【遊戯王】懐かしのカード紹介~アナザーネオス乱舞~
みなさんは強いモンスターカードといえば何を思い浮かべますか?
デッキからのサーチやリクルート、効果無効、強力な耐性といった効果を持ったモンスターでしょうか。
しかし、かつて一見地味な効果ながらも環境デッキのエースとして活躍したモンスターが存在しました。
今回はそんな懐かしいカードをご紹介します。
さて、遡ること約10年。
当時活躍したデッキのひとつに【光デュアル】というデッキがありました。
そのデッキの核となっていたのが今回紹介する《E・HERO アナザー・ネオス》です。
効果はデュアル召喚すると《E・HERO ネオス》として扱うだけ。
しかしこのカードの真の力は別のところにあったのです。
①下級モンスターで攻撃力1900
当時は下級モンスターを主力としたビートダウンデッキが今よりも強力でした。
デメリットを持ったモンスターを除くと、攻撃力1900という数値は通常モンスターである《ジェネティック・ワーウルフ》に次ぐ強さだったのです。
現在でも《ライオウ》を出されると意外と苦戦したりしますよね。
②レベル4デュアルモンスターである
《デュアルスパーク》に対応しています。
《アナザー・ネオス》が相手の効果の対象になったときにチェーンして発動すれば1アド稼げる強力なカードでした。
③「E・HERO」モンスターである
名前が「E・HERO」なので《E-エマージェンシーコール》や《E・HERO エアーマン》 でサーチできます。
もちろん戦士族なので《増援》にも対応しています。
【光デュアル】は《アナザー・ネオス》に依存したデッキだったので、サーチ手段は欠かせないものでした。
また、当時ちょうど各属性の「E・HERO」融合モンスターが登場したので《ミラクル・フュージョン》を採用することで下級ビートでありながら高打点モンスターを出すことができたのも強力でした。
④墓地で通常モンスターとして扱う
デュアルモンスターの共通効果ですが、特に《アナザー・ネオス》は《ヒーロー・ブラスト》に対応しているためこの効果が活きました。
《デュアルスパーク》でリリースした《アナザー・ネオス》を《ヒーロー・ブラスト》で回収するという動きがかなり強く、フィールドと墓地を駆け回る姿はまさにアナザーネオス乱舞(タイトル回収)でした。
⑤光属性モンスターである
【光デュアル】というデッキ名の通り光属性モンスターを多く採用したデッキなのですが、なぜ光属性かというと《オネスト》の存在が大きいです。
下級ビートに足りない打点を補うカードとして当時活躍しました。
《アナザー・ネオス》以外には《ライオウ》や《クルセイダー・オブ・エンディミオン》も光属性ですね。
いかがだったでしょうか。
《アナザー・ネオス》はカード名・属性・種族・デュアル・攻撃力といったステータスが奇跡的に噛み合った結果、デッキのエースとして活躍することになった、まさに主人公のようなカードです。
強力な効果を持ったカードが次々と増える現代でも、そういったカードが現れることを密かに期待しています。