【遊戯王】「ティアラメンツ」メタデッキ「エクソシスター」紹介!
先日、7月からの新リミットレギュレーションが公開されました。
《水晶機巧-ハリファイバー》禁止の衝撃は大きかったですね。
環境トップに君臨していた「スプライト」も《餅カエル》禁止で弱体化することになりました。
一方で最近になって勢力を伸ばしている地属性天使採用の「ティアラメンツ」、通称「イシズティアラメンツ」は改定の影響を受けなかったため、次環境で猛威を振るうことが予想されます。
今回紹介したいのは、そんな「ティアラメンツ」デッキに対して有利に戦うことができる「エクソシスター」デッキです!
☆「エクソシスター」とは
「エクソシスター」は墓地メタに特化したエクシーズ召喚主体のテーマです。
下級モンスターはレベル4で統一されており、
①固有効果+フィールドに特定の「エクソシスター」モンスターがいると800LP回復
②相手によってカードが墓地から離れた場合に「エクソシスター」Xモンスターを自身に重ねてX召喚
という2つの効果を持っています。
特に②の効果によって相手の墓地利用を牽制できるのが魅力です。
Xモンスターは1種を除いてランク4で統一されており、
①「エクソシスター」を素材にX召喚したターンに発動できる固有効果
②墓地から特殊召喚されたモンスターの効果or戦闘で破壊されない耐性
③X素材を取り除いて発動する固有効果
という3つの効果を持っています。
①の効果で相手を妨害するために、下級の②の効果や後述する魔法・罠カードを使って相手ターン中にX召喚を狙います。
「エクソシスター」の主な妨害手段はフィールドや墓地のカードを除外する、墓地で発動する効果を封じる等、墓地利用をするデッキに刺さるものが多いので、そういったデッキに対しては有利に立ち回ることができます。
☆デッキレシピ
☆採用カード
・《エクソシスター・マルファ》
『POWER OF THE ELEMENTS』で新しく登場したカードで、他の下級「エクソシスター」と比較して強力な効果を持っています。
①は自分フィールドのモンスターが存在しない場合またはXモンスターのみの場合に、自身を手札から特殊召喚し、さらにデッキから《エクソシスター・エリス》を特殊召喚する効果です。
②は下級「エクソシスター」共通の自身に重ねてX召喚する効果ですが、このカードのみ「相手によって」という文言が抜けているため、自分が《墓穴の指名者》などで墓地のカードを除外した場合でも発動できるようになっています。
下級「エクソシスター」で唯一手札1枚から展開できるカードなので、文句なしの3枚採用です。
・《エクソシスター・エリス》
①の効果で自分フィールドに「エクソシスター」モンスターが存在する場合に手札から特殊召喚することができます。
《マルファ》の効果で特殊召喚することもあって出番の多いカードなので、こちらも3枚採用したいです。
・《エクソシスター・ステラ》
①の効果で手札から「エクソシスター」モンスターを特殊召喚することができます。
《エリス》の相方としての役目を《マルファ》に奪われてしまいましたが、貴重な展開札なので採用しています。
・《エクソシスター・ソフィア》
①の効果で自分フィールドに他の「エクソシスター」が存在する場合に1ドローできます。
このカード自体は展開する効果を持ちませんが、展開に絡めることができれば純粋に+1アドバンテージでおいしいです。
・《エクソシスター・イレーヌ》
①の効果で手札の「エクソシスター」カードをデッキに戻して1ドローできます。
正直あまり強い効果ではないので、《ソフィア》の相方として1枚の採用に抑えています。
・《エクソシスター・パークス》
デッキから「エクソシスター」カードをサーチすることができます。
状況に応じてモンスター・魔法・罠のどれでもサーチできるので非常に優秀です。
モンスターをサーチした場合に相方となる「エクソシスター」がフィールド・墓地に存在すればそのまま特殊召喚できるおまけ付き。
速攻魔法なので、相手が墓地を触る効果にチェーンして特殊召喚することで即座に下級「エクソシスター」の②効果を起動することができます。
このカードに限らず「エクソシスター」魔法・罠は発動に800LPのコストが必要になるので、下級「エクソシスター」の①効果などを活用してLP管理には気をつけましょう。
・《エクソシスター・アーメント》
「エクソシスター」モンスターに重ねて、同名カードがフィールドに存在しない「エクソシスター」XモンスターをX召喚できる速攻魔法です。
相手フィールドに墓地から特殊召喚されたモンスターが存在しない場合は相手ターンにしか発動できないという縛りがありますが、基本的に相手ターンに発動して「エクソシスター」Xモンスターの①効果の発動を狙うのでそれほど問題はありません。
「エクソシスター」が《無限泡影》や《エフェクト・ヴェーラー》などの対象に取られた場合にチェーンすることで無効を回避できる点も覚えておくと便利です。
・《エクソシスター・バディス》
デッキからペアになる「エクソシスター」モンスター2体を特殊召喚できます。
《パークス》と同様に相手が墓地を触る効果にチェーンすることで、一気に2体の「エクソシスター」Xモンスターを並べられるのが強力です。
・《エクソシスター・リタニア》
自分フィールドのモンスターが「エクソシスター」のみの場合に発動でき、相手のフィールド・墓地のカード1枚を対象に取って除外します。
その後以下の効果から1つを適用できます。
・自分フィールドのモンスターを素材に「エクソシスター」XモンスターをX召喚
・このターンにX召喚に成功している場合、相手フィールドのカードを選んで除外
前者は《エクソシスターズ・マニフィカ》のX召喚を狙え、後者は対象を取らない除外というかなり優秀なカードです。
・《エクソシスター・ミカエリス》
①はフリーチェーンで相手フィールド・墓地のカードを対象に取って除外する効果、③は「エクソシスター」魔法・罠をサーチする効果です。
どちらの効果も妨害に使えるのでデッキの主力となるモンスターです。
・《エクソシスター・カスピテル》
①は発動ターン中お互いに墓地からモンスターを特殊召喚できなくなる効果、③は「エクソシスター」モンスターをサーチする効果です。
「スプライト」のように墓地からの特殊召喚を多用するデッキに対しては①の効果がかなり有効です。
・《エクソシスター・アソフィール》
①は発動ターン中お互いに墓地のカード効果を発動不可にする効果、 ③は相手モンスターをバウンスする効果です。
①の効果が「ティアラメンツ」に対して非常に有効なので、「ティアラメンツ」が増えそうな新制限では多めに採用するといいかもしれません。
・《エクソシスター・ジブリーヌ》
①はフリーチェーンで相手フィールドのモンスターを対象に取って効果無効にする効果、③は発動ターン中に自分フィールドのXモンスターの攻撃力を800アップする効果です。
《カスピテル》や《アソフィール》の妨害が刺さりにくい相手に対して出せる汎用的なカードです。
・《エクソシスターズ・マニフィカ》
「エクソシスター」Xモンスター2体を素材にX召喚できる「エクソシスター」の切り札です。
攻撃力2800に加えて①の効果で2回攻撃できるので、相手のライフを一気に削ることができます。
②の効果はフリーチェーンで発動できる対象を取らない除外効果となっており、シンプルに強力です。
そして③の効果は相手が効果を発動した時に、自身の素材となっている「エクソシスター」Xモンスターと入れ替わる効果。
②の効果で相手のカードを除外した後に③の効果で《ミカエリス》にチェンジしてもう1枚除外する等、このカードを出すだけで複数の妨害ができます。
出すのは少し大変ですが、その苦労に見合っただけの強さがあるカードです。
・《ディメンション・アトラクター》
手札から墓地へ送ることで次のターン終了時まで墓地へ送られるカードが除外される、手札誘発版《マクロコスモス》のようなカードです。
「ティアラメンツ」対策として注目されている非常に強力なカードですが、自分にも効果が及ぶため採用できるデッキは限られています。
「エクソシスター」の場合は墓地を使うことが殆どなく、単純にメリットの大きいカードなので是非採用したいです。
☆展開例
《エクソシスター・マルファ》+任意の「エクソシスター」モンスターA
1.《マルファ》効果で自身と《エリス》を特殊召喚。
2.「エクソシスター」Aを召喚し、《エリス》とAで《カスピテル》をX召喚。
3.《カスピテル》効果で2枚目の《エリス》をサーチ。
4.《マルファ》と2枚目の《エリス》で《ミカエリス》をX召喚。
5.《ミカエリス》効果で任意の「エクソシスター」魔法・罠をサーチ。
6.《ミカエリス》と《カスピテル》で《マニフィカ》をX召喚。
最終盤面:《マニフィカ》+《ミカエリス》でサーチした魔法or罠
手札2枚から《マニフィカ》をX召喚する展開です。
手順2でAと《エリス》でX召喚するのは、《カスピテル》の効果が妨害された場合に他の「エクソシスター」より優秀な《マルファ》を残しておくためです。
《ミカエリス》でサーチするカードは《アーメント》でも《バディス》でも《リタニア》でも良いので、状況に応じて必要な妨害を持ってきましょう。
☆最後に
今回のデッキ紹介はここまで!
「イシズティアラメンツ」対策で困っているという方は是非一度「エクソシスター」を使ってみてください!