【遊戯王】想像以上の強さ！《金満で謙虚な壺》を解説！【金謙】

今回紹介するカードはこちら

《金満で謙虚な壺》です。

《強欲で貪欲な壺》や《強欲で金満な壺》に続く《〇〇で〇〇な壺》シリーズの新カードですね。

効果

このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できず、 このカードを発動するターン、自分はカードの効果でドローできない。
(1)：自分のＥＸデッキのカード３枚または６枚を裏側表示で除外して発動できる。 除外した数だけ自分のデッキの上からカードをめくり、その中から１枚を選んで手札に加え、 残りのカードを好きな順番でデッキの一番下に戻す。 このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは半分になる。

『ブレイジング・ボルテックス』発売前の段階では、単純に手札を増やすことのできる《強貪》や《強金》の方が強いと考える人が多く、発動したターンにドローできない制約からそれらの壺と共存しずらい点でやや控えめな評価をされていた印象です。

しかし、実際にカードが登場してからは大会で結果を残した様々なデッキに採用されました。

私が知っている限りでも「召喚ドラグマ」「エルドリッチ」「サンダードラゴン」「電脳堺」「シャドール」「ドラゴンメイド」等に採用した型のデッキが上位入賞しています。

実際に自分のデッキに入れて使用した感じもとても良かったので、どういった点で《金謙》が強いのか《強貪》や《強金》と比較しながら解説します！

①デッキを6枚捲ることができる

《強貪》や《強金》の場合、引けるカードはデッキの上から2枚です。

それに対して《金謙》ではデッキの上から6枚からカードを探すことができます

つまり《金謙》の方が欲しいカードにピンポイントでアクセスできる可能性が高いということです。

初動となるカードや、マッチ戦でサイドから入れたカードを手札に加えたい場合は、《強貪》や《強金》よりも《金謙》の方が勝っていると言えるでしょう。

②状況に合わせて必要なカードを選べる

皆さんは《強貪》で2枚めの《強貪》を引いてしまったり、サーチ先として残しておきたいカードを引いてしまった経験がありませんか？

私は何度も経験しました。

《金謙》なら自分で手札に加えるカードを選ぶことができるのでこういった事態になりにくいです。

例えば「召喚ドラグマ」で以下の6枚を捲ったとしましょう。

これはかなり都合の良い捲れ方ですが、《アレイスター》と《エクレシア》の手札にない方を選んだり、相手の誘発をケアできる《墓穴》、伏せカードを除去できる《羽根帚》など場面によって選択することができます。

一方でそのターンに打てない《強貪》やサーチ先として残したい《パニッシュメント》はデッキに戻せばよいので捲れても問題ありません。

③コストで除外するカードを選べる

《強金》のイメージから私は最初ランダムだと勘違いしたのですが、テキストをよく見ると実は除外するカードを選ぶことができます。

《金謙》と《強金》のテキストを見比べると《強金》の方のみ「ランダムに」と書かれていますね。

1回のデュエルでEXデッキのカードをすべて消費するようなデッキ以外であれば、そのデュエル中に不要なカードを3枚または6枚除外すれば良いので、《強貪》や《強金》と比べて採用できるデッキが多くなります。

特に今まで《強貪》と《強金》のどちらも採用することが難しかった「シャドール」のようなデッキにも採用できる点が非常に良いですね。

このように《金満で謙虚な壺》は本当に強く、扱いやすいので是非デッキに入れて試して欲しいカードです。