【遊戯王】最近採用されている「コズミック・サイクロン」と「サイクロン」の違いとは?採用理由も合わせて比較!
サテライトTOKYOスタッフのたかやんです!
今回からは最近の大会で採用が増えているカードの理由、また効果が似ているカードとの比較をしていきたいと思います!
記念すべき第1回はこのカード!
「コズミック・サイクロン」です!
1000LPを払うことでフィールドの魔法・罠カードを1枚除外する、いわば「サイクロン」の除外verです。
ではなぜこのカードの採用が増えているのか、またなぜ「サイクロン」ではないのかについて解説していきたいと思います!
それでは見ていきましょう!
・強力な永続罠の存在
採用が増えている一番の理由が強力な永続罠の存在です。
現在の大会では、『シャドール』や『ドラグマ+召喚獣』等が使用する「影依の偽典」や『エルドリッチ』が使用する「スキルドレイン」、様々なデッキで採用されている「王宮の勅命」や「虚無空間」など、様々な永続罠が存在する状況です。
そのどれもがデュエルの勝敗に大きく影響を与える効果を持っており、特に魔法カードの効果を無効にする「王宮の勅命」は発動を通してしまうと「ハーピィの羽根帚」や「ライトニング・ストーム」では太刀打ち出来なくなってしまいます。
その点から、即座に対応出来る速攻魔法という利点を持っている「コズミック・サイクロン」が採用されています。
ここまででは同じく速攻魔法の「サイクロン」でも同じ役割を果たせますが、次に挙げる点で大きく変わってきます。
・再利用を防ぐ
『エルドリッチ』が使用する「黄金郷」罠カードはエンドフェイズに墓地から除外することでデッキから「エルドリクシル」魔法・罠カードをセットする効果を持っています。
同じく「エルドリクシル」カードは墓地から除外すると「黄金郷」魔法・罠カードをセット出来るため、例え破壊したとしても後続を用意出来てしまいます。
また、「シャドール」融合モンスターは墓地に送られると墓地の「シャドール」魔法・罠カードを手札に加えることが出来るため、「影依の偽典」等を破壊しても墓地から回収されて再利用されてしまいます。
これらを防ぐため、破壊する「サイクロン」ではなく除外することで再利用を防げる「コズミック・サイクロン」が採用されています。
では、これらの利点を持つ「コズミック・サイクロン」ですが、もちろん弱点も存在します。
その弱点とは除外を封じられることで、モンスターを破壊して除外する「奈落の落とし穴」とは違い除外するだけの「コズミック・サイクロン」は、除外出来ない状況では対象のカードを除外することが出来ません。
そのため、除外を封じるカードを使用すれば自分のカードが除外されることを封じることが出来ます。
具体例としては、サイドデッキにもよく採用されている「アーティファクト・ロンギヌス」や永続罠の「王宮の鉄壁」が挙げられます。
・まとめ
このように強み・弱みが明確になっている「コズミック・サイクロン」ですが、現時点では『エルドリッチ』の存在によって「サイクロン」よりも明らかな強みがあるため「サイクロン」よりも優先度が高いと思います。
今後、『エルドリッチ』が大会に姿を見せなくなる、除外を活用するデッキがさらに増えるなどして「王宮の鉄壁」等の採用率が増える等のことが起きた場合は「サイクロン」を採用する、という感じになると考えられます。
・終わりに
ということで今回は「コズミック・サイクロン」と「サイクロン」についての比較をしてみました。
次回以降も似たような効果を持つカードの比較や採用率の上がったカードの理由についてまとめていきますのでぜひご覧ください。
それでは、また次回!