【遊戯王】Twitterで話題の『ドグマブレード』って?
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どうも、スタッフIです。
今回はTwitterで話題になっていたデッキ【ドグマブレード】についての記事になります。
どういうデッキ?
2009年頃に誕生したデッキです。
デッキ名の『ドグマ』は『D-HERO ドグマガイ』、『ブレード』は『神剣フェニックスブレード』のことを指します。
現在は後述するメインパーツのほとんどが禁止カードに指定されているため、公式戦で使用することはできません。
このデッキの戦法はズバリ
先行1ターンキルです。
当時の中では異例の1ターンキル成功率を誇った一方で当時の超高額カード『アームズ・ホール』や『デステニー・ドロー』がフル投入されていたり、1ターンキルに至るまでの過程がとても難しく、1つでもミスをしてしまうとすぐに失敗してしまうことから『芸術品』と例えられることもあるデッキです。
次からはどのようにして先行1ターンキルを決めるかという解説をしていきます。
このデッキのフィニッシュカードは『マジカル・エクスプロージョン』を使用します。
※現在は禁止カードなので公式では使用できません。
このカードは自分の手札が0枚の場合、自分の墓地の魔法カードの数×200のダメージを与えられます。
一見するとダメージ量が少ないように見えますがそこが大穴、デッキの殆どを魔法で固めてしまえば大ダメージを叩き出すカードに化けます。
マジカル・エクスプロージョンのダメージを高めるために各種ドローソースや名推理、モンスターゲートを駆使して墓地に大量の魔法カードを貯めます。
そして必要な量が集まったら手札を0枚にしてマジカル・エクスプロージョンを1~2枚セットし、相手ターンの開始と同時に発動して相手のライフを0にします。
このデッキで注目されたカード
【ドグマブレード】というデッキの中に組み込まれたことで注目を集めたカードが存在します。
それが『サイバー・ヴァリー』です。
3つの効果を持ち
・攻撃された時に自身を除外して1ドローし、バトルフェイズを終了
・自身と自分の場のモンスター1体を除外して2ドロー
・場の自身と自分の手札1枚を除外して墓地のカード1枚をデッキトップに固定
のうちのいずれかを使用できます。
このデッキにおいては主に2つ目と3つ目の効果を使用します。
自身を除外するという効果処理がこのデッキのキーカードの1枚『次元融合』と相性がよく、
2つ目の効果でヴァリーと『混沌の黒魔術師(エラッタ前)』を除外して2枚ドロー
↓
次元融合を発動してヴァリーと混沌の黒魔術師を特殊召喚、黒魔術師効果で使用した次元融合を手札に回収
という動きができました。
ここに『魔力倹約術』というカードが加わると次元融合のライフコストが必要なくなるので無限ドローすら可能でした。
※現在は次元融合が禁止カード、混沌の黒魔術師のテキストが変更されたので公式では使用できません。
3つ目のデッキトップに固定する効果はどうやって使用するのかというと
名推理やモンスターゲートで墓地に落ちたマジカル・エクスプロージョンをデッキに戻すために使用しました。
そしてドローソースを使用してマジカル・エクスプロージョンを手札に引き込むのです。
手札でだぶついたカードを除外できたのでマジカル・エクスプロージョンの発動条件を満たすという点でも好相性でした。
ドグマガイの存在
ここまで読んでいて
ドグマガイ関係なくない?
と思った人もいるのではないでしょうか。
ちゃんと関係ありますよ。
このデッキにおけるドグマガイの役割は2つ
各種ドローソースのコストになること
と
相手ライフを半分にすること
です。
ドグマガイは『レベル8』の『D-HERO』なので『トレード・イン』と『デステニー・ドロー』のコストになります。
また『HERO』なのでエアーマンでサーチでき、戦士族なので墓地へ送られてもフェニックスブレードの回収効果のコストにもなります。
さらにこのカードは『通常召喚できない』ので名推理やモンスターゲートを止めてしまうこともありません。
ライフを半分にする効果もマジカル・エクスプロージョンの必要枚数を1枚減らしてくれるので非常に強力です。
このデッキでは『D-HEROディスクガイ(エラッタ前)』も使用するのでその気になれば場に出すことも可能でした。
まとめ
このようにドグマブレードはありとあらゆるギミックを最適解で利用して墓地に魔法カードを集め、マジカル・エクスプロージョンで仕留めるというデッキだったのです。
現在はキーカードの多くがエラッタされたり、禁止カードに指定されているので公式戦での使用は不可能です。
以上、過去のデッキの紹介でした。