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デュエマ仙台店の 店舗ブログ

【テキストカバレージ】TCGフェスティバル ラボCS メタゲームブレイクダウン

by 塚本 樹詩

今大会の丁度一週間前に新弾であるDMRP-06『双極篇 拡張パック第2弾 逆襲のギャラクシー 卍・獄・殺!!』が発売された。

このパックの影響により2大マスターの恩恵を受けた【ビートジョッキー】及び【デ・スザーク】が一番の収穫を得たかと思われるが、135名による大規模な大会での分類がどうなったか、まずは数字で見てみよう。

■デッキ分布

・予選ラウンド
ビートジョッキー…45人
ジョーカーズ…20人
デ・スザーク…18人
トリガー・ビート…18人
サソリ・ループ…16人
九十九語…7人
サッヴァーク…6人
メタリカ…2人
ローグ…3人

・決勝ラウンド
ビートジョッキー…14人
トリガー・ビート…7人
サソリ・ループ…4人
デ・スザーク…3人
ジョーカーズ…3人
九十九語…1人

・ベスト8
トリガー・ビート…3人
ビートジョッキー…2人
ジョーカーズ…2人
サソリ・ループ…1人

最大勢力はやはり【ビートジョッキー】で45人ものプレイヤーが使用したが、ベスト8まで残ったのはたった2人という結果になった。

ベスト8最大勢力は【トリガー・ビート】の3人で予選使用数18から3人も抜けていて、今回の勝ち組というに相応しい結果となった。

■アーキタイプ別解説

・ビートジョッキー
今大会最大勢力となったのが新弾のマスター・レアである《“轟轟轟”ブランド》を得た【ビートジョッキー】!

この《“轟轟轟”ブランド》を始めとして《ミサイル“J-飛”》《グレイト“S-駆”》といったGGGを持ったクリーチャーが採用される中、《ニクジール・ブッシャ―》を採用して更にスピードアップを図るプレイヤーも非常に多かった。

【ビートジョッキー】といえば《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》《“必駆”蛮触礼亞》のコンボを主軸に据えたタイプのデッキも数多く見られたがラウンド5で登場したTIGHTが数人とシェアしたリストでは《“轟轟轟”ブランド》も同時に採用され、かつ火文明のみで構成されたリストが今大会でも一番の印象を見せていた。

 

最大勢力になると予想されていたアーキタイプに対して、そのデッキパワーを崩すことなく《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》《“必駆”蛮触礼亞》で差をつける着眼点は非常に良く、TIGHTが言うには後手の方が有利がつくとのことだ。

新たなキーカード能力となったGGGを最大限に活かすためにはシールドをブレイクされて手札を増やされないことが重要だが、増えた手札を利用して《“必駆”蛮触礼亞》から《“轟轟轟”ブランド》を叩きつけて盤面を総ざらいするパターンもあるので、是非一度はTIGHT印の【ビートジョッキー】も試してもらいたい!

また、従来の型である水文明のカードを使って必要パーツをかき集める《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》《“必駆”蛮触礼亞》のデッキもベスト8に一人進出しているので、このコンボがいかに2ブロック内でも強力かを示す形になっただろう。

・ジョーカーズ
今大会で優勝した【ジョーカーズ】は現時点での正解なのだろう。

シールド・トリガーの厄介さを嫌ってか《王盟合体 サンダイオー》を主軸にした火ジョーカーズタイプの構築や《ジョジョジョ・マキシマム》の採用が目立った。

新勢力である《サイコロプス》は赤い《制御の翼 オリオティス》とも言えるカードで、序盤の牽制以外にも、火文明のマナの供給やJ・O・Eによるドローと幅広い活躍が見込める。特に決勝ラウンド2でフィーチャーされたヨーカンにより明かされた《ムシ無視のんのん/灰になるほどヒート》とコンボはアグロデッキへの確かな解答になるだろう。

それだけでなく、デッキの全てのジョーカーズ・クリーチャーへアクセスできる可能性を持つ《キング・ザ・スロットン7/7777777》《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》が殿堂入りした後にはデッキの中のジョーカーズの濃度が高まりそうなので、今後活躍が見込める一枚となっている。

・サソリ・ループ

《阿修羅サソリムカデ》《堕魔 ドゥポイズ》の2枚を使って墓地を肥やしながら復活を繰り返し、最終的には《水上第九院 シャコガイル》《終末の時計 ザ・クロック》を復活させ特殊勝利を狙うのがこの【サソリ・ループ】。

ベスト8にも残っており新カードこそ採用されていないものの《無法地帯 マクラーゲン/無法警報PSY》《龍装医 ルギヌス/地獄のゴッド・ハンド》といったツインパクトカードの採用によりブロック構築環境から進化を見せている。

・デ・スザーク

新たな切り札として登場した《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》によって決定力が増した【デ・スザーク】。

ベスト8への進出はならなかったものの、決勝ラウンドへの進出率は悪くなく、この先も研究が進みリストの練度が上がれば、まだまだ活躍の可能性のあるアーキタイプだろう。

・トリガー・ビート


今回最大の勝ち組となったのがこの【トリガー・ビート】。
環境に存在する、ありとあらゆる有用なトリガーを詰め込み《煌龍 サッヴァーク》でシールドを増やしながら、守りを固める柔軟性の高い受けデッキとなっている。

そのデッキリストの自由度の高さから様々なアプローチが見られるが、アグロデッキへの耐性や同系戦の決定打となる《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》を採用しているリストが上位に数多く残った。

新弾からはデッキに火文明を含む場合は踏み倒しへの牽制として《サイコロプス》を採用しているプレイヤーが多く見られた。

■総括
最大勢力となった【ビートジョッキー】だが新弾発売翌週ともあってかマークのされ方も尋常ではなかったのだろう。この先も安定した動きをみせそうな【トリガー・ビート】や【ジョーカーズ】に対してプレイヤーの意識が移っていくこととなるが《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》殿堂の影響で【ジョーカーズ】も課題を抱えることとなる。

更に言えば新たな収穫の多かった【ビートジョッキー】や【デ・スザーク】がデッキ自体の練度をあげればメタゲーム上での立ち位置も変わってくるので、今後も2ブロック環境のメタゲームからは目が離せなそうだ。

 

【テキストカバレージ リンク】
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決勝トーナメント1回戦
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