【遊戯王】今と昔で閃刀姫ってどう変わった?
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どうも、スタッフIです。
今回は初登場から常に高い人気を誇るテーマ・閃刀姫のデッキ構築の変化を見てみたいと思います。
まず、閃刀姫が初登場したのは
2018年の2月24日発売の
『デッキビルドパック ダークセイヴァーズ』です。
今からおよそ2年前ですね。
ここで基礎となるカードの殆どが登場しました。
テーマの根幹を支えるカードであるエンゲージは当時から大きな話題を集めましたね。
好きなカードをサーチでき、さらにドローまでできる上に同一ターン中に何度も使えるというアドバンテージ獲得力はとにかく驚異の一言でした。
スタッフIも当時のシングル価格が2,000円以上に膨れ上がったのを見てひっくり返ったのを覚えています。
また、このカードとレベル1・戦士族のトークンを作れるホーネットビットの2枚がいろいろなところに出張していたのを覚えています。
エンゲージやカガリによる継戦能力に物を言わせたコントロールデッキとして登場からまもなく魔術師とトップを争う形で環境に入り込みました。
競合相手の魔術師のPスケールを破壊するためにツインツイスターやサイクロンなどの除去カードが複数枚採用されることが多かったです。
一方で当時はフィニッシャーになるモンスターがいなかったこともあってライフを削る力がそこまで強くはありませんでした。
なので当時はフィニッシュにシンクロ召喚のギミックを採用し、ハリファイバーやジェットシンクロンを駆使してチャンバライダーを出していたのを覚えています。
初登場から約2ヶ月後の
2018年4月14日
『CYBERNETIC HORIZON』が発売されました。
ここで閃刀姫は新規カードと強力なフィニッシャーを獲得します。
『閃刀姫-ハヤテ』と『ヴァレルソード・ドラゴン』です。
ハヤテが登場したことで相手の盤面を無視してライフを削る事ができるようになった他にもホーネットビットからの展開で墓地にレイを用意できるようになり、任意の閃刀魔法を墓地へ送ってカガリで回収するなど動きにさらに幅が出ました。
また、チャンバライダーでは超えられなかった相手の高打点モンスターをさらに上から叩いてフィニッシュを決められるヴァレルソードの存在はとても大きく、閃刀姫は安定したフィニッシュ手段を獲得しました。
当時は規制で弱体化してなお勢力を維持する魔術師、新たな軸を獲得して再び浮上したユニオン、マルチフェイカーを獲得したオルターガイストなどと環境を争いました。
2018年7月1日
ホーネットビットが制限カードに指定されました。
出張ギミックは大幅に弱体化しましたが純構築にとって大きな痛手はなく、むしろエンゲージなどがノータッチだったので他のデッキを一歩抜いてトップに君臨します。
一方でSOUL FUSION発売からサンダー・ドラゴンが環境に顔を出し、超雷龍によってエンゲージやシズクに制限をかけられるのを緩和するために強欲で貪欲な壺などのドローソースが採用されるようになります。
強欲で貪欲な壺が採用されるようになった影響でこれまで採用枚数が抑えられていたマルチロールがフル投入されることが多くなってきました。
2018年10月1日
サーチカードのエンゲージと妨害カードのウィドウアンカーが準制限カードになりました。
強欲で貪欲な壺の発動によってこれらのカードがすべて飛んでいくリスクが増え、初動で使いにくくなりました。
しかし高いパワーはまだまだ健在、オルターガイストやサンダー・ドラゴン、グッドスタッフリンクなどと環境トップを争い続けました。
オルターガイストやサンダードラゴンがメタカードとして魔法族の里や王宮の勅命、魔封じの芳香を積むことが増えた影響で閃刀姫のサイドデッキにタイフーンが採用されるケースが増えたのもこの頃だったと記憶しています。
2019年1月1日
閃刀姫の心臓でもあるカガリが制限カードになりました。
これはかなりの痛手で有効なリソース回復手段を削られた閃刀姫はカガリを使い回す手段を採用することを余儀なくされます。
貪欲な壺やマグネット・リバース、サイバネット・ユニバースなど様々なカードが投入されました。
また、オルフェゴールが一気に勢力を拡大したり、転生炎獣が台頭してきたこともあって環境トップとしての地位がゆらぎ始めます。
オルフェゴールや転生炎獣対策で有効なシャークキャノンがメインから複数枚採用されることが増えました。
2019年4月1日
特に影響はありませんでしたが他のデッキも大きく弱体化をすることはなかったので膠着します。
このあたりからオルフェゴールや転生炎獣、サンダードラゴンなどの展開系デッキに強烈に刺さるメタカード『魔鐘洞』を採用する閃刀姫が出現しました。
それと同時にエリアゼロとサポートを共有できるメタバースを採用するケースも増えてきます。
2019年7月1日
サイドデッキによく採用されていたダイナレスラー・パンクラトプスが準制限カードに、魔鐘洞などとセットで採用されていたメタバースが制限カードになりました。
これによって他の様々なデッキと同時に弱体化します。
トロイメア・マーメイドの禁止カード化によってオルフェゴールが弱体化し、引き続き転生炎獣などと環境を争いました。
2019年10月1日
魔鐘洞が制限カードになりましたが閃刀姫自体に規制はありませんでした。
この時期に『IGNITION ASSAULT』と『LINK VRAINS PACK 3』が発売して閃刀姫に転機が訪れます。
『閃刀姫-ロゼ』と『閃刀姫-ジーク』の登場です。
ロゼの登場で動きの幅が広がり、ジークの登場によってウィドウアンカーやシャークキャノンで奪ったモンスターを積極的に素材として処理できるようになりました。
勢力を衰えさせることなく様々なデッキ相手に戦いました。
現在
相手の妨害を抑え込みつつリソースの使い回しができるマルチロールが準制限になりました。
また、ドラグーン・オブ・レッドアイズという強敵が登場したことによって一時期閃刀姫は数が激減しました。
対象にならず破壊されない上に妨害まででこるドラグーンを閃刀姫は単体で超えることが出来なかったのです。
しかし、そんな問題も『ETERNITY CODE』の発売で解決されました。
アクセスコード・トーカーの登場です。
チェーンを許さずに打点でドラグーンを倒せるアクセスコードの登場によって対策手段を得た閃刀姫は再び環境に乗り込んでいきます。
アクセスコードの登場によってエクストラデッキに変化が生じ、攻撃力アップ効果に反応されてドラグーンに除去されてしまうヴァレルソード・ドラゴンが採用されないケースも出てきました。
また、神聖魔皇后セレーネを採用してエフェクト・ヴェーラーを蘇生することでアクセスコードに繋げやすくすることもあるようです。
初登場から常に最前線で戦い続ける閃刀姫。
こうして見ると昔と今で結構動き方が変わってるんですね。
これからの活躍にも期待がかかります。