【大会優勝報告多数!】トーナメント仕様「天威勇者相剣竜星」デッキを徹底分析!!!【「アークネメシス・プロートス」が実質VFD】【オススメデッキレシピつき】【採用候補カードの採用枚数も紹介】【遊戯王OCGデッキレシピガチ解説】
こんにちは!
秋葉原ラジオ会館本店のスタッフSです!!
最近、「天威勇者相剣竜星」デッキ
(長いので以降「天威勇者」とします)の優勝報告が増えてきましたね!!
今回は、直近の大会で活躍している「天威勇者」デッキを、
・主流の構築方針
・各採用候補カードの採用枚数
といった観点から分析してみました!!
最後にこれから「天威勇者」を大会で使ってみたい方に
オススメなデッキレシピもサイドデッキつきで掲載!!
「天威勇者」デッキを使いこなしてみたい方も、
「天威勇者」デッキを攻略したい方も、
ぜひ参考にしてみてくださいね!!
主流の構築方針
「天威勇者」は、「勇者」出張セットが
相手の妨害を踏み越えやすい点だけでなく、
レベル7モンスターを用意できる点にも着目し、
「水晶機巧-ハリファイバー」だけでなく、
「No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク」からでも
「幻獣機アウローラドン」を使って簡単に複数妨害を構えることが可能な、
安定性の高い展開系デッキです!!
「天威龍-アーダラ」があれば「水晶機巧-ハリファイバー」に、
レベル7「天威」モンスター+「アラメシアの儀」(=「聖殿の水遣い」)があれば「No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク」に繋がるため、
採用している「天威」モンスターが初動として大活躍します!!
具体的な展開方法は下記記事をご覧ください!!
↓↓↓
最終的には
・フルール・ド・バロネス
・竜星の九支
・相剣大師-赤霄
・アークネメシス・プロートス
に加えて、さらにいくつか妨害を展開することすら可能で、
対策なしで突破するのは困難を極めます!!
追加の妨害でどんなカードを構えるか、も含めて
次の「採用枚数」の項目で分析していきますよ!!
各採用候補カードの採用枚数
※あくまでデータであり、構築方針によって各カードの採用・不採用が大きく分かれます。
参考程度にお考え下さい。
※採用枚数の所のカード名をクリックしていただくと、公式DBでカード情報を確認できます。
※「○○」採用時、と記載のあるものは、「○○」が採用されていない場合には採用が見られませんでした。
※優勝レシピのうち、解説等にルールミスが含まれるもの・取り扱いが極端に難しいものに関してはデータから省いております。また人力での入力のため、入力漏れが存在する恐れがあります。ご了承ください。
主要なメインデッキのカード
・聖殿の水遣い…3枚
・流離のグリフォンライダー…1枚
・アラメシアの儀…3枚
・運命の旅路…1枚
・騎竜ドラコバック…1枚
・天威龍-アーダラ…2or3枚
・天威龍-アシュナ…2or3枚
・天威龍-ヴィシュダ…3枚
・光竜星-リフン…1or2枚
・闇竜星-ジョクト…0or1枚
・地竜星-ヘイカン…0or1枚
・炎竜星-シュンゲイ…0or1枚
・竜星の九支…1枚
・相剣軍師-龍淵…0or1枚
・相剣師-泰阿…1枚
・龍相剣現…1枚
・相剣暗転…メインかサイドに1枚
・アークネメシス・プロートス…1枚
・幻獣機オライオン…2or3枚
・ジェット・シンクロン…1枚
安定したコンボを主軸としているため、
デッキのほとんど採用するカードが固定化されております。
ただし、初動が安定しており、必要となるカードが多いので、
デッキ自体も40枚ちょうどよりは、
41~42枚ほどで組まれるものが多いようです。
主要カードで採用枚数が異なる点は、以下の通りです。
・どれだけ「天威」モンスターを採用するか
・どれだけ「竜星」モンスターを採用するか
・「幻獣機オライオン」を何枚採用するか
・「相剣暗転」をメインから採用するか、サイドに入れるか
「天威」モンスターに関しては、
採用すればするほど初動の安定性が増しそうですが、
レベル7の同名カードが被ってしまうと片方が使用できない点や、
採用しすぎて相手の妨害を対策するカードを採用する余裕がなくなってしまうため、
相手の妨害を乗り越えるのに有用な「ヴィシュダ」を3枚採用し、
展開の過程で「ボウテンコウ」で墓地へ送れる「アシュナ」は2枚だけの構築も珍しくありませんでした。
また、さらに枠を絞るためか、「アーダラ」を2枚にしている構築もありました。
「竜星」モンスターに関しては、
構えられる妨害の数と、初動を用意できる確率を天秤にかけて、
各々採用枚数を決めているように見受けられました。
「リフン」は自己蘇生効果をトマホーク展開で使用するので
確実に1枚は採用され、
デッキ内に「ボウテンコウ」で特殊召喚する用の「竜星」を残すために、
下級「竜星」モンスターをもう1枚採用する方も多いです。
また、「ヘイカン」と「リフン」ともう1体他の「竜星」モンスターを採用すると、
ハリラドン展開した場合に
相手ターン中に「竜星の九支」で「竜星」モンスターを破壊することで、
デッキから「ヘイカン」を、墓地から「リフン」を特殊召喚でき、
「虹光の宣告者」をS召喚して1妨害増やすこともできます!
しかし反面、引きたくない「竜星」モンスターを増やすことになるので、
初動を通せる確率は下がってしまいます。
この塩梅は、プレイヤーの構築力にかかってますよ!!
また、「幻獣機オライオン」の採用枚数も難しい問題です。
1枚引いてしまうだけで「アウローラドン」で特殊召喚できなくなくて展開が止まってしまうので、ほぼ全ての構築において2枚は採用されます。
2枚採用することで、1枚はデッキに残る確率が上がるのはもちろん、
2枚引いてしまっても、
「オライオン」+「天威」モンスターで「ハリファイバー」をリンク召喚し、
「アウローラドン」までリンク召喚した際に、
墓地の「オライオン」の③の効果で手札の「オライオン」を召喚することで、
「ボウテンコウ」のS召喚へと繋げることが可能になりますよ!!
むしろ「オライオン」を「ハリファイバー」のリンク素材にすることで、
「ハリファイバー」の①の効果をチェーン1、
「オライオン」の②の効果をチェーン2と組んで、
相手の「灰流うらら」で「ハリファイバー」が無効になるのを防げるので、
素引きも全然アリですよ!!
「オライオン」3枚採用は、これを積極的に狙いに行ってのことかもしれませんね。
そして、「相剣暗転」をメインデッキにいれるか、サイドデッキに入れるかについては、
メインデッキを先攻・後攻のどちら寄りで組むかによって分かれていそうです。
「相剣暗転」は「相剣大師-赤霄」で持ってくる妨害効果を持つ罠カードなので、
展開系であるこのデッキでは先攻で伏せることが多く、
後攻では使い辛い1枚です。
そのため、メインデッキが先攻を重視するならメインから、
後攻を意識するならサイドからの採用と考えるのが良いでしょう。
デッキの回転を促すカード
・亡龍の戦慄-デストルドー…0or1枚
・おろかな埋葬…1枚(制限カード)
「おろかな埋葬」は、「聖殿の水遣い」を墓地へ送ることで「アラメシアの儀」を手札に加えられるので、実質的な「勇者」の初動としての採用がよく見られます。
「亡龍の戦慄-デストルドー」は、引いたり「おろかな埋葬」で墓地へ送ったりして
「ハリファイバー」や「ガイザー」に繋がるカードとして、採用されることが多いです。
しかしLPコスト半分のコストが重かったり、他の汎用カードに枠を割きたかったりして採用していない構築もあります。
自身の構築方針と相談して決めましょう!!
相手を妨害する汎用カード
(サイドデッキ含む)
先攻向け
・墓穴の指名者…2枚(準制限カード)
・抹殺の指名者…2枚(準制限カード)
・発禁令 …サイドにのみ0or2枚
・王宮の勅命 …サイドにのみ0or1枚(制限カード)
後攻向け
・灰流うらら…3枚
・増殖するG…3枚
・原始生命態ニビル…2枚
・ドロール&ロックバード…サイドにのみ1or2枚
・アーティファクト・ロンギヌス…サイドにのみ2枚
・トークンコレクター…サイドにのみ2枚
・無限泡影…1枚
・ダイナレスラー・パンクラトプス…サイドにのみ0or1枚(制限カード)
・白の聖女 エクレシア…サイドにのみ0or1枚
・怪粉壊獣ガダーラ…サイドにのみ0or1枚
・禁じられた一滴…2or3枚
・ハーピィの羽根帚…0or1枚(制限カード)
・コズミック・サイクロン…サイドにのみ0or2枚
・ツインツイスター…サイドにのみ0or2枚
・拮抗勝負…サイドにのみ0or2枚
・レッド・リブート…サイドにのみ1枚(制限カード)
汎用カードの枠は大会の環境によって変化するため、
あくまで参考程度にお考えください。
主要カードの採用枚数にあまり変化が無く、
弱点も共通しているので、
採用される汎用カードもかなり固まっている傾向がありました。
また、多くの構築で「ニビル」や「無限泡影」がメインデッキから1枚採用されているのは、
主に「抹殺の指名者」で宣言するためと思われます。
サイドデッキに採用されている「トークンコレクター」などの手札誘発も、
相手の対策だけでなく、「抹殺の指名者」で宣言したいカードが搭載されているようです。
また、展開デッキなので、相手の「トークンコレクター」などを封じる「発禁令」も多くの構築で採用されています。
EXデッキ
特定の展開ルートを主軸としているため、
EXデッキもほとんど固定のものとなります。
固定枠…12枚
・フルール・ド・バロネス…1枚
・相剣大公-承影…1枚
・相剣大師-赤霄…1枚
・輝竜星-ショウフク…1枚
・邪竜星-ガイザー…1枚
・源竜星-ボウテンコウ…1枚
・虹光の宣告者…1枚
・No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク…1枚
・幻獣機アウローラドン…1枚
・水晶機巧-ハリファイバー…1枚
・天威の拳僧…2枚
自由枠…ここから3枚
・幻竜星-チョウホウ…1枚
・ヴァレルロード・S・ドラゴン…1枚
・天威の龍鬼神…1枚
・源竜星-ボウテンコウ…2枚目
・天威の龍仙女…1枚
・警衛バリケイドベルグ…1枚
・転生炎獣アルミラージ…1枚
元々基盤としているコンボの爆発力が高い分、
自由に編集できるEXデッキはかなり少ないです。
多くの構築は、
・幻竜星-チョウホウ…1枚
・ヴァレルロード・S・ドラゴン…1枚
・転生炎獣アルミラージ…1枚
を採用し、
幻竜族縛りの中でも動きやすくしたい場合は
・天威の龍鬼神…1枚
・源竜星-ボウテンコウ…2枚目
・天威の龍仙女…1枚
を選ぶといったような方針が見られました。
固定枠の中にも展開に使わず余るカードも含まれているので、
構築次第では自由枠を拡張できるかもしれませんね!
サンプルデッキレシピ
※各カード詳細はコチラ
最後に、これから大会用「天威勇者」デッキを組むならオススメの構築を1つご紹介!!
とりあえず
「ハリファイバー」か「トマホーク」を出せば動き出しますが、
実際には相手の妨害を意識して、
「グリフォンライダー」を残しつつ「ハリファイバー」から展開したり、
「相剣軍師-龍淵」で「フルール・ド・バロネス」を出してから本格的に動かしたりする場合もあります。
たくさん回して相手の妨害に対処する方法を探っていただければ幸いです。
もちろん参加する大会の環境がわかってきたら、
それに応じてメインデッキ、サイドデッキのカードをお選びいただければと思います。
まとめ
以上、「天威勇者」デッキにおける
・構築方針
・採用枚数
・オススメデッキレシピ
の解説でした!!
皆様の「天威勇者」デッキ分析の参考になれば幸いです。
もし好評でしたら他のテーマでもこのような記事を書くかもしれません。
この記事が良いと思ったら、当店Twitterのフォローと
当記事の更新ツイートのリツイート、いいねもよろしくお願いします!!m(__)m
https://twitter.com/akihabara_labo/status/1455371585955590150
それではまた次回!!
大会デッキ徹底解説記事(2021年10月以降)
オススメ記事
【超てんこ盛り最強初動!!】新規カード「絶神鳥シムルグ」採用「シムルグ」デッキレシピ紹介!!【遊戯王OCGテーマ・デッキ紹介】【BATTLE OF CHAOS】
お役立ち記事まとめ
【構築の参考にどうぞ♪】デッキレシピ一覧!!【種族別・大会環境レベルからネタデッキまで!!】【遊戯王ラッシュデュエルデッキ紹介】