【デッキ解説】趣味全開！芝刈り推理ゲートカオドラ【遊戯王】
諸君 私はドラゴン族が好きだ。
諸君 私はドラゴン族が好きだ。
諸君 私はドラゴン族が大好きだ。
水属性ドラゴン族が好きだ
炎属性ドラゴン族が好きだ
地属性ドラゴン族が好きだ
風属性ドラゴン族が好きだ
光属性ドラゴン族が好きだ
闇属性ドラゴン族が好きだ
光属性として扱う闇属性ドラゴン族が好きだ
神属性ドラゴン族があったらきっと大好きだ
光属性と闇属性を除外して召喚するドラゴン族が好きだ
フリーで 大会で
公認で 非公認で
1人回しで 他人に回して貰って
マッチで トーナメントで
ダブルエリミネーションで 総当りで
この地上に存在するありとあらゆるドラゴン族モンスターが大好きだ
～中略～
「よろしい、ならばカオドラだ」
――前置きが長くなりましたが改めてこんにちわ。2号機です。
冒頭で演説してた丸眼鏡で小太りな声がカミーユに似ている誰かは多分私のアナザー・マインドです。
私が【ドラゴン族】が好きな事は前回までの記事でもう十分に判って貰えたかと思います。
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なので今回は私の「本能の源」とも言えるデッキ【芝刈り推理ゲートカオドラ】について解説しようと思います。
普段は環境デッキや環境で自分のデッキがどうすれば通用するかを考えている私ですが、このデッキは環境を度外視した完全趣味のデッキです。
強いか弱いかは墓地の肥え方や初手次第になるので神のみぞ知ると言った所でしょうか。
さて、このデッキがやりたいこと・やるべきこと・そして勝ち方等をご紹介していきます。
芝刈りは済ませたか？ デッキトップにお祈りは？ 部屋の隅でガタガタ震えて左腕を落とす心の準備はOK？
・はじめに
このデッキは墓地を肥やしてナンボです。なのでまずは60枚あるデッキの中から墓地が肥やせるカードを引ける事を祈りましょう。
一応初動となりうるカードは、
・【ドラゴンリンク】でもお馴染みの【クイック・リボルブ】
・こちらも【ドラゴンリンク】の項で解説した【黒鋼竜】から【ストライカー・ドラゴン】を作る流れ
・【ドラゴンメイド】でお馴染みの【ドラゴンメイド・チェイム】並びに【ドラゴンメイドのお心づくし】
・【黒鋼竜】に繋げられる【ワン・フォー・ワン】
・雑に【超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ】を立てられる【真紅眼融合】
・【隣の芝刈り】を始めとした山札を墓地へ送るカード計9枚
です。
元のデッキスロットが多い分初動になれるカード自体はかなり多く、どの動きをしてもある程度の盤面は作れます。
ただやっぱり狙いたいのは初手【隣の芝刈り】。
このカードがあるが故に60枚デッキは成立すると言っても過言ではないカード。
Q.このデッキの目指す所は？
A.まず墓地を肥やします。そうしなければ話が始まりません。
なので死ぬ気でお祈りして上記のカードの中からどれか1枚を引き込みましょう。
墓地さえ溜まってしまえばそこから先は宇宙が広がります。
裏を返せば「必ず通らなきゃいけない、必ずこの効果を使わなきゃいけない」と言った固定ルートの様なものはありません。マジでアドリブ10割のデッキです。
基本的に【ドラゴンリンク】で触れたカードと私が好きなカードが束になった様なデッキなので詳しい解説は省きます。
Q.墓地が肥えた！ 次はどうする？
A.お好きにどうぞ。
墓地の光・闇を使って【混源竜レヴィオニア】を立てても良し、【ドラゴンリンク】よろしく大量にリンクモンスターを立てるも良し、墓地さえあればこのデッキは何でも出来るし何にでもなれます。
Q.2号機君さぁ…何だいこのカードは？
きっとこのデッキを見た誰もが思った事でしょう。
「私の趣味だ。イイだろ？」
真面目に解説しておかないと後に神になった方に殴られそうなので解説しましょう。
クリアー・バイス・ドラゴン Clear Vice Dragon
このカードはアニメ「遊戯王GX」にてラスボス（の前座）である藤原のエースモンスターで、吹雪vs藤原戦での初登場となりました。
そしてその効果は【クリアー・ワールド】のデメリット効果を受けない効果（アニメでは「クリアー・ワールドのネガティブエフェクトを受けない」とカッコよく言ってました）と、手札を1枚捨てる事で破壊から身を守る事が出来る効果を持っていますが、今回重要なのはコチラの効果ではなく次の効果。
相手モンスターの攻撃力の倍の攻撃力になると言う攻撃力変動効果。この効果、発動を伴わない永続効果の為、例えば近年評価がまた上がってきた【クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン】の効果で無効に出来ず、【クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン】に攻撃をすると、
・【クリアー・バイス・ドラゴン】の効果が起動し、攻撃力が6000になる。
・すると【クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン】の効果が起動して更に上の攻撃力9000になる。
・すると発動を伴わない永続効果なのでもう一度【クリアー・バイス・ドラゴン】の攻撃力変動効果が起動して攻撃力18000になる。
・発動する効果ではないので【クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン】の効果が使えず、攻撃が成立し、相手は9000のダメージを受けてゲームが終わる。
と言う止め様の無い凶悪なワンショットキルが成立するのです。
攻撃名は「クリーン・マリシャス・ストリーム」。遭遇率が割と高いモンスターでもあるので、この効果を知らずに初見殺しを受ける対戦相手は続出するでしょう。
光と闇の竜 Light and Darkness Dragon
特殊召喚が出来ない召喚制限効果、自身を闇属性としても扱う永続効果、モンスター効果・魔法・罠が発動した時に強制でチェーンを組んでその効果を無効にし、自身の攻撃力・守備力を500ダウンさせる効果、そして自身が破壊され墓地へ送られた時に自分フィールドのカードを全て破壊し、その後墓地からモンスターを1枚対象に取り、そのモンスターを蘇生する効果の4つを持った漫画版遊戯王GXにおける万丈目のエースモンスター。（漫画版の彼は【おジャマ】も【アームド・ドラゴン】も【VWXYZ】も使いません。【ドラゴン族】デッキです。最高かよ）
このモンスターは【名推理】や【モンスター・ゲート】の効果で特殊召喚する事が出来ません。
さらにリリースにモンスターを2体要求する上に死ぬと自分のフィールドを一掃してしまうのでかなり扱いにくい、専用デッキを組んで真価を発揮するタイプのモンスターです。ですがそれを差し置いて
バカ程カッコいい。
最早採用理由がこの一点に集約していると言っても過言ではありません。
少し真面目な話をすると、相手のしたい事を5回まで雑に止める事が出来る効果とも取れます。
現環境で効果を使わずに展開するデッキなんてものは存在しないので、場に出てさえいればかなり強い制圧能力を発揮する事が出来ます。
また、墓地が肥えている前提ではありますが自身が墓地へ送られた時に好きなモンスターを蘇生出来るので、仕事を終えた【レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン】や【天威の龍鬼神】なんかも蘇生の候補に挙がるので、あながち悪いカードではありません。それでも重いけど。
攻撃する時は「シャイニングブレス」または「ダークバプティズム」と言ってあげましょう。
精霊の宿るカードなのでもしかしたら実体化するかもしれません。ちなみに直訳すると「光の息吹」、「闇の洗礼」となります。バカ程カッコいい。
・エクストラデッキについて
正直自由です。
今回メインデッキが60枚と言う事もあって【ドラグーン出張セット】も無理なくギミックに組み込めましたし、やろうと思えば【ドラゴンリンク】並のエグい盤面も簡単に作れます。
出しやすいモンスターはレベル8シンクロ、ランク8モンスターエクシーズ、各リンクモンスターと言った所でしょうか。
見ての通り殆ど下級モンスターが入っていないので高レベル・高ランクが出しやすい傾向にあります。
破壊を介さない除去である【ダークエンド・ドラゴン】
やメインも少しいじる必要がありますが【ドラゴンメイド・シュトラール】の様な強力なモンスター
や【光属性・闇属性】で【ドラゴン族】である事を活かしたモンスターが採用候補となります。
（今回例に挙げた両者は【闇属性】と【光属性】でもあるので【レヴィオニア】のコストになるのも◎）
・メインデッキについて
サンプルとして挙げたデッキ以外で採用候補となるのは【カオス・ソルジャー-開闢の使者】や【混沌帝龍-終焉の使者】の様な墓地の光・闇属性のモンスターをコストに特殊召喚される様なモンスターや墓地を直接肥やせる【ライトロード】等がオススメです。
また、上でも少し触れましたが、【ドラゴンメイド】色を少し強めにすると【ティルル】、【パルラ】、【お召し替え】等も候補に上がりますね。
昔使っていたコンボですが、【隣の芝刈り】を使って墓地を20枚肥やし、手札を2枚捨てて【破壊竜ガンドラ-ギガ・レイズ】を特殊召喚、墓地の【破壊竜ガンドラ】、【破壊竜ガンドラX】、【破壊竜ガンドラ-ギガ・レイズ】を参照して自分相手のフィールド・墓地を全て除外し、【ギガ・レイズ】の攻撃力を20000そこらにして一撃で終わらせる、なんてことが出来たのですが、【ガンドラX】が禁止カードにされてしまったのでもう二度と出来ません……。早く【ガンドラX】の代わりを担える【ガンドラ】出してほら
いかがでしたか？
【名推理】の制限が解除された今、また【隣の芝刈り】を使った60枚構築デッキにも吉兆が見えてきたと思います。
代表的なテーマで行くと【インフェルノイド】が挙がりますが、敢えて外して趣味全開の構築にするなんて事も出来ます。
60枚デッキ、流行れ流行れ……
以上、2号機でした。
また次の記事かカードラボ宇都宮店でお会いしましょう。
ご拝読お疲れさまでした。
