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【遊戯王】準制限の《PSYフレームギア・γ》採用する?【新制限】

またしても新制限に関する記事です。

昨日の新制限考察記事はこちら。

【遊戯王】2021年7月リミットレギュレーション考察【新制限】

今回の話題となるカードは《PSYフレームギア・γ》です。

2021年7月リミットレギュレーションで規制されたカードの中では最も汎用的で色々なデッキに採用されたカードなので、影響があった方も多いのではないでしょうか。

私も「ドラゴンメイド」と「デスピアシャドール」に採用していたので、どうしようかと考えていました。

準制限になったから単に2枚に減らせばいい、というだけではないのがこのカードの難しいところなのですが、どうしてそんなことになっているのか私なりに解説したいなと思います。

 

・《PSYフレームギア・γ》が強力なカードであることは間違いない

これは言うまでもないことかもしれませんが、準制限になったからといって《PSYフレームギア・γ》のカードパワー自体が弱くなるわけではありません。

PSYフレームギア・γ》は他の手札誘発カードと比べると優秀な点が多くあります。

強い点① 無効にできる範囲が非常に広い

特定の効果に対してのみ発動できる《灰流うらら》やフィールドのモンスター効果しか無効化できない《エフェクト・ヴェーラー》と比べ、《PSYフレームギア・γ》はどんなモンスター効果がどこで発動しようとも無効にすることができます。

また、自分が発動した《強欲で金満な壺》に対する《灰流うらら》など、相手が発動した手札誘発を無効にできる数少ない手札誘発カードになっています。

強い点② 無効にしたモンスターを破壊できる

灰流うらら》や《エフェクト・ヴェーラー》のように効果を無効にするだけの手札誘発では、結局そのモンスターをリンクやエクシーズの素材にされてしまう可能性があります。

また「電脳堺」モンスターのように手札で発動する効果に対して《灰流うらら》などを発動した場合、カードがそのまま手札に残ってしまいます。

PSYフレームギア・γ》であればそのような心配がありません。

強い点③ 発動にコストが必要ない

多くの手札誘発カードはコストとして自身を墓地へ送る必要がありますが、《PSYフレームギア・γ》にはそれがありません。

仮に《PSYフレームギア・γ》が《灰流うらら》などで無効にされたとしても手札に残り、しかもターン1制限がないので再び発動することができます。

墓地へ送られないので《墓穴の指名者》が効かないのも大きな強みです。

このように《PSYフレームギア・γ》は非常に優秀な手札誘発カードなのです。

 

・《PSYフレームギア・γ》の持つデメリットは?

強力な《PSYフレームギア・γ》ですが当然デメリットもあります。

デメリット① 自分フィールドにモンスターが存在しない場合にしか発動できない

後攻であれば問題ありませんが、先行の場合は一部デッキを除いて手札で腐ってしまうことが多いです。

デメリット② 通常モンスターである《PSYフレーム・ドライバー》をデッキに入れなくてはならない

基本的に《PSYフレーム・ドライバー》を素引きしても手札コストくらいにしかならないので絶対に引きたくないのですが、《PSYフレームギア・γ》を発動するためには必須というのが最大の問題です。

 

・《PSYフレームギア・γ》が流行した理由

いくつか理由があるとは思いますが、一番はやはり「電脳堺」の流行でしょう。

「電脳堺」モンスターは手札で効果を発動するため、《無限泡影》や《エフェクト・ヴェーラー》といった手札誘発カードが有効に働きません。

そのため「電脳堺」に有効な手札誘発として《PSYフレームギア・γ》の採用率が上昇しました。

 

・《PSYフレームギア・γ》と相性が良いデッキ

PSYフレームギア・γ》と相性が良いのはこのカードが持つデメリットを軽減できるデッキです。

例えば「ドラゴンメイド」や「シャドール」がこれに当てはまります。

「ドラゴンメイド」は《ドラゴンメイドのお片付け》や《ドラゴンメイド・リラクゼーション》で自分のモンスターを手札に戻すことで先行でも《PSYフレームギア・γ》の発動条件を満たすことができ、「シャドール」は《PSYフレームギア・γ》や《PSYフレーム・ドライバー》を《エルシャドール・ネフィリム》の素材として利用できるので素引きしても許容できます。

・《PSYフレームギア・γ》が準制限だとどんな問題がある?

ここからが本題。

ここまでで《PSYフレームギア・γ》がメリットとデメリットを合わせ持つカードであることは理解できたかと思います。

では《PSYフレームギア・γ》の枚数が3枚→2枚になるとどうなるかというと、デメリットはそのままでメリットを享受できる可能性が下がるのです。

上で最大のデメリットとして挙げた《PSYフレームギア・ドライバー》の素引きは《PSYフレームギア・γ》の枚数に関わらず一定の確率で起こります。

一方で《PSYフレームギア・γ》が最も有効に働く後攻1ターン目にこのカードが手札にある確率は下がってしまいます。

これによってメリットとデメリットのバランスが崩れてしまうことになるので、今後も《PSYフレームギア・γ》を採用するかどうかという話になるわけですね。

 

・《PSYフレームギア・γ》2枚採用によるメリット

先ほど《PSYフレームギア・γ》が2枚に減ることでメリットが減ると書きましたが、実は2枚にすることのメリットも存在します。

それは《PSYフレームギア・γ》自体の被りがなくなるという点です。

PSYフレームギア・γ》はターン1制限こそ付いていませんが、発動すると場に特殊召喚されるため2枚目以降は発動することができません。

そもそも《PSYフレーム・ドライバー》は1枚しか採用されませんし、相手ターンに発動した場合は基本的に除外されてしまうのでデュエル中に2回以上《PSYフレームギア・γ》の効果を発動できることはあまりないです(《アーティファクト-ロンギヌス》を利用して除外を免れるなど、特殊な方法はいくつかありますが)。

つまり《PSYフレームギア・γ》を複数枚引いた場合は手札で腐ってしまう可能性が高いということです。

そういった理由から準制限になる以前も2枚採用のデッキを見かけることがありました。

 

・結局《PSYフレームギア・γ》は採用する?

結論から言うと、私は「ドラゴンメイド」と「デスピアシャドール」のメインデッキに《PSYフレームギア・γ》を採用することにしました。

周りに「電脳堺」を含め《PSYフレームギア・γ》が有効に働くデッキを使うプレイヤーが多いこと、《強欲で金満な壺》《ドラゴンメイドのお心づくし》《影依融合》といった強力なカードに対する《灰流うらら》を止めたいこと、「シャドール」デッキに光属性モンスターを多めに採用したいことなど、やはり《PSYフレームギア・γ》を採用するメリットが大きいと感じました。

元々《PSYフレームギア・γ》の被りは気になっていた点ではあったので、2枚にすることがデメリットばかりではないという点も採用を後押ししました。

デッキや環境によって採用するかどうかは変わると思いますが、今回の記事がみなさんの参考になれば幸いです。

それでは、新制限でもルールを守って楽しくデュエル!

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