【遊戯王】現環境にかなり効く!『天龍雪獄』はやっぱり強いカードだった!
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【遊戯王】7/21 ランキングデュエル優勝の【オルフェゴール】デッキ紹介
どうも、ゲーミングお嬢様を読んで面白いと思ったスタッフIです。
今回は『天龍雪獄』というカードについての話です。
どんなカード?
『RISE OF THE DUELIST』で初登場した通常罠です。
今年登場したばかりですね。
イラストでは猛吹雪の中で『氷結界の龍 トリシューラ』と『ドラグニティナイト-アスカロン』が激闘を繰り広げています。
このカードのプリズマティックシークレットレアは個人的にとてもかっこいいと思うので一見の価値ありです。
カード効果はこのようになっています。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして自分フィールドに特殊召喚する。
その後、自分及び相手フィールドから種族が同じとなるモンスターを1体ずつ選んで除外できる。
相手の墓地からモンスターを蘇生できるカードです。
では次はタイトルにある『環境に効く』とはどういうことなのかを解説していきます。
どういうところが強いの?
このカードの強いところは大きく3つに分けられます。
1つ目は『相手の墓地からモンスターを奪えるところ』
2つ目は『対象を取らない除外を行使できるところ』
3つ目は『それらをフリーチェーンで狙えるところ』です。
まず『相手の墓地からモンスターを奪えるところ』について。
単純に相手の蘇生効果を妨害できるだけにとどまらず、こちらの戦力として利用することができます。
蘇生したモンスターの効果は無効化されてしまいますがそれ以外の制約はつかないので攻撃に参加してもよし、素材に使ってもよしです。
また、相手の墓地を参照するという性質上『墓穴の指名者』や『D.D.クロウ』ではこのカードを妨害できません。
次に『対象を取らない除外を行使できるところ』について。
『お互いの場からそれぞれ1体ずつ選んで除外できる』というテキストから勘違いしてしまいがちですが、こちらは『奪ったモンスターを除外する』こともできるので実質的には自分のモンスターは消費していません。
このカード1枚で相手のカードを2枚除外できるのです。
現環境では種族がある程度統一されたデッキが多く、魔法使い族を多用するドラグマや機械族を多用するオルフェゴールなどの対策として有効です。
対象を取らず、また破壊を介さないことから『I:Pマスカレーナ』を使用してリンク召喚した『双星の騎士アストラム』もI:Pマスカレーナを奪うことで問答無用で除外できます。
『真紅眼融合』によって融合召喚された『超魔導竜騎士ドラグーン・オブ・レッドアイズ』についても融合素材として使用した『ブラック・マジシャン』を相手の墓地から奪うことでそのまま除外でき、デッキにあまりモンスターを採用しないエルドリッチでも採用率の高い『灰流うらら』を奪えればそのまま除外できます。
そしてこれらのアクションをフリーチェーンでできるので非常に応用が利きます。
このカードの弱点
当然このカードにも弱いところがあります。
例えば『ヌメロンやサブテラー、閃刀姫に対して力を発揮しづらい』ところや『よくも悪くも利用できるカードは相手依存』ところが挙げられます。
ヌメロン・ダイレクトで特殊召喚したモンスターは蘇生制限を満たしていないのでこちらも蘇生できません。
また、サブテラーの場合は場に留まる『サブテラーの導師(ドラゴン族)』と妨害をする『サブテラーの妖魔(魔法使い族)』の種族が異なるため、妖魔を奪ったところで導師を除外することはできません。
閃刀姫に対してもレイ(戦士族)とリンクモンスター(機械族)の種族が違うので思うように機能しないことが多いです。
このカードは自分の墓地のモンスターは蘇生できないので相手がモンスターを墓地に置かないデッキ相手だと腐ります。
元がモンスターではない『罠モンスター』も奪えないので罠モンスターを主体とするエルドリッチの対策としては少し安定性に欠けます。
※一応相手の『場の罠モンスター』を除外することはできます。
まとめ
最近メタカードとしてじわじわ採用率が増えてきているらしい『天龍雪獄』
環境の流れを変える一手になりうるでしょうか。