【遊戯王OCG】星霜の彼方より裁きは来たる！ドライトロン＋宣告者【テーマデッキ考察】

こんにちは！コントロール奪取戦法大好きなスタッフのかねこです。

今回は群雄割拠な環境が続く遊戯王OCGより、儀式テーマの新境地【ドライトロン】デッキで大活躍中の儀式モンスターについての紹介をさせていただきます！

本日の主役はこの二枚！

「崇光なる宣告者」
「宣告者の神託」により降臨。このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。①：手札から天使族モンスター１体を墓地へ送って以下の効果を発動できる。●相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。●相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。

「サイバー・エンジェル-那沙帝弥」
「機械天使の儀式」により降臨。①：１ターンに１度、自分フィールドの表側表示モンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力の半分だけ自分のLPを回復する。②：自分の儀式モンスターが攻撃対象に選択された時に発動できる。その攻撃を無効にする。③：このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地からこのカード以外の「サイバー・エンジェル」モンスター１体を除外し、相手フィールドのモンスター１体を対象として発動できる。このカードを墓地から特殊召喚し、対象のモンスターのコントロールを得る。

生きる「神の宣告」とでも呼ぶべき万能カウンターに、発動回数に制限の無い攻撃無効＆永続的なコントロール奪取と、それぞれ強烈な効果を持つ天使族の儀式モンスター２体です。
ですがそれまでは儀式召喚に必要なリリースの確保がやや難しく、専用の儀式魔法を使用したデッキで採用される程度にとどまっていたカードたちでもあります。

しかし、「デッキビルドパック-ジェネシス・インパクターズ-」で機械族の儀式テーマ【ドライトロン】の登場後、「強いけど出しづらい」と評価をされることの多かった儀式モンスターの多くに注目が集まるようになりました。

「流星輝巧群」
儀式モンスターの降臨に必要。このカード名の②の効果は１ターンに１度しか使用できない。①：攻撃力の合計が儀式召喚するモンスターの攻撃力以上になるように、自分の手札・フィールドの機械族モンスターをリリースし、自分の手札・墓地から儀式モンスター１体を儀式召喚する。②：このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの「ドライトロン」モンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を相手ターン終了時まで１０００ダウンし、このカードを手札に加える。

・「魔神儀の祝誕」に続く全儀式モンスター対応
・「影霊衣の反魂術」「リヴェンデット・ボーン」などと同じく手札・墓地対応
・リリースしたモンスターの攻撃力を参照にして儀式召喚
・場の「ドライトロン」モンスターの攻撃力を下げて墓地から自身を回収
と、効果てんこもりな一枚。「ドライトロン」下級モンスターは攻撃力が２０００で統一されており、上記の儀式二枚は素の攻撃力が低めなことも幸いし、今までにないほどスムーズに儀式召喚することが可能になっているというわけですね。
さらに、より強固な盤面を作り上げるのに一役買うのがこの２枚。

「ユニオン・キャリアー」

このカード名の効果は１ターンに１度しか使用できない。このカードはリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。①：自分フィールドの表側表示モンスター１体を対象として発動できる。元々の種族または元々の属性が対象のモンスターと同じモンスター１体を手札・デッキから選び、攻撃力１０００アップの装備カード扱いとして対象のモンスターに装備する。この効果でデッキから装備した場合、ターン終了時まで自分はその装備したモンスターカード及びその同名モンスターを特殊召喚できない。

「イーバ」
このカード名の効果は１ターンに１度しか使用できない。①：このカードが墓地へ送られた場合、このカード以外の自分のフィールド・墓地の天使族・光属性モンスターを２体まで除外して発動できる。除外した数だけ、デッキから「イーバ」以外のレベル２以下の天使族・光属性モンスターを手札に加える（同名カードは１枚まで）。

「ユニオン・キャリアー」はゆるい条件で召喚できる機械族モンスター（「流星輝巧群」はリリースするモンスターが機械族固定）というだけでなく、デッキから種族or属性が一致するモンスターを装着することで攻撃力を１０００ポイントアップすることができます。この効果を活用し、

①「ユニオン・キャリアー」効果で自身を対象、デッキから「イーバ」を装備し攻撃力UP
②「流星輝巧群」発動、「ユニオン・キャリアー」をリリースし攻撃力２０００の「崇光なる宣告者」を儀式召喚
③「ユニオン・キャリアー」に装備されていた「イーバ」の効果が発動、デッキから「朱光の宣告者」等の天使族モンスターを手札に加える

「崇光なる宣告者」の降臨から、効果の発動に必要な天使族モンスターの確保までが一挙に行える展開です。「イーバ」の効果発動には墓地の天使族を除外する必要がありますが、儀式召喚を補佐できる「宣告者の神巫」、「神巫」でエクストラデッキから落とした「旧神ヌトス」「虹光の宣告者」、環境に刺さる手札誘発「アーティファクト-ロンギヌス」などがコストとして使用可能であり、かなりの安定感をもって儀式召喚までアクセスできるようになっています。
後攻を取っても「サイバー・エンジェル-那沙帝弥」で相手モンスターのコントロールを奪いつつ｢アクセスコード・トーカー」などをリンク召喚、強烈な一撃を叩き込む択も取れるため、パワフルかつ豊富な手数が強みなデッキと言えるでしょう。

儀式召喚をメインに据えたテーマが大会に顔を出したのは「影霊衣」環境以来でしょうか。
テーマとして荘厳な雰囲気もさることながら、エースとなる儀式体の攻撃力が２０００ジャストというのも芸術点が高いですね。
カードプールの増加とともに、以前から存在していたマイナーカードが突然脚光を浴びたり、大会環境のトップメタに登り詰めるようになるのは遊戯王OCGの最大の醍醐味ですね。

そんな「崇光なる宣告者」を初めとした儀式モンスターのアルティメットな効果をフル活用できる、ロマンとパワーが詰まった【ドライトロン】デッキ、皆さんも是非使ってみてください！
ではまた～。