【遊戯王】ドラゴンメイドデッキが流行の兆し!?どういうところが強いの?
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どうも、黎明期からドラゴンメイドを触っているスタッフIです。
最近ドラゴンメイドが大会で結果を出すことが増えてきましたね。
というわけで今回は【ドラゴンメイド】というデッキはどのような強さを持つのかをざっくりと解説していきます。
※一部主観ありになります。
現在の環境的な立ち位置
はっきり言おう!
このデッキは
Tier1であると!
さて、次からはこのデッキのどういうところが強いのかをスタッフI的な視点から解説していきます。
初動が安定する
初動になりうる下級モンスター『パルラ』『ティルル』『チェイム』はすべて3積み可能、さらにドローソースの『強欲で金満な壺』と『金満で謙虚な壺』までフル投入したと仮定すると
初動がデッキに15枚ほど入れられます。
『封印の黄金櫃』+『嵐征竜テンペスト』のセットまで入れると初動は17枚ほどにも増やせます。
最低限の盤面を作るための初動がとにかく多く、1枚初動から天球の聖刻印もリンク召喚できるので何もできないというような手札事故が起こりづらいです。
PSYフレームギア・γを最も強く使える
ドラゴンメイドは現環境のデッキの中で『PSYフレームギア・γ』を最も有効活用できます。
初動を引っ張るための『強欲で金満な壺』や『金満で謙虚な壺』に対する『灰流うらら』などにカウンターできる他、γから『混沌魔龍カオス・ルーラー』につなぐことで墓地肥やしをしながら初動要員のチェイムを引っ張れる可能性があります。
チェイム以外にもアーティファクト・ロンギヌスをサーチすることで返しの『墓穴の指名者』などを封殺することもできます。
『PSYフレーム・ドライバー』は『星杯竜イムドゥーク』にすることで『天球の聖刻印』につなぐこともできるので余すことなく活用できます。
除去手段が豊富
このデッキの除去方法は
・天球の聖刻印による場の表側カードへの対象を取らない手札バウンス(相手ターン限定)
・お片付けによる場・墓地のカードへの対象を取る手札バウンス(1ターンに1度の制限あり)
・ハスキーによるモンスターへの対象を取る破壊(1ターンに1度の制限なし)
・リラクゼーションによる、魔法・罠への対象を取らない手札バウンス(1ターンに1度の制限あり)
などなど非常に多彩です。
そこにトロイメア・フェニックスやユニコーンが加わるとさらに多様化し、ほとんどのデッキに対してなんらかの有効な除去手段を持つことができます。
手こずらされるデッキも多い『超雷龍-サンダー・ドラゴン』や『無限起動要塞メガトンゲイル』にすらお片付けでバウンスすることで対応可能、効果で除去できなくても高い打点で戦闘破壊するという力技もできます。
リソース戦に非常に強い
このデッキはリソース戦に非常に強いです。
というのも
モンスターがフィールドから手札へ、墓地からフィールドへ、フィールドから手札とモンスターがループするからです。
このデッキの鍵となる融合魔法『ドラゴンメイドのお召し替え』も自力で墓地から手札に戻ってくることができるため、一度妨害されたからといってそこで止まることはありません。
なんらかの理由によってこちらのモンスターが除去されつくしてループが止まってしまったとしても手札に『ドラゴンメイドのお心づくし』または墓地に『ドラゴンメイドのお片付け』があればたった1枚からループが再スタートできます。
天球の聖刻印や後述のシュトラールがいればこれらのリソースを自分・相手ターンどちらでも準備しておくことが可能になります。
シュトラールが強い
このデッキのメイン戦力となるシュトラールは3500という攻撃力に加えてお互いのスタンバイフェイズにドラゴンメイドを無条件に展開でき、さらにEXデッキにハスキーがいるならノーコストで相手の行動を1回妨害できます。
展開効果は対象を取らないので墓穴の指名者やD.D.クロウなどで妨害されにくく、無限泡影やPSYフレームギア・γなどを受けても後半の効果で自力でカウンターできます。
アーゼウスやパンクラトプスといった名だたるモンスターたちもシュトラールの攻撃力を超えられず、かといって効果で除去しようとすると上から無効化されて叩き潰されます。
さらに後半の効果で呼び出されるハスキーも3000の攻撃力と盤面に干渉するタイプの妨害効果を持つため、相手は3500の打点を持ったノーコスト妨害効果持ちから呼び出される攻撃力3000の除去効果持ちを立て続けに相手しなければなりません。
よってシュトラールは
着地するだけで勝ちに近づくカードなのです。
そんなオーバーパワーを持ったカードを
最低消費2枚から呼び出せます。
弱点は?
ここまで強い所を列挙してきましたが当然ながら苦手なものもあります。
このデッキは性質上中~低速で立ち回るデッキに対してはかなり強く出られますが
手数を武器に高速で展開するデッキが苦手です。
現環境だと電脳堺やドラゴンリンクなどが苦手な相手に該当します。
そういったデッキを相手にするには『増殖するG』や『アーティファクト・ロンギヌス』に頼らざるを得なくなるので、それらのカードを握れなければ厳しい戦いを強いられます。
また、初動を通常召喚に頼っている部分が大きいので『エフェクト・ヴェーラー』『無限泡影』『灰流うらら』などでそこを止められると天球の聖刻印すら着地させられないということもあります。
特に前者2枚はバトルフェイズに入れ替わる効果まで止められるので絶対に相手したくないカードです。
まとめ
ドラゴンメイドが環境に上がってきた理由をざっくりと要約すると
・低速気味の環境で有利な相手が多い
・少ない消費から超大型モンスターを展開できる
・たいていのデッキ相手にロングゲームで勝てるリソース力
・その得意な持久戦に持ち込みやすい妨害力
以上の要素がかみ合った結果だと思います。
対応力と持久力、展開力が売りの扱いやすいデッキなので来期のデッキで迷っている方にはぜひ使ってみてもらいたいです。
あとイラストが可愛いです(*’ω’*)
以上、スタッフIによる流行デッキの解説でした!