なぜ"カツキング"は高いのか🤔
皆さん、カードラボの買取を見てこう思ったことはありませんか?
「カツキング高くね…?」と
そう、Jrじゃない、”エグザイル”のカツキングです。
実際に、何度か「なんでこんなに高いんですか?」と質問を頂いたので、今回はそれにお答えしようと思います。
まず、ビクトリーレアというレアリティは、現在で言うマスターレア・レジェンドレアと同じ「最高レアリティ」として登場しました。
しかし、ビクトリーはマスター・レジェンドと違い、1BOX確定ではありませんでした。
そのため、環境で使われていないカードでも、そこそこの価値は保証されていたわけです。
にしたって高いですね
環境で使われていなければ、いくらビクトリーでも値段が下がることは、ゼニスが証明しています。
王牙のような、再録していないゼニスもそうです。
じゃあ何故”今”高いのか
その理由は2つあります。
①ドロン・ゴーにはファンが多い
カツキングを初めとした、「エグザイル・クリーチャー」というE3で登場したクリーチャー郡。
その多くが「ドロン・ゴー」という能力を持っています。
小型のエグザイルクリーチャーが破壊されると、そのクリーチャーが成長した姿のような、大型クリーチャーに「変身」するという、革命チェンジ等の元となった踏み倒し系能力であり、実質的な破壊耐性とも取れる強力な効果です。
しかし、破壊してやっと発動するというテンポの悪さからか、環境には顔を出すことはありませんでした。
その代わり、不遇故か、一部界隈で非常に高い人気を得ており、EXパック等で度々強化されています。
環境から見て決して強いカードではありませんが、コアなファンによってデッキが頻繁に練られている、というのが理由の1つです。
②E3
エピソード3期、環境はそう悪いものでもありませんでしたが、新ギミックのドロン・ゴーと復活したゴッド・リンクのふたつがメインテーマにも関わらず、環境にいなかったのが災いして、パックがあまり開封されませんでした。
カツキングのいた第1弾には、元4000円のダイハード・リュウセイがいましたが、それのためだけにパックを開けるのはあまりにハイリスクです。
そのため、絶対数が少なくなり、カードそのものの希少価値が他のビクトリーより高くなっているのです。
フリーマーケットアプリなどが一般的になった今、個人間の取引でかなり手に入りやすくはなっていますが、ショップ的にはまるで在庫が集まらない「コレクションカード」のような扱いになっています。
圧倒的希少価値と、ニッチな需要、これがカツキング高騰の全貌です。
一度再録されたら、100円くらいで買えるようになるんでしょうか、楽しみです。
以上、E3でデュエマに復帰した、特価担当(じゃない)ハタケからでした。