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【遊戯王】一から学ぶ「鉄獣戦線」【マスターデュエル】

皆さんは『遊戯王マスターデュエル』で遊んでいますか?

私はかなりハマっていて、先月に続き今月もプラチナ1に到達しました。

その際に使用していた「鉄獣戦線(トライブリゲード)」がかなりおすすめのデッキなので、今回解説します!

 

☆「鉄獣戦線」の主要カード

・下級モンスター

「鉄獣戦線」の下級モンスターは共通して次の効果を持ちます。

自分の墓地から獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。
除外した数と同じ数のリンクマーカーを持つ獣族・獣戦士族・鳥獣族リンクモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。
このターン、自分は獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターしかリンク素材にできない。

この効果が展開の中心となるので、まずは墓地に獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを落とす必要があります。

今後の説明ではこの3種族のモンスターをまとめて「獣系モンスター」と呼びます。

鉄獣戦線 フラクトール》は初動となるカードで、手札・フィールドの自身を墓地へ送ることでデッキから獣系モンスターを墓地へ送ることができます。

鉄獣戦線 キット》は墓地へ送られた場合さらにデッキから「トライブリゲード」カードを墓地へ送ることができ、《鉄獣戦線 ナーベル》は墓地へ送られた場合に「トライブリゲード」モンスターをサーチすることができます。

これらのカードを順番に墓地へ送ることで、墓地の獣系モンスターを増やしながらサーチした「鉄獣戦線」モンスターを召喚し、共通効果で展開するのが基本となります。

また《鉄獣戦線 ケラス》は手札の獣系モンスターを捨てることで自身を特殊召喚する効果を持っており、通常召喚した「鉄獣戦線」モンスターが妨害されてしまった場合の「第2の攻め手」として優秀です。

 

・リンクモンスター

鉄獣戦線 徒花のフェリジット》と《鉄獣戦線 塊撃のベアブルム》はリンク2で獣系モンスターを特殊召喚できる効果を持ち、展開の中継点となるモンスターです。

墓地へ送られた場合にフェリジットは1ドロー、ベアブルムは「トライブリゲード」魔法・罠のサーチをすることができ、その後手札1枚をデッキに戻します。

リンク3の《鉄獣戦線 銀弾のルガル》は相手メインフェイズに手札・墓地の獣系モンスターを特殊召喚するという一見地味な効果ですが、実は重要な役割があるので後述の展開例で紹介します。

そして切札となるリンク4《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》は自身または他の獣系モンスターが特殊召喚された場合にフィールドのカード1枚を選んで除外する効果を持っています。

念の為解説しておくと、この「選んで除外する」というテキストは効果発動時に対象を選択するのではなく、効果処理時にカードを選ぶため《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》のように「対象にならず、効果で破壊されない」強力な耐性を持ったモンスターも除去することができる超優秀な効果です。

さらに《シュライグ》は墓地へ送られた場合に、除外されている獣系モンスターの数以下のレベルを持つ獣系モンスターをサーチできるので、次のターンの攻め手を用意できる点も優秀です。

 

・罠カード

「鉄獣戦線」でメインの妨害手段となるのが《鉄獣の抗戦》で、墓地及び除外されている獣系モンスターを任意の数特殊召喚し、それらを素材にリンク召喚を行うカードです。

シュライグ》をリンク召喚することで、相手のカードを除外して妨害します。

この効果で特殊召喚したモンスターはフィールドでは効果が無効化されていますが、リンク素材として墓地へ送られた場合の効果は無効にならないので、《キット》や《ナーベル》の効果を使ってリソースを伸ばすことができる点が非常に強力です。

ベアブルム》を展開に絡めることでこのカードをサーチすることができます。

 

☆「鉄獣戦線」の基本展開

・《フラクトール》+デッキに戻す手札1枚

フラクトール》効果で《キット》を墓地へ→《キット》効果で《ナーベル》を墓地へ→《ナーベル》効果で任意の「鉄獣戦線」モンスターAをサーチ→Aを召喚し、効果で《ベアブルム》を特殊召喚→Aと《ベアブルム》で《ルガル》をリンク召喚→《ベアブルム》効果で《抗戦》をサーチし、手札1枚をデッキに戻す

最終盤面:《ルガル》+《抗戦

前述した《ルガル》の効果についてここで解説します。

伏せてある《抗戦》に対して《ライトニング・ストーム》のような除去を打たれた場合、チェーンして《抗戦》を発動し、《シュライグ》をリンク召喚します(ここでは《シュライグ》の除外効果を発動しません)。

シュライグ》の効果は他の獣系モンスターが特殊召喚された場合でも発動することができるので、相手の動きに合わせて《ルガル》の効果を発動することで妨害することができます。

さらに《ルガル》で特殊召喚したモンスターは次のターンのリソースになります。

 

・《フラクトール》+「鉄獣戦線」モンスターA+デッキに戻す手札1枚

フラクトール》→《キット》→《ナーベル》からAとは異なる「鉄獣戦線」モンスターBをサーチ→Aを召喚し、効果で《フェリジット》を特殊召喚→《フェリジット》効果でBを特殊召喚→Aと《フェリジット》で《ベアブルム》をリンク召喚→B効果で《戦華盟将-双龍》を特殊召喚→Bと《ベアブルム》で《ルガル》をリンク召喚→《ベアブルム》効果で《抗戦》をサーチし、手札1枚をデッキに戻す

最終盤面:《ルガル》+《双龍》+《抗戦

戦華盟将-双龍》は「鉄獣戦線」モンスターの共通効果から手軽に出せる妨害モンスターとして優秀です。

同様のルートでBと《ベアブルム》、《双龍》を素材に3素材の《召命の神弓-アポロウーサ》をリンク召喚することもできます。

 

・後攻ワンキル 《フラクトール》+獣系モンスター+手札コスト1枚

フラクトール》→《キット》→《ナーベル》で任意の「鉄獣戦線」モンスターAをサーチ→Aを召喚し、効果で《ベアブルム》を特殊召喚→《ベアブルム》効果で獣系モンスターを含む手札2枚を捨て、除外されているAとは異なる「鉄獣戦線」モンスターBを特殊召喚→Aと《ベアブルム》で《ルガル》を特殊召喚(この際墓地の《ベアブルム》効果は発動しない)→B効果で《シュライグ》を特殊召喚→Bと《ルガル》で《アクセスコード・トーカー》をリンク召喚

シュライグ》と《アクセスコード》効果でで2枚除去しながら3000+5300=8300のワンキル

他にも展開ルートはありますが、これらを押さえておけばなんとかなると思います!

 

☆デッキレシピ

こちらは私がランクマッチでプラチナ1到達まで使っていたデッキレシピです。

・「十二獣」について

「十二獣」は下級モンスター1体から次々とエクシーズモンスターを重ねることができるテーマです。

獣戦士族テーマで《フラクトール》サーチ用の《炎舞-天キ》を共有できるため相性が良いです。

「十二獣」の主な役割は《十二獣ドランシア》による先行時の誘発ケアと《天霆號アーゼウス》による後攻捲りです。

「鉄獣戦線」は《灰流うらら》や《増殖するG》といった手札誘発を受けると展開が難しくなります。

しかし「十二獣」は《灰流うらら》の影響を受けず、《増殖するG》に対しても相手に1ドローだけさせて《ドランシア》を出すことができるので強いです。

先行で「十二獣」と「鉄獣戦線」を両方持っており、「鉄獣戦線」に妨害を受けるとキツイ手札の場合は「十二獣」モンスターから召喚して複数の素材を重ねた《ドランシア》を出し、次のターンは墓地へ送られた「十二獣」モンスターをコストに「鉄獣戦線」のギミックを回すのがおすすめです。

後攻時には《十二獣ワイルドボウ》で相手に直接攻撃し、メインフェイズ2で《アーゼウス》を重ねて全除去を狙います。

十二獣ラム》を素材にしていれば《無限泡影》や《幻影霧剣》のような罠カードを避けながら《アーゼウス》を目指すことができるので覚えておきましょう。

「十二獣」を活用した展開もあるので1つご紹介します。

十二獣ライカ》と《十二獣タイグリス》を使用します。

炎舞-天キ》+《フラクトール》or「十二獣」モンスター

天キ》効果で《フラクトール》or 十二獣の足りない方をサーチ→《フラクトール》→《キット》→《ナーベル》から鉄獣をサーチ→鉄獣を召喚し、効果で《フェリジット》を特殊召喚→《フェリジット》効果で十二獣を特殊召喚→十二獣に重ねて《ドランシア》をX召喚→《ドランシア》効果で《天キ》を破壊→《ドランシア》に重ねて《ライカ》をX召喚→《ライカ》効果で《ドランシア》を蘇生→《ライカ》に重ねて《タイグリス》をX召喚→《タイグリス》効果で《ドランシア》のX素材を補充→鉄獣と《フェリジット》で《ベアブルム》をリンク召喚→《ベアブルム》と《タイグリス》で《ルガル 》をリンク召喚→《ベアブルム》効果で《抗戦》をサーチして手札1枚をデッキに戻す

最終盤面;《ルガル》+《ドランシア》+《抗戦

 

・自由枠のカードについて

デッキレシピの中でギミックとは関係ない自由枠のカードについて解説します。

自由枠では主に、流行しているデッキの対策やメインギミックで対処できない部分をカバーできるカードを採用します。

 

まずは魔法・罠カードを除去できる《ハーピィの羽根帚》と《コズミック・サイクロン》です。

「エルドリッチ」が使用してくる《スキルドレイン》などの対策として、相手の魔法・罠カードを除去するカードは必要です。

より多くのカードを破壊できる《ライトニング・ストーム》ではなく《コズミック・サイクロン》を採用したのは、速攻魔法なので先行で伏せれば妨害として使用でき、特に「電脳堺」や「ヌメロン」に対して有効だったからです。

また除外する効果なので、《ドラゴンメイドのお片付け》や「真竜」魔法・罠のような墓地で効果を発動するカードに対して強い点も評価しています。

 

続いて展開系デッキに対するメタカードとして《原始生命態ニビル》と《禁じられた一滴》です。

原始生命態ニビル》は相手が5体以上モンスターを召喚したターンにフィールドのモンスターをすべてリリースできる手札誘発カードで、《灰流うらら》だけでは止められない展開も止める可能性がある強力なカードです。

禁じられた一滴》は後攻時に相手の強力な妨害モンスターを無力化できるカードです。

特に「LL鉄獣戦線」のような妨害が盤面のモンスターに偏っているデッキに対して有効で、このカードで《烈風の結界像》や《FNo.0 未来龍皇ホープ》を無力化して勝てた試合は何度もありました。

発動にコストを要求されますが、《キット》や《ナーベル》、盤面に残った《天キ》などを活用できるので困ることは少なかったです。

先行で伏せても妨害として機能するので腐りづらいカードです。

 

・《転生炎獣アルミラージ》と《死翼のフレスヴェイス》について

ここまでで解説していないリンクモンスター2体にも軽く触れておきます。

アルミラージ》は通常召喚した《キット》や《ナーベル》を素材にリンク召喚することでそれらの墓地効果を発動できるので、《フラクトール》を引けていないときに《ケラス》を持ってきて展開したり、素引きした《抗戦》用に墓地を増やすために使います。

フレスヴェイス》は鉄獣の共通効果で特殊召喚できるリンク3のモンスターです。

先行展開で《ルガル》を使用することが多いため、返しのターンではこのカードを出して《アクセスコード》に繋げます。

相手の墓地のモンスターを戻せる効果も「閃刀姫」など一部のデッキに対して有効であるため、是非入れておきたいカードです。

 

☆「鉄獣戦線」の将来性

私が「鉄獣戦線」をおすすめする理由として「鉄獣戦線」が今後の『マスターデュエル』でも長く使い続けられるという点があります。

『マスターデュエル』の環境や実装カードはOCGとは異なる場合があるので、あくまで私個人の予想である点は悪しからず。

例えばOCGで昨年8月に登場して猛威を奮った《D-HERO デストロイフェニックスガイ》を採用した「鉄獣戦線」は当時の大会で好成績を収めています。

また直近の日本選手権でも「烙印鉄獣戦線」が環境トップと言われている「勇者デスピア」をなぎ倒して優勝するなど、現役で活躍しています。

ですので『マスターデュエル』で長く使えるデッキを作りたいという方はもちろん、OCGで最新の強力なデッキが欲しいという方にもおすすめできるテーマとなっています。

 

☆最後に

今回の解説は以上です。

長い記事になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!

私自身「鉄獣戦線」を『マスターデュエル』で初めて触ったので、色々と勉強したことが皆さんに伝われば幸いです。

今後も『マスターデュエル』に関連したデッキ解説をしようと思うので、お楽しみに!

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