MTGは本当に高いのか?
「マジック・ザ・ギャザリング始めませんか?」ってお聞きすると大抵のお客様が「MTGって10万とかかかるんでしょ?(ヾノ・∀・`)ムリムリ」って言われます。
確かに皆さんが知っているであろうこのカード《Black Lotus》とかはお高いですね。通販最安値38万円也!
確かに国産TCGは殆どのものが過去のカードでも禁止カード以外全カード使えますし、再録に制限も殆ど無いですから、10,000円超えるカードは稀ですよね。
他にも有名なカードはこちらの《Force of Will》ですかね。
こちらのカードも8000円弱します。
でも、MTGには再録禁止カードとフォーマットが存在します。
再録禁止カード
1999年6月23日発売のウルザズ・デスティニーというブースターパック以前のブースターパックに封入されたレアが対象となっており、対象カードの再版(再録)と、それらとカード・タイプ、サブタイプ、能力、マナ・コスト、P/Tのすべてが一致するカードの印刷を禁止しています。
つまり、再録禁止カードは新たなモノが出てこないので、一生値段が上がっていくわけですね。
当然上記のカードも再録禁止カードです。
フォーマット
大雑把にスタンダード/モダン/レガシー/ヴィンテージだけ説明します。
・スタンダード
直近2年のカードで、通常ブースターパックのカードが使用可能
禁止アリ制限ナシ
ローテーションあり(2年立つと自動的に禁止)
《Black Lotus》は使えません
《Force of Will》は使えません
・モダン
2003年7月発売以降のブースターパックのカードが使用可能
禁止アリ制限ナシ
ローテーションなし
《Black Lotus》は使えません
《Force of Will》は使えません
———–エターナル———-
・レガシー
全てのカードが使えます。
禁止アリ制限ナシ
ローテーションなし
《Black Lotus》は使えません
《Force of Will》は使えます
・ヴィンテージ
全てのカードが使えます。
禁止ナシ制限アリ
ローテーションなし
《Black Lotus》は使えます
《Force of Will》も使えます
というわけで、《Black Lotus》はヴィンテージでしか使えません。
《Force of Will》はレガシーとヴィンテージでしか使えません。
想像してみてください。
《死者蘇生》がVol.2にしか入っていない遊戯王や《フェアリーライフ》が6弾にしか入っていないデュエルマスターズ等想像してみると、《Black Lotus》の値段の意味がちょっとはわかるかもしれませんね。
つまり、何が言いたいかというと、
初心者はスタンダードやろうぜ!!!
最初から《Black Lotus》を買ったり、《Force of Will》を買う必要は全くありません。
スタンダードならメインデッキ30,000円弱です!
4 《森》 1 《島》 2 《山》 4 《植物の聖域》 4 《根縛りの岩山》 3 《尖塔断の運河》 4 《霊気拠点》 -土地(22)- 4 《牙長獣の仔》 -クリーチャー(23)- |
4 《霊気との調和》 2 《マグマのしぶき》 4 《蓄霊稲妻》 2 《本質の散乱》 1 《削剥》 1 《慮外な押収》 1 《暗記+記憶》 -呪文(15)- |
2 《奔流の機械巨人》 1 《チャンドラの敗北》 4 《否認》 1 《削剥》 2 《人工物への興味》 1 《至高の意志》 1 《天才の片鱗》 1 《慮外な押収》 1 《霊気圏の収集艇》 1 《反逆の先導者、チャンドラ》 -サイドボード(15)- |
世界選手権優勝者のレシピはこんな感じですが、1000円以上のカードがメインに11枚ほどしかないです。
スタンダードは基本フォーマットなので、公式大会も多く、フライデーナイト・マジックもスタンダードで開催しているところが大半です。
MTGに興味がある人は、スタンダードやりましょう!