【遊戯王】大会では屋敷わらしが流行中!その理由は?
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【遊戯王】2020年9月29日ランキングデュエル優勝者レシピ『ドラグーンアダマシア』デッキ
どうも、最近ゲーセン通いをしているスタッフIです。
最近イベントで結果を出したデッキのレシピを見ていると『屋敷わらし』がメインから入っているのをよく見かけるようになりました。
自分も流行りに乗って屋敷わらしを採用したデッキで大会に行ってきたので実際の使用感を交えながら流行の理由を解説していきたいと思います。
能力のおさらい
まず屋敷わらしの能力を見ていきましょう。
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その発動を無効にする。
●墓地からカードを手札・デッキ・EXデッキに加える効果
●墓地からモンスターを特殊召喚する効果
●墓地からカードを除外する効果
墓地に関する効果を止めることができます。
似たような効果を持つ灰流うららと比較するとあちらがデッキに触れるカードの『効果を無効にする』のに対してこちらは墓地に触れるカードの『発動を無効にする』という点が異なります。
さて、次からはなぜこのカードが流行しているのかを解説していきます。
流行の理由1 刺さる相手が多い
ズバリいいます。
流行りのデッキ全てに刺さります。
現在のデッキの流行りを見てみると
ドラグマ召喚獣
シャドール
エルドリッチ
サンダードラゴン
閃刀姫
ドライトロン
などなどがいます。
いずれも『墓地からカードを手札に加える』『墓地から特殊召喚する』などの行為をメインギミックの中核に据えています。
ドラグマ召喚獣に対しては『召喚魔術』『召喚獣メルカバー』などに対して使用することでギミックを崩すさせることができます。
特にドライトロンはこのカードによって受けるダメージが致命的に大きく、全ての下級モンスターを妨害される上にカード2枚を失って終わり……というような状況に陥ってしまいがちです。
また、このカードは『発動を無効にする効果』であるためダメージステップに発動することも可能でダメージステップ終了時の『閃刀姫-レイ』の自己再生やシャドール融合モンスターの回収効果を阻止することもできます。
流行の理由2 墓穴の指名者をカウンターできる
みなさんも対戦で使われて少なからず苦い思いをさせられたであろう『墓穴の指名者』
このカードは『墓地からカードを除外する効果』なので後出しの屋敷わらしで阻止することができます。
また、手札誘発へのカウンターとして使用されることが多く、墓穴の指名者では阻止しづらい『PSYフレームギア・γ』も屋敷わらしでカウンターが可能です。
灰流うららや増殖するGなどをどうしても通したいときにこのカードを一緒に持っていれば通る確率が大きく上がります。
上述した2枚とこのカードは互いに後出し有利の関係にあるので使い所が肝心です。
G発動→チェーン墓穴→さらにチェーンわらし……という状況になるとかなり美味しい展開になります。
カウンター系の汎用カードでも『デッキからカードを除外する』抹殺の指名者は止められないので注意しましょう。
また『コストで墓地から除外する行為』や『コストでデッキに戻す行為』もこのカードでは止めることができません。
実際の使用感
なんで今まで流行っていなかったのかわからないレベルで強かったです。
幻影騎士団相手にティアースケイルの自己再生を阻止したり、墓穴の指名者を妨害して有利な状況を維持したりいろいろなシーンで活躍してくれました。
相手の墓地除外を止められるという点から灰流うららよりも『防御に向いたカード』であるようにも感じられました。
メインデッキに1~2枚入れておくと要所要所で活躍してくれるいいカードです。
灰流うららよりも安価で集められるのも魅力的ですね。
以上、スタッフIによる流行りのカードの紹介でした。