ネオス」を特殊召喚した。 |
5.上記4つの選択肢の説明はいずれも正しくない。 |
○第4問:シンクロ
1.相手のメインフェイズに「水晶機巧ーハリファイバー」の②の効果で「フォーミュラ・シンクロン」を特殊召喚し、その効果①の効果にチェーンして②の効果も発動した。逆順処理で他の「ジャンク・ウォリアー」「ボルト・ヘッジホッグ」と共に「氷結界の龍 トリシューラ」をS召喚し、カードを1枚ドローした。その後、「氷結界の龍 トリシューラ」の①の効果を発動し、相手のカードを除外した。 |
2.自分の墓地に「スクラップ・リサイクラー」、EXデッキに「水晶機巧ーアメトリクス」がある。相手のバトルフェイズに、自分の「スクラップ・リサイクラー」を対象とした「水晶機巧ーシトリィ」の効果の発動に対して、相手がその「水晶機巧ーシトリィ」を対象に「バージェストマ・ディノミスクス」の①を発動した。S召喚ができなくなったので、どこからもモンスターを特殊召喚できずに処理を終えた。
|
3.チェーン1で「フォーミュラ・シンクロン」の②の効果を発動し、「ブラック・ローズ・ドラゴン」がS召喚される。この際、このS召喚はカードの効果による特殊召喚なので、「神の宣告」を発動して、「ブラック・ローズ・ドラゴン」のS召喚を無効にして破壊することはできない。 |
4.「王者の調和」で攻撃対象となっている「クリムゾン・ブレーダー」と墓地の「ハイパー・シンクロン」を除外し、EXデッキから「琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ」をS召喚扱いで特殊召喚した。
|
5.上記4つの選択肢の説明はいずれも正しくない。 |
○第1問解答
正解は 3 です!!
不正解の選択肢を順番に見ていきましょう。 |
1に関しては、「神・スライム」はアドバンス召喚の際に3体分のリリースにできますが、アドバンス召喚の際に余分にリリースすることはできませんので、2体をリリースしてアドバンス召喚できる「青眼の白龍」はこの場合ではアドバンス召喚できません。 |
2は、通常召喚の回数の増加に関する問題です。
通常召喚できる回数を増やすカードには大きく分けて3種類ございます。
A.召喚できる回数が示されているカード
例:「二重召喚」「サモンチェーン」
B.もう1度だけ召喚が可能になるカード
例:「古の呪文」「ジェムナイト・セラフィ」
C.カードの効果処理で即座に召喚を行うカード
例:「血の代償」「ライバルアライバル」
この内、A.に関しては回数が最大になる方を優先して適用し、
Bに関しては、この類いの回数の増加はすべてひっくるめて「もう1度」だけ適用し、
Cに関しては効果が発動される度に適用される、
というルールがあります。
このBのルールに反しているので、2は不正解です。
ちなみに、違う分類同士では召喚回数の増加に影響しないので、例えば、既に通常召喚、「古の呪文」による追加召喚を行っていても「二重召喚」を発動でき、更に1度通常召喚できるのです。
「音響戦士」と「ガジェット」を混合させたデッキなどで見かけることがありますので、ぜひ覚えておきましょう。
|
4は、「おジャマトリオ」のテキストに記されているにも関わらず比較的忘れられやすい事柄についての問題です。通常であればトークンはリリースできますが、「おジャマトークン」を特殊召喚するカードに、「このトークンはアドバンス召喚のためにはリリースできない。」との記述があるために、アドバンス召喚に使用することはできません。 |
○第2問解答
正解は 2 です!!
儀式召喚は、カード効果次第ではモンスターの数やレベルを余分に使える召喚法なのです!!
もちろん、そのリリースされるモンスターの中では、余分が発生しないようにしなければならないので、「カオスの儀式」で「青眼の白龍」と「オシリスの天空竜」の両方をリリースすることはできません。どちらをリリースしてもどちらかが余分になるので、どちらか片方のみをリリースします。
ちなみに他の選択肢は、
|
1は、儀式召喚は儀式魔法などの、チェーンブロックを組む効果による特殊召喚なので、効果の処理中に特殊召喚が成功してしまいます。
そのため、特殊召喚が成功する前に発動できる「神の宣告」は発動するタイミングがありませんので、発動することができません。
「融合」などによる融合召喚や、「死者蘇生」などによる特殊召喚も、チェーンブロックを組んで発動しているので同様です。
|
3は、「儀式モンスターに効果を付与すると、元々効果モンスターではないモンスターはどうなるのか?」という問題です。
効果を獲得すると、これまで効果モンスターではなかったモンスターも効果モンスターになるので、「デモンズ・チェーン」などの対象に取られるようになります。
|
4は、付与するのが効果ではなく、言うなれば「特性」であった場合の処理です。
この効果は、儀式モンスターのものではなく、あくまで儀式召喚に使用されたモンスターの効果であるので、儀式モンスターのコントローラーが変わってもテキストに記された「自分」「相手」が指すプレイヤーが変わることはありません。
つまり、「儀式魔人デモリッシャー」はあくまで自分のカードなので、その相手が使用した「鎖付きブーメラン」は、「カオス・ソルジャー」を対象に取れないのです。
|
○第3問解答
正解は… 2 です!!
リリースは基本的に裏側でも可能ですし、基本的には裏側守備表示モンスターを融合素材にできます。また、この特殊召喚はチェーンブロックを組んで発動した効果によるものではないので、「神の宣告」で無効にできます。
また、特殊召喚に成功しなければフィールドに出たことにならないので、フィールドで有効な「超雷龍ーサンダー・ドラゴン」の耐性も適用できません。
他の選択肢については、
|
1は「融合解除」の効果がカギを握っていました。「融合解除」を使用するプレイヤーの墓地のモンスターを自分フィールドに特殊召喚する効果なのです。よって、相手の墓地にいる融合素材を特殊召喚することはできませんし、素材を相手フィールドに特殊召喚することもできません。 |
3は少々複雑ですが、要するに、「「暴走魔法陣」適用中に、融合召喚に反応する行動以外の、たまたまタイミングが被ってしまった効果を発動できるかどうか?」についての問題でした。
どのような要因であれ、「暴走魔法陣」によって融合召喚に成功したタイミングでは一切相手が効果を発動できないので、不幸にも例のような「ファリス」や「シャドー・ミスト」は効果を発動できません。
これを逆手に取って、融合召喚に成功したタイミングで、いつでも発動できる、いわゆるフリーチェーンの効果を発動することで、相手に妨害されることなくその効果を通すこともできますね♪
|
そして4ですが、これは「ネオス・フュージョン」が「召喚条件を無視して特殊召喚」していることがミソです。融合召喚モンスターなどの特殊召喚に条件がある、特殊召喚モンスターは、一度正規の手順を踏んで召喚しないと、それ以外の方法で特殊召喚できません。いわゆる「蘇生制限」というものです。蘇生以外の特殊召喚にも適用されるので要注意です。
「召喚条件を無視」しているのは正規の手順ではないので、この場合で墓地に送られると、特殊召喚ができない状態になります。
つまり、例の状況では、「レインボー・ネオス」を「死者蘇生」で特殊召喚できないのです。
|
○第4問解答
正解は… 4 です!!
「S召喚扱い」ということは、完全に正規の素材である必要はないので、カードの効果に記載されている条件のみ守れば問題ありません。
それゆえに、レベル8のS モンスターと墓地のレベル4チューナーを除外するだけで、素材の厳しい「琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ」を特殊召喚できてしまうのです!!
他の選択肢については、
|
1は「氷結界の龍 トリシューラ」がタイミングを逃す効果であることがカギです。チェーン2のタイミングでS召喚されると、「トリシューラ」の効果よりも先に発動済みの「フォーミュラ・シンクロン」の①の効果が処理されてしまうので、残念ながらシンクロ召喚された直後でしか発動できず、タイミングを逃してしまって発動できません。
…チェーン1でS召喚すれば問題なく「トリシューラ」の効果を発動できるので、この場合はチェーンせずS召喚するようにしましょう。
|
2は、「カード効果が全部処理できない場合、どこまで処理するか」という問題でした。「水晶機巧ーシトリィ」は墓地のモンスターを特殊召喚した後、それらのモンスターを素材にS召喚を行う効果ですが、「バージェストマ・ディノミスクス」でS召喚が行えない状態になります。
この場合でも、モンスターを対象に取っているので、可能な限り効果を処理します。
すなわち、まず「スクラップ・リサイクラー」が墓地から特殊召喚されますが、ここで「水晶機巧ーシトリィ」が不在なのでS召喚が行えず、処理が中断します。結果的に、「スクラップ・リサイクラー」が効果を無効にされた状態で特殊召喚で特殊召喚されるだけになりますね。
ちなみに、類似した効果の「水晶機巧ークオン」は対象を取らないので、特殊召喚するモンスターは効果処理時に選ぶことになりますが、その際「クオン」が不在でS召喚する先を選べず、結果的に手札のモンスターを特殊召喚できずに処理が終了してしまいます。
対象を取るかどうかで類似した効果でも処理が変わってくる点に要注意です!!
|
3は、カードの効果による特殊召喚が効果処理中に解決されるか、チェーンブロックが解決された直後に行われるかを見分ける問題です。
チェーンブロックを作る効果で行う特殊召喚の多くは前述の通り、解決中に特殊召喚が完結するので「神の宣告」で特殊召喚を無効にできないのですが、本来チェーンブロックを組まれずに行われる特殊召喚をチェーンブロックを組む効果で行う場合、これらは「効果が処理され、そのチェーンブロックが解決」された直後に、チェーンブロックに乗らない特殊召喚として行われます。(例:S召喚を行う「フォーミュラ・シンクロン」、X召喚を行う「ワンダー・エクシーズ」、リンク召喚を行う「I:Pマスカレーナ」など)
そのため、その特殊召喚の直後にカードを発動できるタイミングがある場合、その特殊召喚に対して「神の宣告」を発動できます。
ただし、チェーン2でS召喚が行われた場合は「神の宣告」を発動する前にチェーン1の効果が解決されるので、結果的に「神の宣告」はタイミングを逃して発動できません。
ややこしいですが、
・S召喚、X召喚、P召喚、リンク召喚はチェーンブロックに乗らない特殊召喚である。
・「神の宣告」などの特殊召喚を無効にするカードは、チェーン1で行われるチェーンブロックを組まない特殊召喚しか無効にできない。
上記2点をしっかり把握できれば、実際のデュエルでのトラブルは大きく減るはずです♪
|