【知らなきゃ絶対わからない!?】ネットで話題の「クリバビロン」の効果分類、あなたはわかりますか?【起動効果・永続効果・誘発効果・誘発即時効果・それ以外(いわゆるルール効果)も簡単に解説!!】【遊戯王OCG裁定解説】【ANIMATION CHRONICLE 2021】
こんにちは!秋葉原ラジオ会館本店のスタッフです!!
皆さんは、「モンスター効果の分類」について、気にしたことはございますか?
遊戯王のモンスター効果は、実は大きく以下の5つに分類されます!!
・起動効果
・永続効果
・誘発効果
・誘発即時効果
・それ以外
かつては、表側になると発動できる「リバース効果」という分類もあったのですが、
現在では「誘発効果」に分類され、「リバースモンスター」という専用の括りが生まれております。
まずはそれぞれの分類の解説に参りましょう!!
起動効果
「起動効果」とは、自分のメインフェイズでのみ発動可能なスペルスピード1の効果です!!
「スペルスピード?初耳DA☆ZE!!」という方は、サテライトショップTOKYOのスタッフさんが解説しているこちらの記事をお先にご一読くださいませ☆
さて、これだけではイメージがつきにくいかと思いますので、具体的な例を挙げましょう。
「キャノン・ソルジャー」の効果や、
メインデッキに入る「トライブリゲード」モンスターの共通効果などが、
「起動効果」に該当します。
発動を伴うので、適用される際はチェーンブロックを組みますよ!!
「チェーンブロック?なにそれおいしいの?」という方も、ぜひこちらの記事をご確認ください!!
永続効果
続いて「永続効果」とは、その効果を持つモンスターがフィールドに表側表示で存在する限り適用され続ける効果です!!
チェーンブロックを組まず、召喚・リバース・特殊召喚に成功した瞬間から適用されます!!
チェーンブロックを組まないため、「人造人間-サイコ・ショッカー」の召喚に成功してしまえば、相手はその召喚に対しても「奈落の落とし穴」を発動できなくなります!!
例えば、上述の「人造人間-サイコ・ショッカー」の他、
「ドラグマ」モンスターの多くが持つ、EXデッキから特殊召喚されたモンスターに対する戦闘破壊耐性や、
「D-HERO Bloo-D」の相手モンスターの効果を無効にする効果と、装備モンスターの攻撃力分自身を強化する効果が永続効果に該当します。
誘発効果
そして、「誘発効果」とは、特定のタイミングでのみ発動できる、スペルスピード1の効果です!!
分かりやすいのは、召喚・反転召喚・特殊召喚時に発動できる「終末の騎士」や
フィールドから墓地へ送られた場合に発動する「クリッター」でしょうか。
自動的に発動するものもあり、ややこしいルールがたくさんあるのも特徴ですが、
それについては別の機会に解説いたします!!
一例:タイミングを逃す(サテライトショップTOKYOの記事)
特定のフェイズやステップの間に発動できる誘発効果
【意外と知られていないけど重要なこと①】「バトルフェイズ開始時」「バトルフェイズ終了時」っていつ?【「ドラゴンメイド」「剣闘獣」の効果は同一チェーン上で発動するの?】【遊戯王OCGルール解説】
ややこしや。
誘発即時効果
また、「誘発即時効果」は、モンスター効果で唯一のスペルスピード2の効果で、通常罠や永続罠などと同様のタイミングで発動できます!!
そのため、相手ターンはもちろん、速攻魔法や罠と同様の基準で、攻守を増減させる効果や発動を無効にする効果、その他別途テキストに発動タイミングが定められている効果は、ダメージステップでも発動できますよ!!
戦闘補助の鉄板「オネスト」の②の効果や、
別の効果にチェーンして発動する必要がある「灰流うらら」、
自由に発動できる「増殖するG」などが該当します!!
それ以外の効果(いわゆるルール効果)
そして最後に、上記の4つに該当しない、分類のない効果も存在します。
例えば、
「サイバー・ドラゴン」や「ゲート・ガーディアン」のような、チェーンブロックを組まない特殊召喚方法の記載や、
「ハーピィ・レディ」や「クリボー5兄弟」などの「ルール上○○として(も)扱う」効果など、
他にも永続効果以外のチェーンブロックを組まないモンスター効果は、すべてこれに分類されます!!
たまにネット上では、これらの効果は「ルール効果」、特に召喚方法にまつわるものは「召喚ルール効果」と非公式用語で呼ばれることもありますが、
その種類や裁定はあまりにも多様すぎるので、「ルール効果」として括らず、
個別に覚えることをオススメいたします。
例を挙げれば、「ボルト・ヘッジホッグ」に代表される「フィールドから離れたら除外される効果」は「スキルドレイン」でも無効になりませんが、
「宝玉獣」の「破壊されると自身を永続魔法扱いで魔法&罠ゾーンに置く」効果は「スキルドレイン」で無効になります!!
その他にもルール効果だけど異なる扱いが多数潜んでおりますので、
取り扱いには要注意です!!
ようやく本題:クリバビロンの③の効果分類
という訳でおまたせしました!
今回の本題:「クリバビロン」の③の効果分類クイズです!!
つい先日発売された「クリバビロン」の③の効果の分類は、次の内どれでしょう??
・起動効果
・永続効果
・誘発効果
・誘発即時効果
・それ以外
カード画像は↓↓↓
スペックを文字に起こすと↓↓↓の通りです!!
クリバビロン
効果モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻1500/守1000
このカード名の①③の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分の墓地のモンスターの数が相手の墓地のモンスターより多い場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードの攻撃力・守備力は、自分のフィールド・墓地の「クリボー」モンスターの数×300アップする。
③:自分のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。
このカードを持ち主の手札に戻し、自分の手札・墓地から
「クリバー」「クリビー」「クリブー」「クリベー」「クリボー」を1体ずつ選んで攻撃表示で特殊召喚する。
3行ほどレッツシンキングタ~イム!
クイズの解答:衝撃的すぎる裁定
それでは正解は…
「それ以外」
でした!!!
コチラ(遊戯王OCG公式データベース)に記載の通り、
③の効果はいずれの効果にも分類されません!!
チェーンブロックを組まない、いわゆる「ルール効果」とも異なる、従来の尺度では決められない「分類のない効果」なのです!!
こんな前例のない効果をどう発動すれば良いのか悩む所ですが、
自分のメインフェイズで発動するなら起動効果と同様にして発動し、
自分のバトルフェイズで発動するなら、誘発効果と同様に発動する裁定が下されております!!
つまり、起動効果と誘発効果のハイブリッドという、前代未聞な効果なのです!!
条件を満たせば効果分類が変わる例としては「超量機獣」などがございましたが、
デフォルトで2つの効果分類のように扱うのは、かなり珍しい例ですよ!!
ちなみに、「クリバビロン」の①の効果は手札で発動する起動効果、
②はフィールドで適用される永続効果と、
特別気にすることはございません。
まとめ
という訳で、話題の「クリバビロン」についての解説と、
それに関連してモンスター効果の分類についての解説でした!!
これをしっかり把握できれば、初見の効果テキストを読んだ時に、どの効果分類なのかが気になって夜しか眠れなくなる…かも?
それではまた次回!!
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