【遊戯王】2020年振り返り企画 第1回 ~禁止カード編②~
サテライトTOKYOスタッフのたかやんです!
前回に引き続き2020年振り返り企画の第1回「禁止カード編」の続編となります!
ついに「あのカード」が登場しますよ…!
それでは早速見ていきましょう!
・リンクロス
ブースターパック「ETERNITY CODE」で登場したカードです。
リンク召喚成功時にリンク素材に使用したリンクモンスターのリンクマーカー分トークンを特殊召喚する効果を持っています。
この効果で特殊召喚したトークンはリンク素材に出来ないとはいえ、リンク2以上のモンスターが自身のリンク数+1体のモンスターに変換できるというとんでもない効果になっています。
チューナーを特殊召喚する効果を使用した「水晶機巧-ハリファイバー」を素材に「リンクロス」を出すだけで、フィールドのモンスターが2体→4体になるわけですね。
生まれる時代が早すぎたか…
「ハリファイバー」、「幻獣機オライオン」、「武力の軍奏」と組み合わせた展開は非常に強力で、展開系デッキには必ずと言っていいほど採用された他、『オルターガイスト』でも先攻1ターン目から「オルターガイスト・ヘクスティア」を墓地に送る手段として活用されていました。
あまりの強さに登場から172日という速さで禁止カードに指定されてしまいました…
・超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ
「LEGENDARY GOLD BOX」で登場したカードです。
もはや説明も解説もいらないですね!個人的にも別に書かなくてもいいんじゃないかと思いました…!
ですが1枚だけ書かないというのもどうかと思うので、簡潔に書いていきます。
効果の対象にならず破壊されない効果、相手モンスターを対象に取らず破壊しその元々の攻撃力分のダメージを与える効果、手札を1枚捨てることで相手の発動した効果を無効にして破壊・その後自身の攻撃力を1000アップする効果の3つの効果を持っています。
どう考えてもトンデモ性能ですね!そしてイラストもカッコいい!!
「真紅眼の黒竜」を融合素材に指定しているので「真紅眼融合」でデッキからの融合が可能な上に、「ドラグーン」登場の約1ヶ月前に登場した「捕食植物ヴェルデ・アナコンダ」によってデッキから「真紅眼融合」を墓地に送ってその効果を適用できる為、実質モンスター2体が「ドラグーン」に化けるというトンデモ要素まで隠されていました…!!
「ドラグーン」が存在した頃の大会環境はまず「ドラグーン」を倒す事が出来るのかという基準が生まれる程でした。
2019年に登場したカードではありますが、間違いなく2020年を代表するカードの1枚といえるでしょう。
・SNo.0 ホープ・ゼアル
「20thレジェンダリー・コレクション」(Vジャンプの応募者全員サービスパック)で登場したカードです。
相手ターンにX素材を1つ取り除くことで、そのターン中相手は効果を発動できなくなるという強力な効果を持っています。
X素材に同じランクの「No.」モンスターを3体必要とするため非常に召喚しづらく、「希望皇ホープ」モンスターの上に重ねる召喚方法もありますが手札の「RUM」通常魔法を1枚捨てる必要があるため、このカードのX召喚は安定しませんでした。
しかし、「COLLECTION PACK2020」で登場した『ヌメロン』の「ヌメロン・ダイレクト」または「ヌメロン・ネットワーク」1枚で「ホープ・ゼアル」をX召喚出来るようになったため大会で活躍を始めます。
『ヌメロン』自体がかなり強力なテーマであるとともに、「ホープ・ゼアル」をX召喚するのに必要なカードも少ないためEXデッキをあまり使わない『エルドリッチ』や『サブテラー』等のデッキにも採用される大活躍を見せました。
・トーチ・ゴーレム
「デュエリストパック-ヨハン編-」で登場したカードです。
このカードも先程紹介した「儀式魔人リリーサー」と同じく当初はあまり注目されているカードではありませんでしたが、2017年に新マスタールールが適用され少しづつリンクモンスターの種類が増えてきたタイミングでこのカード1枚から大量リンク展開が可能となり注目を浴びました。
さらに「デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編5」でこのカードを手札に加える事ができる「ダーク・オカルティズム」が登場したため、当時よりもこのカードを活用した展開をしやすくなりました。
『未界域』等の展開デッキでの採用が主でしたが、『オルターガイスト』のサイドデッキに採用し「鎖龍蛇-スカルデット」等の強力なリンク4のモンスターを出す手段としても用いられていました。
・おわりに
ということで、昨年1年間の禁止カードたちの紹介でした!
「禁止カード」の名の通り、大会で大活躍したカードやとてつもない強さを持ったカードばかりでしたね…!
これらのカードは今現在公式イベントで使用することは出来ませんが、今月から復帰した「ファイアウォール・ドラゴン」のようにいずれまた使用出来るようになる日が来るかもしれません!
その日を心待ちにしましょう!
2020年振り返り企画は今後も続きますので、続編をお楽しみに!
それではまた次回!