【遊戯王】初心者・復帰勢向けルール講座!!『1ターンに1度』編
みなさんこんにちは!!7階スタッフの出雲です。
さて、今回は前回に引き続き、ルール講座の記事です!
今回まとめさせてもらうのは、間違えやすいテキストの1つ「1ターンに1度」についてです。
一見すると単純そうな効果ですが、ちょっとした表記の違いで大きな違いの出てくる効果でもあります。
今回はその表記の違いについて説明していきますね!
|カード名を指定しているかの違い
早速ですが、「1ターンに1度」と言うテキストには大きく分けて2つのタイプが存在します。
では「手札からモンスターを特殊召喚できる」というテキストの場合で例を出してみましょう
「このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。手札からモンスター1体を特殊召喚できる」
※旧テキストでは「〇〇の効果は~」とカード名で直接指定している場合あり。
「1ターンに1度、手札からモンスター1体を特殊召喚できる」
大した違いは無いように感じますが、実際デュエルをしてみると、この2つの違いがめちゃくちゃ大きく感じます。
では今回も実際のカードを例に出して見ましょう。
ではまずは「このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない」の効果の方から、「プランキッズ・ランプ」で説明していきます。
「プランキッズ・ランプ」は「プランキッズ」モンスターの融合・リンク素材になった場合500ダメージを与えて、デッキから他の「プランキッズ」モンスターを特殊召喚できます。
では仮に、「プランキッズ・ランプ」が、「プランキッズ」モンスターの素材になって、一度効果を発動したものとします。
その後で2体目の「プランキッズ・ランプ」をまた素材にした場合、もう1度効果を発動できるでしょうか?
答えは、できません。
「このカード名」と指定しての「1ターンに1度」なので、いくら複数体「プランキッズ・ランプ」を並べようが、共通して「プランキッズ・ランプ」の効果は1ターン中1度だけしか使用できません。
では次に、ただ「1ターンに1度」と表記されている場合です。
この場合は「ローンファイア・ブロッサム」で仕組みを説明していきます。
「ローンファイア・ブロッサム」は1ターンに1度、自分フィールドの表側表示の植物族モンスター1体をリリースして、デッキから植物族モンスター1体を特殊召喚する事ができます。
では、1体目の「ローンファイア・ブロッサム」を召喚して、効果を発動!!
効果を発動した「ローンファイア・ブロッサム」自身をリリースして、デッキから2体目の「ローンファイア・ブロッサム」を特殊召喚します。
そして、重要なのはここからです。
特殊召喚された2体目の「ローンファイア・ブロッサム」、はたして「1ターンに1度」とテキストには書いてありますが、効果を発動できるでしょうか?
察しの良い方はお気づきでしょう。
そう、このテキストの表記の場合、2体目の「ローンファイア・ブロッサム」も効果を発動できます!!
これをなぜかと説明しますと、さっきの「カードの名称を指定しての1ターンに1度」は、「そのカードの種類」つまり「同じカード名のモノ、全体に共通で指定をかける制限」でしたが、こっちのシンプルな「1ターンに1度」は「その効果を発動した1枚に指定をかける制限」なんです。
同じ「ローンファイア・ブロッサム」でも効果を発動した「ローンファイア・ブロッサム」と特殊召喚された2体目の「ローンファイア・ブロッサム」は名前は一緒でも別のカードですよね。なので、2体目以降も効果を発動できる、と言う仕組みです。
ではおさらいです。
・カードの名称を指定しての1ターンに1度」は「同じカード名のモノ、全体に共通で指定をかける制限」
・「1ターンに1度」は「その効果を発動した1枚に指定をかける制限」
この違いを覚えておいて下さいね!!
|カードの場所が移動した・裏側になったらリセット!!
シンプルな方の「1ターンに1度」は同名カードでも2枚目以降なら、効果が発動できると説明しました。
しかし実は1度効果を使用したカードでも、もう1度「1ターンに1度」の効果を使用する方法が主に3つあるんです。
それが「1ターンに1度」の効果を使用したカードを…
・手札に戻す
・墓地に送る
・裏側守備表示にしてから反転召喚する
になります。
これをちょっと難しい言い方をすると、俗に言う「効果を発動した情報をリセットする」という行為に当たります。
ということで今回は、イメージを交えて説明させて頂きます…!!
説明に使用するカードは「超古深海王シーラカンス」です。
今回使用する効果は、『①1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。デッキからレベル4以下の魚族モンスターを可能な限り特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃宣言できず、効果は無効化される。』です。
では自分フィールドに「超古深海王シーラカンス」1体がいたとします。早速手札を捨てて、デッキから魚族モンスターを大量に特殊召喚しました!
その後、このカードと他のカードを使ってリンク召喚を行い、フィールドの「シーラカンス」を含んだ4体が墓地に行きました。
その後、手札から「死者蘇生」を発動!!
墓地から先ほど効果を使ってからリンク素材になった「シーラカンス」を特殊召喚しました。
ここからが本題!!
この「死者蘇生」で特殊召喚された「シーラカンス」もう1度効果が発動できます!!
実は「死者蘇生」で蘇った「シーラカンス」はカードとしては同じカードでも、「効果を発動した」と言う記憶はリセットされた新しい「シーラカンス」として蘇っています。前世の「シーラカンス」とは今生は別の「シーラカンス」なんです!!
もっと具体的な説明の仕方だと、効果を発動したと言う情報はフィールドだけで参照するものなので、墓地に移動してしまうと引き継がれないんです。
最初は難しいと思うので
・手札に戻す
・墓地に送る
・裏側守備表示にしてから反転召喚する
この3つの行動のうち1つを行えば、「効果を発動した記憶はリセットされる」と覚えておきましょう!
|最後に
今回もテキストの細かい違いになりましたがいかがでしょうか?
実はこれ以外にも細かい表現で間違えやすい効果はまだあります……
ということで、次もそういった違いについて、まとめていきますので、ぜひチェックしてみて下さいね!!
また夏の全国統一 遊戯王OCG検定」も開催中!!
8月31日16:00までとなっていますので、挑戦してみたい方はお早めに!!
https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/1295918514511810562
それでは今回もこの辺で…
ターンエンド!!
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