【遊戯王】次の環境の対策には『天声の服従』⁉
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どうも、スタッフIです。
PHOTON HYPERNOVAの新規カードでクシャトリラがかなり強化されるという話題で賑わっていますね。
そんなクシャトリラの対策カードとしてとあるカードが注目されているのを知っていますか?
それがタイトルにもある『天声の服従』です。
ではなぜこのカードが対策として注目されているのかを解説していきます。
天声の服従の能力
①：2000LPを払い、モンスターカード名を1つ宣言して発動できる。
相手は自身のデッキを確認し、宣言されたモンスターがあった場合、その内の1体をお互いに確認し以下の効果から1つを選択して適用する。
●確認したカードを、このカードを発動したプレイヤーの手札に加える。
●確認したカードを、このカードを発動したプレイヤーのフィールドに召喚条件を無視して攻撃表示で特殊召喚する。
相手のデッキからモンスターを奪い取るための魔法です。
宣言したモンスターが相手のデッキに入っていればそれを手札に加えるか特殊召喚できます。
どちらを選ぶのかは相手プレイヤーが決めます。
なので灰流うららを宣言して相手のデッキから奪い取うことに成功しても場に呼び出す方を選ばれて手札に呼び込めないなんてこともあるので使用感に少しクセがあるカードになります。
デッキから手札に加えることができない、特殊召喚ができないなどの制限が課せられている場合は出来る方しか適用できません。
とんでもないネタにはなりますがライオウが場にいる状態で天声の服従で光の創造神ホルアクティを宣言し、相手のデッキにそれがあればホルアクティを自分の場に呼び出して特殊勝利できます。
ちなみに宣言したカードが相手のデッキにいなかった場合は相手が自分のデッキの中身を確認するだけで処理が終わります。
本当にいないのか気になる場合はジャッジに確認してもらうなどしてもらいましょう。
なぜ注目されている?
天声の服従は相手のデッキのモンスターをピンポイントで狙い撃ちするのに適したカードです。
中でもクシャトリラデッキでは必須となる『クシャトリラ・フェンリル』は非常に強力な効果から汎用カードとしてクシャトリラ以外のデッキに入っていることも多く、遭遇率が高いカードなので狙い撃ちしやすくなっています。
クシャトリラは共通効果としては自分の場にモンスターがいなければ手札から特殊召喚できるので相手が手札に加えるか特殊召喚するかどちらを選ぼうとも場に呼び出すことができるのです。
ミラーマッチなら誰を引き抜いても非常に強く、出張ギミック相手でも相手のフェンリルを奪い取って有利に立てるので使うだけで得ができます。
相手のデッキがわかっていれば外すことはまず無くなるのでシングル戦ではなくマッチ戦で真価を発揮するカードですね。
ちょっと小話
天声の服従に関する有名なエピソードが一つあります。
少し昔、2018年の世界大会一般の部、決勝での出来事です。
トリックスター対オルターガイストの対戦でトリックスター側のインスペクト・ボーダーへの対処に困ってしまったオルターガイスト側はサイドデッキから入れていたこのカードを使って相手のデッキからインスペクト・ボーダーを奪い、相打ちさせることで対処しようとしました。
インスペクト・ボーダーは複数枚入れて素引きすることが前提となるメタカードなので、まだデッキに残っているだろうと読んでいたのですがここで事件が起こります。
トリックスター側がインスペクト・ボーダーを召喚する前に発動していた強欲で貪欲な壺のコストによってデッキの中に入っていた他のインスペクト・ボーダーがすべて除外されてしまっていたため、天声の服従が不発になってしまったのです。
思わぬ形での失敗になりましたがこういうこともあり得るよといういい例ですが、それが世界大会の決勝という大舞台で起きたのが当時プレイヤーの間ではちょっと話題になったりもしました。
環境が偏ると相対的に評価が上がる面白いカードですよね。
果たして新環境では活躍の機会があるのでしょうか。
以上、スタッフIの注目カード紹介でした。
