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デュエマ仙台店の 店舗ブログ

【テキストカバレージ】TCGフェスティバル ラボCS 準決勝:ヨネヤマ vs. オチャッピィ

By 塚本 樹詩 Photo by 後長 京介

準決勝になると、ここからは2本先取となり、プレイヤーは今までの計8 Round分の疲れも相まって、死闘と呼ぶにふさわしい領域に足を踏み入れることになる。

優勝まで後2勝、この小さな数字ですらここからは果てしなく大きく見える。

フィーチャー卓に招待されたヨネヤマとオチャッピィ、その表情はどちらも真剣そのものだった。長丁場の先にある全身全霊を賭けた戦いが今、始まろうとしていた!!

 

Game 1

 

じゃんけんの結果、オチャッピィの先攻でデュエマ、スタート!

先手を取ったオチャッピィは《終末の時計 ザ・クロック》《煌龍 サッヴァーク》をマナチャージすると《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》を召喚。

後手となったヨネヤマが《撃髄医 スパイナー》《SMAPON》とチャージすると《勇愛の天秤》を唱えすぐさまオチャッピィの《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》を破壊。

オチャッピィは屈することなく2体目の《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》を召喚。これにはヨネヤマも続く手立ては無く、マナチャージのみでターンを終える。

オチャッピィはこの隙に《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》で攻撃をする。お互いのマナゾーンやアクションを見るに【トリガー・ビート】同系戦を匂わせるが、そうとなると《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》の効果が及ぶうちは積極的に盾を割っておきたいのだろう。

トリガーは引けなかったものの返しのターンにヨネヤマは《“乱振”舞神 G・W・D》をB・A・D 2で召喚。《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》をバトルで討ち取ってからカードを引き、《“乱振”舞神 G・W・D》はボトムへと送られる。

こうして、お互いのバトルゾーンがまっさらになると、今までのやり取りがウソのようなマナチャージのみの静かなターンが2ターン続く。

静寂を破ったのはオチャッピィ。

《ルクショップ・チェサイズ》でシールドと手札を増やすと、次はヨネヤマが《凶殺皇 デス・ハンズ》を召喚。

これに狙いを済ませたようにオチャッピィは《煌龍 サッヴァーク》を合わせる。こうして《凶殺皇 デス・ハンズ》はシールドに磔にされたのだが、次のターンにヨネヤマの手札からも《煌龍 サッヴァーク》が召喚されると、《凶殺皇 デス・ハンズ》はすぐに墓地に送られることとなった。

お互いの《煌龍 サッヴァーク》が睨み合うバトルゾーンにオチャッピィは《サッヴァーク ~正義ノ裁キ~》を召喚すると、表向きが《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》となった新たなシールドが追加され、更に《煌龍 サッヴァーク》がヨネヤマのシールドへ攻撃。

すると、オチャッピィはマスター・W・ブレイカーの効果で《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》の重ねられているシールドに《終末の時計 ザ・クロック》《ドラゴンズ・サイン》と表向きのシールドを追加する。

その後の2ブレイクでヨネヤマは《勇愛の天秤》《終末の時計 ザ・クロック》をトリガー!

まずは《勇愛の天秤》で手札の《“乱振”舞神 G・W・D》を捨てると2枚のカードを引き、《終末の時計 ザ・クロック》でターンを終える。

シールドの枚数差が開いてしまったヨネヤマだが、自身のバトルゾーンにも《煌龍 サッヴァーク》はいるので、このままシールドを回復しあうシーソーゲームが始まるのかと思いきや、手札からは2体目の《煌龍 サッヴァーク》が召喚される!!

出た時の能力こそオチャッピィの表向きの《ドラゴンズ・サイン》が代わりに墓地に置かれ防がれるが、戦線の強化としては申し分ない1枚を引き当てたヨネヤマは《煌龍 サッヴァーク》で何も表向きのシールドが付いていない2枚を目がけ攻撃。

自身が追加するシールドも裏向きを2枚と、オチャッピィの1体のみの《煌龍 サッヴァーク》に破壊耐性の機会はあまり与えたくないという意図が伝わってくるプレイだ。

ここでの2枚のブレイクでオチャッピィは《次元波導魔法 HAL》をトリガー、手札を2枚増やすが盤面の状況は変わらない。

しかし、オチャッピィには同系戦に対しての対策がしっかりと用意されていた。

オチャッピィは自身のターンが来るとまずは2枚の《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》を使ってクリーチャー面を召喚し、呪文面を唱える。

ヨネヤマの行動にある程度制限をかけたところでまずは《サッヴァーク ~正義ノ裁キ~》で攻撃、2枚のシールドをブレイクした後で《煌龍 サッヴァーク》が攻撃すると、手札から飛び出たのは《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》!!

ヨネヤマの2体の《煌龍 サッヴァーク》をフリーズさせ、機能不全にさせただけでなく《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》は表向きにシールドに置かれるので破壊耐性の盾も一つ増え、打点も回復!!

再び攻撃できる状態になった2体のマスター・ドラゴンを止める術はヨネヤマのシールドには用意されてなく、まずはオチャッピィが一勝。

ヨネヤマ 0-1 オチャッピィ

 

Game2

ここからは2本先取なので先攻も貰ったヨネヤマはまずは1本を取り返したいところだろう。

しかし、1Game目同様オチャッピィは2ターン目《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》3ターン目《終末の時計 ザ・クロック》と序盤から手数の多さでヨネヤマを攻める。

その間もマナチャージのみでターンを終えているヨネヤマは《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》《終末の時計 ザ・クロック》にシールドをブレイクされた後でファーストアクションとなる《ルソー・モンテス/法と契約の秤》をクリーチャー面で召喚。

ヨネヤマは自身の手札から《煌龍 サッヴァーク》を捨てた後でオチャッピィの手札から《終末の時計 ザ・クロック》をむしり取る。

しかし、盤面の2打点は放置されたままなのでオチャッピィは攻め手を緩めず《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》《終末の時計 ザ・クロック》の順に攻撃をし、ヨネヤマのシールドはあっという間に1枚になってしまう。

それでも4枚目のシールドで《SMAPON》を引き当てたヨネヤマは《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》を破壊した後で《SMAPON》を山札の下へと送る。

こうして何とか5マナ目に到達したヨネヤマは《ドラゴンズ・サイン》ではなく2枚目の《ルソー・モンテス/法と契約の秤》の呪文面を使って墓地の《煌龍 サッヴァーク》を復活させる。

オチャッピィが《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》に特化した構築であればヨネヤマは《ドラゴンズ・サイン》に加えて《勇愛の天秤》《ルソー・モンテス/法と契約の秤》を使って何が何でも5マナ目で切り札をバトルゾーンに出そうという構築なのだろう。

こうして早出しされた《煌龍 サッヴァーク》はオチャッピィの《終末の時計 ザ・クロック》シールドへと磔にする。

シールドは後1枚まで追い詰めたオチャッピィだがアタッカーがいなくなってしまったので、今度は《ドラゴンズ・サイン》の手打ちから《サッヴァーク ~正義ノ裁キ~》を呼び出す。

《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》が表向きになった1組のシールドが追加されると、1ターンのみでもブロッカーをもった《サッヴァーク ~正義ノ裁キ~》は頼もしそうにみえるが、Gameを1本落しビハインドとなっているヨネヤマはここで2枚目の《煌龍 サッヴァーク》召喚と気迫を見せる。

オチャッピィの《サッヴァーク ~正義ノ裁キ~》は裏向きのカードのみのシールドの上に押し込まれ、ヨネヤマの《煌龍 サッヴァーク》が攻撃すると、今度はヨネヤマが《撃髄医 スパイナー》が表向きとなった1組のシールドを新たに追加する。

ゲームの主導権をヨネヤマに握られ始めたオチャッピィは、負けじと《煌龍 サッヴァーク》を召喚。能力でヨネヤマの《煌龍 サッヴァーク》を磔にしようとするがここではヨネヤマはオチャッピィのシールドの上の表向きの《終末の時計 ザ・クロック》を墓地に置きこれを防ぐ。

このやり取りのあとでヨネヤマは返しのターン《“乱振”舞神 G・W・D》を召喚すると、出た時の能力でのバトルでオチャッピィの《煌龍 サッヴァーク》とバトル、負ける代わりにオチャッピィの表向きの《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》を墓地に置き、破壊から守る。

オチャッピィのシールドの上から後の驚異となるものを吟味して剥がしながらも攻めるヨネヤマは《煌龍 サッヴァーク》の攻撃で《サッヴァーク ~正義ノ裁キ~》が表向きとなった1組のシールドを追加しながら2枚ブレイク。

そのうちの1枚から《唸る鉄腕 ギリガザミ》がトリガーされ、ヨネヤマの2体目の《煌龍 サッヴァーク》がバウンスされそうになるが、ここではオチャッピィの表向きの《サッヴァーク ~正義ノ裁キ~》を代わりに墓地に置く。

残り2枚となったシールドがブレイクされ、その内容をオチャッピィが確認すると《ドラゴンズ・サイン》《ルクショップ・チェサイズ》がトリガーされる!!

これには驚きながらも喜ぶオチャッピィは《ドラゴンズ・サイン》から《煌龍 サッヴァーク》を出し、ヨネヤマの《煌龍 サッヴァーク》を狙う。

これにはヨネヤマの表向きのシールドの内から《サッヴァーク ~正義ノ裁キ~》が墓地に置かれることで、防がれるが《ルクショップ・チェサイズ》はスーパー・S・トリガーの能力を発動しながら新たなシールドが追加された!!

この明らかに危なそうなシールドを《“乱振”舞神 G・W・D》が強制攻撃でブレイクしなければならなく、このシールドから《スーパー・エターナル・スパーク》が飛びだす。

こうして最後のアタッカーである《ルソー・モンテス/法と契約の秤》が裏向きにシールドへ送られると、オチャッピィは何とか自分のターンに辿り着けたのだった!!

自分のターンが来るとオチャッピィは《唸る鉄腕 ギリガザミ》の上に《偉大なる魔術師 コギリーザ》をNEO進化させる!!

《偉大なる魔術師 コギリーザ》はアタックトリガーで墓地の《スーパー・エターナル・スパーク》を唱え自身の進化元である《唸る鉄腕 ギリガザミ》をシールドに変える!!

そう、これこそがオチャッピィが用意した《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》に続く第二の秘策!!

そして《煌龍 サッヴァーク》の攻撃と共に第一の秘策である《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》が唱えられると、ヨネヤマはGame1同様、反撃の手立てを失ってしまうのであった。

 

Winner:オチャッピィ

 

受けデッキが上位に増えることを見据えての《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》、そして《偉大なる魔術師 コギリーザ》とオチャッピィの構築とプレイが光る一戦だった!!

オチャッピィ、このまま優勝まで駆け抜けるのか!?

 

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