【MTG】お前は巨獣と絆を結んでいるか？

よく来たな、俺はMTG担当兼VG担当だ。俺は毎日数え切れないほどのガチャやクジを詰めているが誰にも損をさせるつもりはない。お前はもう、《イコリア：巨獣の棲処》のカードは手に入れたか？そう、ゴジラがいるあの次元だ。

……何？ゴジラの怪獣はいない？偽名？細かいことは気にするな。常に変容し続けるイコリアの巨獣たちの前では、名前なぞ些細な概念でしか無いのだから。お前もこの過酷な環境に対して柔軟に変容する必要がある。……人間は変容できない？《スランの医師、ヨーグモス》にとってプレイヤーは人間ではありません。

＜つまりお前は変容できる。いいね？

変容と言えば、スタンダードでも使えるちょっとしたコンボがある。灯争大戦に収録されている《ブリキ通りの重鎮、クレンコ》は知ってるか？

コイツの上に、丁度手札にいた《雲貫き》を変容させるとしよう。

すると、《クレンコ》の能力を持った《雲貫き》が完成する。「それがどうした？」と、思ったお前は過酷なイコリアに適応できず巨獣の餌になることだろう。名前は変わってもこいつは《クレンコ》だ。召喚酔いもしていなければ攻撃するだけで+1/+1カウンターも乗るし、お供のゴブリンたちも湧いて出てくるのだ。初回攻撃でカウンターも乗るのでスタッツは6/5、ゴブリン・トークンの数はなんと6体！これが最速４ターン目に襲いかかって来るのだ。ば、バカげてる…！

既にこのコンボに目をつけてデッキを構築している真の男もいることだろう。構築難易度は上がるが、どちらもマナコストが奇数のカードなので《獲物貫き、オボシュ》を相棒にしてダメージをさらに加速させるのもいいだろう。

…しかしこの相棒というギミック、登場してすぐに上から下まで環境に影響を与えまくっているようだな。このシステムを端的に解説すると、デッキ構築に制限をかけるだけで、実質初手にデッキの中核となるキーカードを固定出来るのだ。遊戯王でもそんなマッポーめいたことしなかったぞ…。

この巨大で邪悪なクラーケン、《深海の破滅、ジャイルーダ》を相棒にして、デッキ内の同名カードやコピーカードやブリンクするカードを捲ってどんどん効果を連鎖させるデッキが開発されるなんて、プレビューで公開された時には全く思いつきもしなかった。これも思考を柔軟に変容させ、巨獣と絆を結んだ真の男の成せる業とでも言うべきか(……でもレガシーで先攻OTKはやりすぎだと思う)。

お前も《イコリア》の巨獣たちと絆を結び、困難に負けないよう変容しながら真の男を目指せ。