【遊戯王OCG】テーマの展開・妨害をサポート!『スプライト』について解説!【POWER OF THE ELEMENTS】【炭酸飲料ではありません】
サテライトTOKYOスタッフのたかやんです!
今回は4/23(土)発売のブースターパック『POWER OF THE ELEMENTS』に収録される新テーマ、
『スプライト』
について解説していきます!
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Vジャンプ6月特大号掲載カードを公開!
Vジャンプ6月特大号掲載記事:第3回 『POWER OF THE ELEMENTS』の収録カードを公開!#遊戯王 #OCGhttps://t.co/hggxZE7BdK pic.twitter.com/dWK2BmYWjP— 【公式】YU-GI-OH.jp (@yu_gi_oh_jp) April 8, 2022
思わず喉が乾いてしまいそうなテーマ名ですが、レベル2・ランク2・リンク2のモンスターをサポートする、かなり強力なテーマとなっていますよ!
それでは早速見ていきましょう!
・新規カード解説
「スプライト」モンスターは闇属性または炎属性の雷族で統一されており、メインデッキの「スプライト」モンスターは共通で以下のテキストを持っています。
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドにレベル2またはランク2(リンク2)のモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②:各モンスター固有の効果
闇属性の「スプライト」モンスターはランク2のモンスターを、炎属性の「スプライト」モンスターはリンク2のモンスターを指定しています。
各モンスターのステータスと固有の効果は下記の表をご覧ください!
カード名 | 属性、ATK/DEF | ②の効果 |
スプライト・ブルー | 闇属性、1100/1000 | 特殊召喚に成功した場合にデッキから「スプライト」モンスターを手札に加える |
スプライト・ジェット | 闇属性、1300/700 | 特殊召喚に成功した場合にデッキから「スプライト」魔法・罠カードを手札に加える |
スプライト・ピクシーズ | 闇属性、1400/1400 | 自身以外の自分のレベル2・ランク2・リンク2モンスターが戦闘を行うダメージ計算時に、手札・フィールドの自身を墓地へ送って戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分自分のモンスターの攻撃力をアップする |
スプライト・レッド | 炎属性、1200/1800 | 相手が発動したモンスター効果を自分フィールドのレベル2・ランク2・リンク2モンスターをリリースすることで無効にする(X・Lをリリースした場合は破壊可能) |
スプライト・キャロット | 炎属性、1000/1900 | 相手が発動した魔法・罠カードの効果を自分フィールドのレベル2・ランク2・リンク2モンスターをリリースすることで無効にする (X・Lをリリースした場合は破壊可能) |
①の効果の条件によって、「スプライト」モンスターが手札に2体存在すれば展開を行う事が可能になっています!
②の固有の効果は闇属性は展開・戦闘のサポート、炎属性は相手の行動の妨害と役割がはっきりしています!
特に「スプライト・ブルー」「スプライト・ジェット」の2体は展開を広げるには必須のカードとなっているので、確実に効果を通していきたい所です!
残りのカードは1枚ずつご紹介!
ギガンティック・スプライト
エクシーズ・効果モンスター
ランク2/闇属性/雷族/攻1600/守1600
レベル2モンスター×2
このカードは自分フィールドのリンク2モンスターをレベル2モンスターとしてX召喚の素材にできる。
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:融合・S・X・リンクモンスターのいずれかをX素材としているこのカードの元々の攻撃力は倍になる。
②:自分メインフェイズに発動できる。自分フィールドのX素材を1つ取り除き、デッキからレベル2モンスター1体を特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時までお互いにレベル2・ランク2・リンク2のモンスターしか特殊召喚できない。
リンク2のモンスターをレベル2のモンスターとしてX召喚の素材に出来るというとてつもないテキストを持っています!
既存のリンク2モンスターはもちろん、リンク召喚したターンにリンク素材に出来ない制約を持つ「ユニオン・キャリアー」等のモンスターも使用することが可能です!
リンクモンスターを素材にすれば、①の効果でこのカードの攻撃力が倍の3200となるので積極的に狙っていきましょう!
②の効果はデッキからレベル2モンスターを特殊召喚することが出来る効果となっていますが、注目すべきはこの効果を発動した後の制約です!
このターン終了時まで、お互いにレベル2・ランク2・リンク2モンスターしか特殊召喚できなくなるという制約によって、「原始生命態ニビル」の効果の発動を防ぐ事が可能となります!
展開を行いつつ、こちらへの妨害手段を減らすことの出来る強力なモンスターとなっていますよ!
スプライト・エルフ
リンク・効果モンスター
リンク2/炎属性/雷族/攻1400
【リンクマーカー:左下/右下】
レベル2・ランク2・リンク2のモンスターを含むモンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。このカードはリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。
①:このカードのリンク先のモンスターは相手の効果の対象にならない。
②:自分・相手のメインフェイズに、自分の墓地のレベル2モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
相手フィールドにモンスターが存在する場合、代わりにランク2またはリンク2のモンスター1体を対象とする事もできる。
リンク先のモンスターを対象に取られなくなる①の効果もかなり強力ですが、注目すべきは②の効果!
自分ターンの展開を広げるだけでなく、相手ターンに「レッド」や「キャロット」を特殊召喚して妨害を用意することが可能です!
相手フィールドにモンスターが存在すればランク2かリンク2のモンスターを特殊召喚することもできるので、そのターン中に効果を発動して墓地へ送られた「餅カエル」を特殊召喚してもう一度妨害効果を発動する、といったこともできちゃいますよ!
スプライト・スターター
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから「スプライト」モンスター1体を特殊召喚し、自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のLPを失う。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はレベル2・ランク2・リンク2のモンスターしか特殊召喚できない。
「ヒーローアライブ」の『スプライト』ver!
その効果はもはや解説するまでもありませんが、「ジェット」を特殊召喚すれば手札に加えることが可能ですよ!
スプライト・ガンマ・バースト
速攻魔法
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:フィールドの全てのレベル2・ランク2・リンク2のモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで1400アップする。
②:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのレベル2・ランク2・リンク2のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力は相手ターン終了時まで1400アップする。
フィールドのレベル2・ランク2・リンク2のモンスターの攻守を1400アップする①の効果と墓地から除外することで、内1体の攻撃力を1400アップする2つの効果を持っています!
このデッキの弱点として挙げられるのがステータスの低さではあるものの、このカードによって弱点を補うことが可能です!
特に①の効果は複数体の攻守をアップさせる事ができるので、場合によっては総攻撃で相手のLPを0にする事ができるかもしれません!(フィールドのモンスターの攻守をアップするので、条件を満たしていれば相手のモンスターもアップしてしまう点には注意!)
スプライト・スマッシャーズ
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の手札・墓地から「スプリガンズ」カード、「セリオンズ」カード、「スプライト」カードの内、いずれか1枚を除外し、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキから「スプリガンズ」モンスター1体を特殊召喚する。
●自分の墓地から「セリオンズ」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
●自分フィールドのレベル2・ランク2・リンク2のモンスター1体と相手フィールドのカード1枚を選んで除外する。
『スプライト』だけでなく、『スプリガンズ』と『セリオンズ』の2テーマにも関する効果を持っています!
『スプライト』で使用する効果は、自分フィールドのレベル2・ランク2・リンク2モンスター1体と相手フィールドのカード1枚を選んで除外する効果になります!
相手のカードに干渉できる効果を他に持っていない『スプライト』を純構築に寄せた構築で組む場合には貴重な除去手段となりますよ!
・相性の良いテーマ、カード
イビルツイン
『スプライト』の登場で最も恩恵を受けたテーマではないでしょうか?
メインデッキの「Live☆Twin」モンスターは全てレベル2である点、「Evil☆Twin」モンスターも「キスキル」と「リィラ」の2体がリンク2という点で非常に噛み合っています!
従来の弱点であった、初動へ「灰流うらら」の効果を受けてしまうとかなり厳しかった点と、先攻でのフィールド上に用意されている妨害が存在しないという2点を解決してくれる大きな強化となっていますよ!
「ギガンティック・スプライト」と「スプライト・スターター」の2枚の効果を使用した場合は、そのターン中に「トラブル・サニー」をリンク召喚することが出来ない点には要注意!
プランキッズ
こちらも恩恵を受けたテーマの1つです!
既存の『プランキッズ』の展開を行い、フィールドに「プランキッズ・バウワウ」と「プランキッズ・ドロップ」が存在する状況から「ギガンティック・スプライト」をX召喚することで『スプライト』の展開に移行する事が出来ます!
「プランキッズの大暴走」を発動したターンには「スプライト」モンスターを特殊召喚出来なくなる点には注意が必要です。
餅カエル
「スプライト・エルフ」でも解説しましたが、効果の発動に同名カードでの制限が付いていないため、そのターン中に妨害効果を発動して墓地へ送られているこのカードを「エルフ」の効果で特殊召喚すればもう一度効果を発動することが出来ます!
『スプライト』では「餅カエル」の召喚条件である「水族レベル2モンスター」を満たしているモンスターは存在しないため、『ガエル』や『バージェストマ』等のテーマと組み合わせる必要があります。
No.65 裁断魔人ジャッジ・バスター
「ブルー」「ジェット」「ピクシーズ」の闇属性「スプライト」モンスター2体でX召喚できる、妨害効果を持った唯一のXモンスターです!
純構築に寄せる場合には特に必須になってくると考えられます!
・おわりに
以上、『スプライト』のご紹介でした!
テーマ単体というよりは、既存のテーマと組み合わせることで真価を発揮する、サポートがメインのテーマだと考えられます!
ある程度展開を行うものの中速系に位置する『イビルツイン』や『プランキッズ』といったテーマが今後大会に姿を現す可能性は非常に高そうですよ!
それではまた次回!
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