【神裁定】「レプティレス」新規で学ぶ、「時」と「場合」の違い【タイミングを逃すだけじゃありません】【「レプティレス・メルジーヌ」&「レプティレス・リコイル」】【遊戯王OCGルール解説】【BURST OF DESTINY】
こんにちは!
三度の飯よりマイナー裁定が好き!!
でもご飯はたくさん食べるタイプ!!
秋葉原ラジオ会館本店のスタッフSです!!
皆さんは「時」と「場合」、使い分けてますか?
日常生活を送る上ではあまり違いはありませんが、
遊戯王OCGにおいてはかなり重要な表現になります。
「時~できる。」効果はタイミングを逃し、
「場合~できる。」効果はタイミングを逃さないことは、
かなり有名かつ難解なルールの1つではないでしょうか。
このルールに聞き覚えが無い方は、サテライトTOKYO 秋葉原店の記事でわかりやすく解説されているので、ぜひご確認くださいませ☆
https://www.c-labo.jp/blog/247032/
さて今回は、以上の「タイミングを逃す」を基礎知識とした上で、
「時」と「場合」の効果・応用編をご紹介します!!
難しいルールではありますが、
実戦で大いに役立つルールでもあるので、
ぜひマスターしていきましょう!!
クイズはいつも唐突に。
まずは早速クイズです!!
相手フィールドに攻撃力0のモンスターが存在する状態で、
相手が「ロクスローズ・ドラゴン」を召喚し、①の効果を発動しました。
それに対して自分が「レプティレス・メルジーヌ」の②の効果と
「レプティレス・リコイル」の②の効果を発動したい場合、
次のうちどのように発動できますか?
1.「ロクスローズ・ドラゴン」の効果にチェーンして「メルジーヌ」と「リコイル」の効果を任意の順番に発動できる。この際、「メルジーヌ」と「リコイル」で同じモンスターを対象に取れない。
2.「ロクスローズ・ドラゴン」の効果にチェーンして「メルジーヌ」の効果をチェーン2で発動し、「ロクスローズ・ドラゴン」の効果処理後に「リコイル」の効果を発動できる。この際、「メルジーヌ」と「リコイル」で同じモンスターを対象に取れる。
3.「ロクスローズ・ドラゴン」の効果処理後に、「メルジーヌ」と「リコイル」の効果を任意の順番に発動できる。この際、「メルジーヌ」と「リコイル」で同じモンスターを対象に取れない。
図で表すなら以下の通りです!
すぐに正解を発表するので、もうちょっと考えたい方はスクロールをストップしていただけますと幸いです。
それでは正解は…
「2」です!!
勘の良い方はお気づきかもしれませんが、
この処理に「時」と「場合」が絡んでくるのです。
解説フェイズ
ところで皆さんは、
・「カード(効果)が(を)発動した時~できる。」
・「カード(効果)が(を)発動した場合~できる。」
この2つの表記で発動タイミングが異なることはご存じでしたか?
「カードが発動した時~できる。」はモンスター効果なら主に誘発即時効果に分類され、
そのカードに直接チェーンする形で効果を発動します!!
「灰流うらら」や「真竜拳士ダイナマイトK」なんかもこれに該当しますね!
そして、「カードが発動した場合~できる。」はモンスター効果なら主に誘発効果に分類され、
そのカードの効果処理後に改めてチェーンを組んで発動します!!
「オルターガイスト・マルチフェイカー」や「ゼンマイ・マジシャン」などがこれに該当します。
これらを踏まえて「レプティレス・メルジーヌ」と「レプティレス・リコイル」の効果をそれぞれ確認してみましょう。
「レプティレス・メルジーヌ」の②の効果は「効果を発動した時、~できる。」、
「レプティレス・リコイル」の②の効果は「効果を発動した場合、~できる。」なので、
「メルジーヌ」の効果を「ロクスローズ・ドラゴン」の効果にチェーンして発動し、
「ロクスローズ・ドラゴン」の効果処理後に「リコイル」をチェーン1で発動するのが正しい処理になります!!
また、「リコイル」の効果発動より前に「メルジーヌ」の効果が処理されているので、
「メルジーヌ」で攻撃力を0にしたモンスターを「リコイル」で奪うことも可能なのです!!
すなわち、先程のクイズは「2」が正解になります!!
また、関連する内容として、
「カードが発動した時~できる。」はトリガーとなったカードに別の効果がチェーンされると、その効果を発動できませんが、
「カードが発動した場合~できる。」ならば、トリガーとなったカードに別の効果がチェーンされても、発動が無効にならない限り、問題なく発動できます!!
具体的には、
「幻獣機オライオン」と「クリッター」を素材にリンク召喚した場合に、
「クリッター」をチェーン1、「オライオン」の②をチェーン2として発動すると、その「クリッター」を「灰流うらら」で無効にできなくなることや、
「オルターガイスト・プロトコル」に「サイクロン」をチェーンされて破壊されても、
「オルターガイスト・マルチフェイカー」の①の効果を問題なく発動できることが挙げられます!!
こんな所でも「タイミングを逃す」が関わってくるので、
合わせて覚えておきましょう!!
まとめ
以上をまとめると、
・「カードが発動した時~できる。」
→直接チェーンして発動
・「カードが発動した場合~できる。」
→効果処理後に発動
となります!!
ちなみに、英語版の遊戯王TCGでは、
「時」は「when」
「場合」は「if」で
書き分けられているので、
英語版テキストでも一目瞭然ですよ!!
しっかり覚えて、
デュエリストとしてのレベルを鍛えていきましょう!!
それではまた次回!!
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