【デッキ解説・考察】ドラゴンリンクを救いたい。後編【デッキ考察・解説】
毎度どうも、主にデッキや環境に関する記事を書かせて頂いております2号機です。
この記事は前回の記事【ドラゴンリンク】についての続きとなります。
「まだ前編見てないよぉ~~><」って方はこちらにリンクを貼ってあるのでまずはそちらをご覧くださいね。
では改めて2号機です。
今回紹介するのが新しい【ドラゴンリンク】で使用する2本目のルート、通称≪真紅眼ルート≫をご紹介しましょう。
完成する盤面は前回と同じこの盤面。
*今回は盤面を解説するために画像を付けます!
緑色が魔法・罠ゾーン、オレンジ色がメインモンスターゾーン、水色がエクストラモンスターゾーンです!
この画像にはありませんが、墓地・除外ゾーンは灰色で表示しています。
この盤面を今回はこのカード1枚から作っていきます。
【真紅眼】ではおなじみのカード、【黒鋼竜】を使います。
フィールドから墓地に送られた時にレッドアイズカードを手札に加えることが出来るレベル1モンスターです。このカードが今回の初動となります。
ではルート紹介。
・手札に【黒鋼竜】がある状態で、通常召喚。そのままリンク召喚。【黒鋼竜】を素材に【ストライカー・ドラゴン】をリンク召喚。
・【ストライカー・ドラゴン】の特殊召喚時効果と【黒鋼竜】の墓地効果でチェーンを組み、それぞれ【リボルブート・セクター】と【レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン】を手札に加えます。
・続いて手札に加えた【レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン】をフィールドの【ストライカー・ドラゴン】をコストに特殊召喚。その後、効果で墓地から【黒鋼竜】を特殊召喚。
・フィールドの【レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン】と【黒鋼竜】を使って【ドラグニティナイト-ロムルス】をリンク召喚。【ドラグニティナイト-ロムルス】召喚時の効果と【黒鋼竜】の墓地効果でチェーンを組んでデッキから【竜の渓谷】、【真紅眼の飛竜】を手札に加える。
・【竜の渓谷】を発動し、効果で【真紅眼の飛竜】をコストにデッキから【アブソルーター・ドラゴン】を墓地へ送って効果発動、デッキから【ヴァレット・トレーサー】を手札に加える。
・手札から【リボルブート・セクター】を発動、効果で手札の【ヴァレット・トレーサー】を守備表示で特殊召喚し、フィールドの【ドラグニティナイト-ロムルス】で【リンクロス】をリンク召喚。効果で【リンクトークン】を2体特殊召喚。内1体の【リンクトークン】と【ヴァレット・トレーサー】で【アクセル・シンクロン】をシンクロ召喚。
・【アクセル・シンクロン】の効果でデッキから【ジェット・シンクロン】を墓地へ送り、自身のレベルを1下げる。その後、レベル4となった【アクセル・シンクロン】と残りの【リンクトークン】で【ガーデン・ローズ・メイデン】をシンクロ召喚。特殊召喚時の効果でデッキから【ブラック・ガーデン】を手札に加える。
その後手札を1枚捨てて墓地から【ジェット・シンクロン】を特殊召喚。その後、【ジェット・シンクロン】*と【リンクロス】で【水晶機巧-ハリファイバー】をリンク召喚。召喚時の効果でデッキから【レッドローズ・ドラゴン】を特殊召喚。
※墓地から特殊召喚された【ジェット・シンクロン】はフィールドを離れると除外されます。
・【レッドローズ・ドラゴン】と【ガーデン・ローズ・メイデン】で【天威の龍鬼神】をシンクロ召喚。
シンクロ召喚の素材にされた【レッドローズ・ドラゴン】の効果でデッキから【ホワイトローズ・ドラゴン】を特殊召喚。その後墓地の【ガーデン・ローズ・メイデン】を除外して墓地から【レッドローズ・ドラゴン】を蘇生。
・【レッドローズ・ドラゴン】、【ホワイトローズ・ドラゴン】をそれぞれ【守護竜ピスティ】と2体目の【ストライカー・ドラゴン】のリンク素材にして、【守護竜ピスティ】の効果により墓地から【ヴァレット・トレーサー】を特殊召喚。
・【リボルブート・セクター】を対象に【ヴァレット・トレーサー】の効果を発動。【リボルブート・セクター】を破壊してデッキから【ヴァレット・リチャージャー】を特殊召喚。その後、【守護竜ピスティ】と【ヴァレット・トレーサー】で【デリンジャラス・ドラゴン】をリンク召喚。
・【水晶機巧-ハリファイバー】、【デリンジャラス・ドラゴン】、【ヴァレット・リチャージャー】を素材に【ヴァレルエンド・ドラゴン】をリンク召喚。その後【ブラック・ガーデン】*を発動。
※【ヴァレルエンド・ドラゴン】の召喚後に発動しないと【ブラック・ガーデン】の効果で【ヴァレルエンド・ドラゴン】の攻撃力が半分になってしまうので注意!
・【ストライカー・ドラゴン】の効果を自身と墓地の【ヴァレット・リチャージャー】を対象に発動。
【ストライカー・ドラゴン】を破壊して【ヴァレット・リチャージャー】を手札に加える。その後、手札の【ヴァレット・リチャージャー】の効果を先程自壊した【ストライカー・ドラゴン】と自身を対象に発動。
【ヴァレット・リチャージャー】を特殊召喚し、
【ブラック・ガーデン】と墓地の【デリンジャラス・ドラゴン】の効果をチェーンを組んで発動。まず【ブラック・ガーデン】の効果で相手のフィールドに【ローズトークン】が特殊召喚され、【デリンジャラス・ドラゴン】が墓地から蘇生。【デリンジャラス・ドラゴン】の蘇生に【ブラック・ガーデン】の効果が反応して2体目の【ローズトークン】を相手のフィールドに特殊召喚。
・【ブラック・ガーデン】の②の効果を発動し、2体の【ローズトークン】を破壊。その合計の攻撃力1600を持つモンスター【ヴァレット・トレーサー】を特殊召喚し、【ブラック・ガーデン】を破壊。
【ヴァレット・トレーサー】、【ヴァレット・リチャージャー】の2体で【ヴァレルロード・S・ドラゴン】をシンクロ召喚し、効果で【水晶機巧-ハリファイバー】を自身に装備。
【ヴァレルエンド・ドラゴン】の効果をフィールドの【デリンジャラス・ドラゴン】と墓地の【ヴァレット・トレーサー】を対象に発動。【デリンジャラス・ドラゴン】の効果を無効にし、【ヴァレット・トレーサー】を特殊召喚。
・【デリンジャラス・ドラゴン】と【ヴァレット・トレーサー】の2体で【捕食植物ヴェルテ・アナコンダ】をリンク召喚。効果で2000ライフを払い、デッキから【真紅眼融合】を墓地へ送って効果発動。
デッキから【真紅眼の黒竜】、【ブラック・マジシャン】を墓地へ送り、【超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ】を融合召喚。
途中で前回紹介した【ノクトビジョン・ドラゴン】を使用したルートと合流した事に気付いたでしょうか?
あちらとの違いは、墓地に【真紅眼の飛竜】がルートを辿る途中で墓地に仕込める点です。
(【ヴァレルエンド】、【天威の龍鬼神】、【S・ドラゴン】、【ドラグーン】の妨害を乗り越えた上でですが)仮に【ドラグーン】が倒された場合でも、次のターンには墓地の【真紅眼の飛竜】を除外する事で【ドラグーン】を復活させられると言う保険掛けが出来る様になっています。
まぁ、ここまで展開したら間違いなく誤差なんですけどね
ちなみに【白黒】要素の排除についてですが、【真紅眼】へシフトすることで闇・ドラゴンの要素を使った【ノクトビジョン・ドラゴン】や【ヴァレット】モンスターの闇縛りを気にしないで済むなど、デッキを回す上での利便性があがりました。
何より【黒鋼竜】の効果にターン1がない事も見逃せません。
今回サイドデッキは全く考えていないのですが、【真紅眼】にはサポートカードが豊富なので、
【レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン】や【ドラグーン】等をサポートする【レッドアイズ・スピリッツ】等を無理なく採用できます。
これはワタクシ事ですが、元々【混源竜レヴィオニア】を使いたくて【ドラゴンリンク】を作ったんですよね。
なのに【白黒】要素を排除してしまったので、次に考えているのは【芝刈りカオドラ】の構築えお考えています。
その内記事にもしようと思っています。
さて、前回と合わせて2本のルートを解説しましたがやっぱり致命的な弱点があります。
弱点1【 アポロウーサ】を仕込めないので≪ニビルケア≫が出来ない
【原子生命態ニビル】…通称≪隕石≫を展開の途中に投げられただけで投了レベルのダメージを受けます。
これがかなり致命的で、展開ルートの都合上エクストラのカードをほぼ全て使います。
故に展開途中で妨害を食らうとリカバリー不可能レベルのダメージを負ってしまいます。
また、【増殖するG】を投げられると相手に大量のハンドアドを与えてしまうのも弱点ですが、この辺はどのデッキでも投げられたらキツいカードなのでこれはもう【ドラゴンリンク】や【HERO】を代表とする「展開しきって相手を圧殺する」デッキの宿命です。投げられたら災難だったと諦めるしかないです。
弱点2 【無限泡影】や【墓穴の指名者】、【灰流うらら】で簡単に止まってしまう
どちらのルートも手札誘発の投げ所がハッキリしすぎているので、この手のカードを1枚でも投げられるとこれもキツイです。
例えば今回紹介した《真紅眼ルート》だと最初の【ストライカー・ドラゴン】に【灰流うらら】か【無限泡影】、【黒鋼龍】の墓地効果に【墓穴の指名者】で簡単に頓挫します。
特に、【灰流うらら】なんかは無制限になった事で相手の初手に居る確率が上がっています。
一応従来の【ドラゴンリンク】にあった【クイック・リボルブ】や【ヴァレット・トレーサー】から動き出すルートも使えなくはないのですが、ここでもまた大きな壁が立ち塞がります。
裁定変更によって大きく株を上げた女こと【幽鬼うさぎ】さん。
正直裁定変更前から出来た事ではありますが、【ヴァレット・トレーサー】の効果起動にチェーンして【幽鬼うさぎ】を投げて先回りしてフィールド魔法を破壊されると【ヴァレット・トレーサー】の効果が不発に終わってしまいます。
またルートの関係上、【ヴァレット・トレーサー】が墓地とフィールドを反復横とびしまくるので【D.Dクロウ】や【屋敷わらし】を投げられても止まってしまいます。
総じて今回紹介したデッキは弱点として、
・初動が減ったのでキーカードをピンポイントで止めれば動かなくなる
・サーチ、蘇生、リクルートを多用するので誘発で止まる
・それでも突っ走って盤面を作らなければならないので【ニビル】、【増殖するG】がぶっ刺さる
・後攻の時に盤面を返しにくくなった
と言った所でしょうか。
完成盤面はかなり強力ですが、そこに到達さえしなければもう勝てないので《しっかりと初動を潰す》プレイングを心がければ勝てない相手ではないのでここを抑えておくと良いかもしれません。
とても長い解説になりましたが、ここまでご拝読お疲れ様でした。
今後も環境に通用しそうなデッキやカード、気になったテーマについてどんどん記事を書いていこうと思いますので是非よろしくおねがいしますね。
では、次の記事かカードラボ宇都宮店でお会いしましょう。2号機でした。