【遊戯王】令和の時代に勇者の力で王虎ワンフーが超絶強化されていた件
《王虎ワンフー》というカードをご存知でしょうか。
2002年に発売された『Pharaonic Guardian -王家の守護者-』で登場したモンスターです。
「攻撃力1400以下のモンスターが召喚・特殊召喚に成功した時、その攻撃力1400以下のモンスターを破壊する」という効果を持っています。
【ジャンクドッペル】のような低攻撃力の下級モンスターを展開してシンクロ召喚を狙うデッキに対して滅法強く、《強者の苦痛》とのコンボでより広い範囲のモンスターを破壊できる【苦痛ワンフー】は環境でも活躍しました。
私自身も中学生の頃愛用していたデッキの1つでした。
しかし、エクシーズ召喚の登場以降は環境のインフレによってひっそりと姿を消してしまいました。
そんな《王虎ワンフー》がこの2021年、令和の時代に復活を果たしました。
その要因となったのが「勇者トークン」関連カードの登場です。
汎用性が高く様々なデッキに出張している「勇者」ギミックですが、《王虎ワンフー》と特に相性の良いカードが《星空蝶》です。
普通の出張セットではあまり採用されないカードですが、「相手フィールドのモンスターの攻撃力は、自分フィールドの『勇者トークン』のトークン名が記されたモンスターの種類×500ダウンする」という効果を持っており、《王虎ワンフー》の効果で破壊できる範囲を広げることに役立ちます。
《アラメシアの儀》によるデメリットも永続効果しか持たない《王虎ワンフー》であれば問題にならないため、非常に相性が良い組み合わせになっています。
また、「勇者」ギミックと同様に環境で活躍している《D-HERO デストロイフェニックスガイ》の存在も重要です。
破壊効果の方が強力で注目されていますが、実は「相手フィールドのモンスターの攻撃力は、自分の墓地の『HERO』カードの数×200ダウンする」という効果を持っています。
普通に融合召喚した場合は墓地に2枚の「HERO」カードがあるので400ダウンさせることができます。
《星空蝶》(「勇者」トークンのカード名が記されたモンスター1体)と《D-HERO デストロイフェニックスガイ》(墓地の「HERO」カード2枚)を組み合わせることで相手モンスターの攻撃力が900ダウンし、《王虎ワンフー》で攻撃力2300までのモンスターを破壊できるようになります。
それに加えて「勇者」ギミックや《D-HERO デストロイフェニックスガイ》による妨害もあるので突破は困難です。
これらのカードの登場によって《王虎ワンフー》は新しいデッキ【勇者ワンフー】の一員として再び活躍の機会を得たのです。
遊戯王では大昔のカードが新カードの登場で注目されることがたまにありますが、《王虎ワンフー》は個人的に思い出のあるカードなので紹介しました。
最後にデッキレシピを紹介して記事を締めたいと思います。
それでは、また次回!