安いカードで勝てるデッキを!
高いカードは強い。
それはすでに周知の事実であり、そこに疑問を持つ者は少ないだろう。
では、安いカードは弱いのだろうか?
答えは、否。
どんなカードにも秘めたる可能性が存在し、それは時として環境を脅かす驚異にすらなり得る。
弱いと思っているカードも、まだ可能性を見つけられていないだけで、実は強力なシナジーがあったりするかもしれない。
まあ、反応に困るようなカードがあるのも事実だが、大半はそうじゃないと、僕は思うんだな。
というわけで、安いけど強い。そんなカードを使ったデッキを紹介していこうと思う。
今日紹介するデッキの核はコレ!
《我狼罪 フェンリ業ル》
【 オレガ・オーラ 】
種族 マフィ・ギャング / デリートロン / 文明 闇 / パワー+4000 / コスト6
■無月の大罪2
■これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。
■これを付けたクリーチャーが攻撃する時、自分の墓地から、進化ではないクリーチャーを1体またはオーラを1枚選ぶ。そのカードのコストが、これを付けたクリーチャーに付いているオーラのコストの合計より小さければ、墓地からバトルゾーンに出す。
登場当初は、その強力なリアニメイト能力を買われ、ある程度人気のあるカードだった。
しかし、彼の能力を活かしきれるデッキが見つからず、安めのSRの座に落ち着いてしまった。
能力自体は強力だが、その能力の噛み合いが少々悪い。
蘇生にアタックを介さなければいけないため、即座にリアニメイトしたい場合はアタックできるクリーチャーにこれを付ける必要がある。
いわゆる召喚酔いをしていないGRクリーチャーが必要。
すなわち、クリーチャーを用意した上でターンを跨がなければならないのだ。
それがこのカードを使う上での大きな欠点であり、弱い部分である。
しかし、除去が届きにくいタイミングでGRクリーチャーを出せて、且つ、召喚酔いが解けた状態で自分のターンを迎えられる方法が一つある。
「S・トリガー」だ!
元々、「トリガービート」と言うデッキタイプがあるように、一旦受けてから反撃、と言う戦術は強い。
そこまでの早さはカードの特性上難しいので「トリガービート」を一つの終着点にするのは悪くない。
それに、アタック後ならば除去もマッハファイターも食らう可能性が低く、クリーチャーが残りやすいだろう。
しかもS・トリガーを増やすということは、対ビートダウン耐性の向上にもつながる。
一石二鳥。なんてアドアドしい。
だが、ビートダウン相手に有利を取るためには看過出来ない問題がある。
強力ロックカード《ジェイ-SHOCKER》。
環境デッキ「シータバーンメア」の強さを支えるカードの一つだ。
安易に召喚制限能力つけちゃいかんよ。まったく。
なんとかこの《ジェイ-SHOCKER》をすり抜けてGR召喚したい。
最も有効な方法はなんだろうか……
二~三分くらい考えて、ある結論に落ち着いた。
《ジェイ-SHOCKER》で宣言出来ないコストのGRクリーチャーでGRゾーンを固めれば良いんだ!
そして、シータバーンメアのジェイ-SHOCKERにはおそらく、絶対に宣言されないであろう数字が一つある。
「1」。
カードプールの多くないGRクリーチャーにも1コストのクリーチャーは存在する。
というわけでGRクリーチャーはチューチョロ12枚となった。
どうしてチューチョロかって?
メタポンよりかわいいじゃん。異議は認めない。
撃たれたら 死を受け入れよ ホトトギス
と、言うわけで環境に風穴を開ける(?)デッキが完成した。
些か粗が目立つが、うまくまとめてみた。
本当に強いかどうか責任は持てないが、フリー対戦とかでは楽しめるデッキであることは間違いない。
あと、作ってから思ったけど、キリフダッシュとか新環境のギミックにも強そうだね。
このデッキは販売デッキとしてオリジナルデッキコーナーに置いておきます。
値段は3800円+税
結構安いよ。フェンリ業ルが人目も憚らず小躍りするくらいには安い。
よかったら買って遊んでみてね!
最後に。
見なかったことにしよう。
byブログのネタが尽きてきたスタッフ アサイシ