【遊戯王】今の環境は灰流うららと墓穴の指名者の採用率が減少中？

前回の記事はコチラ
【遊戯王】大会での入賞実績もアリ‼今ナチュルデッキが大注目⁉

どうも、スタッフIです。
先日ランキングデュエルに遊びにいったのですがその時顔なじみの常連Yからこんな話を聞きました。

「今の環境はうららと墓穴の通りがよくないからメインに入れないデッキもちょくちょくあるっぽいよ」

その時、スタッフIの脳裏に電流走るッ……‼
うららといえばどんなデッキにでも入れられるカードのはず……⁉
そして墓穴の指名者は手札誘発や墓地効果を止められる強力なカード、それの通りがよくないということなど……‼

というわけで直近2週間ぐらいの間に開催された大会などの入賞レシピを独自にいろいろ見てみました。

その結果は……?

確かにうららと墓穴が採用されていないデッキがちょくちょくありました。
主にティアラメンツ系のデッキとナチュルです。
この2つにはイシズのカードが採用されているという共通点もありました。

なぜこうなったかというのにはちゃんと理由があります。
うららが採用されていない理由は以前にも紹介したことがあるのでそちらを読んでもらえればおわかりいただけるかと思います。
↓
【遊戯王】最近イシズティアラメンツに灰流うららが採用されていないのはどうして？

では墓穴の指名者の採用率が下がっている理由については『宿神像ケルドウ』と『剣神官ムドラ』が関係しています。
この2枚はフィールド・墓地の自身を除外することで墓地のカードを5枚まで（現世と冥界の逆転が自分に墓地にない場合は3枚まで）デッキに戻す効果があるのですがこの効果がフリーチェーンの誘発即時効果になっています。
これによって墓穴の指名者の対象になったカードをデッキに戻すことで除外を回避することが非常に容易になっているのです。
墓穴はカードを除外できなければ無効化することができないのでケルドウとムドラが墓地にある限り無力化されているも同然なのです。

現環境で遭遇率の高いカードに無力化される可能性が高いカードを採用するなら他のカードを入れるといった具合で灰流うららと墓穴の指名者は採用率が下がっています。

一方で採用率の上がったカード

灰流うららと墓穴の指名者に代わって採用率を上げたカードがあります。
それが『三戦の才』と『朱光の宣告者』です。

墓穴の指名者の通りが悪くなってしまった影響で手数を増やす方向にシフトした結果採用されるケースが増えてきました。
相手の手札を確認してその中の1枚をデッキに戻す効果が今の環境では特に強力になっています。

朱光の宣告者は手札の自身と天使族モンスターを捨てることでモンスター効果を無効にして破壊できます。
盤面処理と妨害をこなしながらケルベクやアギドの効果の発動条件を満たすことができます。
なのでイシズ系のデッキにはうららではなくこちらがフル投入されていることが多いです。

じゃあうららと墓穴はもう使わないの?

そんなことはありません‼

うららと墓穴を採用しているデッキは現環境にもちゃんとあります。
スプライトやエクソシスターなどがこれに該当しますね。

主に『増殖するGを打たれるとその後の展開に支障が出やすいデッキ』にはうららと墓穴はまだまだ採用されています。
デッキによって使い分けをしているような状態ですね。
また、イシズ系のデッキ相手に通りがよくないとは言ってもそれ以外のデッキ相手なら普通に強いです。

ちなみにイシズ系のミラーマッチなら『墓守の罠』を採用しておけばかなり楽に相手を対策できます。
能力が評価されるにつれて汎用カードの採用率にすら影響を与えたイシズのカード、ヤバいですね。

以上、スタッフIのカード採用率の話でした。