ストーリーを知ればもっと遊戯王が楽しくなる(シャドール編2)
こちらの記事は昨日の続きです。
まだ読んでいない方は↓コチラを先に読んでみてください。
https://www.c-labo.jp/shop/okayamanishi/blog/155043/
さて、今回は【リバース・オブ・シャドール】に収録されている〈影依の巫女 エリアル〉について解説したいと思います。
〈影衣の巫女 エリアル〉
可愛い。
初めて公開された闇属性以外のシャドールで、帰還効果が〈影光の聖選士〉と噛み合っていますね。
彼女も他のシャドールモンスターと同様に元となったカードが存在します。
〈リチュア・エリアル〉
こちらはデュエルターミナルで初めて収録されたカードです。
後の第9期にリチュアの後継テーマ影霊衣が登場しますが、彼女の動向は長い間不明のままでした。
第9期の終わりになってようやくエリアルの新カードが登場します。
〈影霊衣の巫女 エリアル〉
第9期で他にエリアルの姿が確認できるカードが無いので推測することしかできないのですが、登場したタイミングから〈霊獣の誓還〉と同時期に真空管から解放されたのだと思います。
補足:シャドールモンスターの魂はインフェルノイドの真空管に捕らわれており、魂を失った肉体がシャドールとして活動しています。霊獣の誓還ではウィンダ(ミドラーシュ)やガスタ・ファルコ(シャドール・ファルコン)が解放される様子が描かれています。
影霊衣の巫女となったエリアルは種族がサイキック族になっていますね。
これについても理由は定かではないのですが、~の巫女というカード名でサイキック族といえば〈ガスタの巫女 ウィンダ〉が思い浮かびます。
〈戦火の残滓〉からエリアルとウィンダには交流があり、共にシャドール化するなど共通点もあるので意識してデザインされたのかもしれません。
ミドラーシュとして活動していたウィンダと比べると、エリアルの動向にはまだ多くの謎が残されていました。
そして、【リバース・オブ・シャドール】で彼女がシャドールとして活動していた可能性が示されました。
〈エルシャドール・アプカローネ〉
アプカローネの身体には他のシャドールに見られるような糸がはっきりと確認できず、むしろ儀水鏡から伸びる糸で何かを操っているようにも見えます。
身体に糸がついていないのはミドラーシュと同様なので、彼女に近い立場だったのかもしれません。
ちなみにミドラーシュの後ろにいるドラゴンはシャドール化した〈風竜星-ホロウ〉でこちらにのみ糸がついています。
ではアプカローネの下の魚に糸がついていないのはどうして?と思う人もいるかもしれませんが、これは元となった〈イビリチュア・マインドオーガス〉自体がエリアルの変身した姿だからだと考えられます。
今回はここまでです!
長らく不明であったエリアルの謎が解けてスッキリしました。
みなさんも追加カードが出た際には、既存のカードとの関係を考察してみてください!