【テキストカバレージ】TCGフェスティバル ラボCS 決勝トーナメント2回戦:ヨーカン vs. 森のくまさん
By 塚本 樹詩 Photo by 後長 京介
ベスト16出揃う。
ここを抜ければベスト8となるが、決勝トーナメントはまだ序盤といったところで他のカードゲームのブースに負けない熱気がフロアには充満していた。
その中から、しっかりとしたプレイが印象的だった2名のプレイヤーの試合をお届けしよう。
じゃんけんの結果、森のくまさんの先攻でデュエマ、スタート!
森のくまさんが《ドラゴンズ・サイン》をマナチャージしてターンを終える。
ヨーカンはここで《ジバボン3兄弟》マナチャージから《メラメラ・ジョーカーズ》をプレイ。手札から《メラメラ・ジョーカーズ》を捨てた後に2枚のカードを引く。
再び森のくまさんにターンが渡ると、次は《あたりポンの助》をマナチャージしてターンエンド。
ここから暫くマナチャージのみの行動を繰り返す森のくまさんに対して、ヨーカンは《ジョジョジョ・ジョーカーズ》を絡めてながらも《ガンバG/ガガン・ガン・ガガン》の呪文モードを3回も唱え、瞬く間にマナを伸ばしていった!
あっという間に7マナに到達したヨーカンがいよいよと、戦場に繰り出したのは《キング・ザ・スロットン7/7777777》!
《“轟轟轟”ブランド》や《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》を得た【ビートジョッキー】や【デ・スザーク】だけがアップデートされたアーキタイプではない。
それを示すのがジョーカーズの新兵器《キング・ザ・スロットン7/7777777》!!
ヨーカンはその能力を使って山札の上から《ムシ無視のんのん/灰になるほどヒート》《ジョジョジョ・ジョーカーズ》《ガヨウ神》と公開。その全てがジョーカーズのカードであったので、その中から《ガヨウ神》をバトルゾーンに出す。
2枚カードを引いた後に《パーリ騎士》を捨てて再び2ドロー。
こうしてマナ加速から大技までの”溜め”を済ませたヨーカン。
こうなると、そろそろアクションを起こさないとまずい森のくまさんであったが、ここで《終末の時計 ザ・クロック》をマナチャージすると、ようやく到達した5マナを使って《ドラゴンズ・サイン》!!
森のくまさんがヨーカンよりも先に切り札に到達!!
そう、森のくまさんはデッキの大半がS・トリガーで構成されている【トリガー・ビート】
そうなると切り札は攻めながらシールドを供給してくれる最強の守護神《煌龍 サッヴァーク》だ!!
絶対的な守護神はまずその力を行使しヨーカンの《キング・ザ・スロットン7/7777777》をシールドへと張り付ける。
返しのターン、《ドラゴンズ・サイン》の恩恵をもってブロッカーを得ている《煌龍 サッヴァーク》が睨みをきかす中、ヨーカンは2体目の《キング・ザ・スロットン7/7777777》を召喚し、打開策を山札の上に求める。
《ジョジョジョ・マキシマム》《パーリ騎士》《サイコロプス》が公開され、ヨーカンは《サイコロプス》をバトルゾーンに出す。
《サイコロプス》は《煌龍 サッヴァーク》を山札の下へと強制送還させようとするが、張り付けられた《キング・ザ・スロットン7/7777777》が身代わりに墓地へと置かれる。
たった1アクションで事態を好転させた森のくまさんは、この好機を活かすべく《“乱振”舞神 G・W・D》を召喚し、能力で《ガヨウ神》とバトル。
《ガヨウ神》を討ち取り手札を増やしてからいよいよとなる《煌龍 サッヴァーク》でのドラゴン・W・ブレイク!!
《煌龍 サッヴァーク》と《サッヴァーク ~正義ノ裁キ~》をそれぞれ2枚のシールドの上に置き、身代わりを都合2つ用意した。
しかし、ここでヨーカンは《ジバボン3兄弟》をトリガー!まずは《“乱振”舞神 G・W・D》を破壊し、次は《煌龍 サッヴァーク》を狙うが、ここではシールドの《煌龍 サッヴァーク》が身代わりに。
森のくまさんの《煌龍 サッヴァーク》にマウントを取られ続けていたヨーカン。
このままじわじわとドラゴン・W・ブレイカーによって締め上げられてしまうのかと、思いきやヨーカンもようやくここにきてデッキの切り札に辿り着く。
ヨーカンの1ターン目のマナチャージ、そしてファーストアクションは真っ赤に燃える火文明のカードだった!!
森のくまさんの使う【トリガー・ビート】に対してこれ以上ない解答。
しかし、《王盟合体 サンダイオー》のブレイク数は2で森のくまさんのシールドは無傷の5枚だ。
この押しだけでは足りない。
そう、だからこその《ジョジョジョ・マキシマム》だ!!
そして森のくまさんのシールドは全て、墓地に置かれヨーカンが鮮やかに逆転したのだった!!
Winner:ヨーカン
決まったら最後の《王盟合体 サンダイオー》+《ジョジョジョ・マキシマム》のコンボだったが2体目の《キング・ザ・スロットン7/7777777》の能力の際に《ジョジョジョ・マキシマム》が山札の下へと送られてしまい、どうなるものかと思った矢先に、最高のタイミングで引き寄せていた。
その瞬間、ヨーカンの後ろで見守っていたおんそくは背筋の伸びる思いを抑えるのが大変だったと後に語ってくれた。
新弾発売の影響で使用者が爆発的に増えるであろう【ビートジョッキー】を見据えての【トリガー・ビート】を更に見据えた【火ジョーカーズ】であるが、【ビートジョッキー】に対しての対策はどうしているのかをヨーカンに尋ねた。
新たな収穫であった《サイコロプス》をより活かすべく採用した《ムシ無視のんのん/灰になるほどヒート》の呪文面で《サイコロプス》を出すことによって《“轟轟轟”ブランド》等の踏み倒したファッティをボトムに送りつつも、小粒をバトルで潰せるので序盤の猛攻に対しても解答は用意してあるとのことだった。
向かう所、敵なしのヨーカンがまずはベスト8へと進出!!
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